テーマ
ZX7RRのボディーリハビリ2
使用したペイントは、イサム塗料の2液ウレタンスプレーです。
たまたま、ライムグリーンって有ったので、メーカーに問い合わせてもらいました。
すると、近いですけどカワサキ純正ってわけではありません〜!
でも、その近いってので決まり〜!!
多少違おうが、ウレタンの分厚い塗膜の良さは超魅力〜
もし、まるでダメ男ちゃんなら、タンクとフロントフェンダーもエステさせて頂きます!
もし、微妙なところなら、それこそ世界に一つの愛機誕生ってワケネ〜
下塗り後は、充分なオープンタイムを取って仕上がりを最終チェック!
どれくらい? っていうと許される限りって事。
というのは、パテをタップリ塗って補修していると、肉痩せが少ないといっても多少は影響してくるからです。
もちろん、それまでにもオープンタイムを取りながらやってるわけですけど、何せこの先は後戻りが大変だから‥‥‥
それで、せめて4〜5日程度は、安全な屋内で静かに養生させます。
もし、不具合が出れば、塗ったり研いだりと手直しをします。 |
|
いよいよ上塗りですが、上塗りにはボディー色塗装とさらにクリア塗装の2工程があります。
ボディー色がメタリック色であればクリア塗装を必ずしないといけません。
しかし、そうでない(ソリッド色)場合は、省略するのが一般的です。
ところが、最近では、ソリッドであってもより美しく丈夫な塗装にする為、クリア塗装されるケースが増えています。
実は、7RRもされているようなので、それにならってクリア塗装までしました。
*各写真をクリックするとアップ写真見れます。(枠付きのみ) |
|
|
上塗りでソリッド色は、滅多に塗らないけど、メタリックやキャンディーカラーと比べると気楽です〜
何度塗っても濃さが変わらないし、もちろんムラも出来ないし!
しかも、これは、2液ウレタン!
しっとりと、塗膜の厚みが違います。
艶も出て、このままでも磨けばかなりイケソウ!?
調子にのって垂らしても、後で削りがいがあるって感じ‥‥‥やっぱりイヤ!
とはいえ、2度塗り後、2日養生させてから#1500で軽く水研ぎをし、小さなブツとかを綺麗にして、いよいよクリアです。
それと、塗装時の注意点として、しっかり換気する事と防毒マスクをする事。
簡単な防塵マスクじゃ、肺の塗装は防げたとしても、有機溶剤は吸着出来ないからね。
特に、換気がいい加減な工房なら中毒にもなりかねません! |
|
|
|
アッパーカウルは、ラムエアダクトとフェンダー側の逆アールが塗り難い
スプレーに充分な角度が付く様に、大胆に体を動かしながら手際よく |
マスキングを外したところ
スパッと綺麗に塗り分け出来ました
これも、プロフェッショナルテープのオカゲ! |
これは、電動ファン?
ファン違いの換気扇です〜
こんなの2個を回してます
一応、ダウンフローの強制換気! |
|
|
|
クリア塗装後の右カウル全体 |
転倒キズもすっかり消えてるハズ |
空中肉盛り部もしっかりと完成 |
|
|
|
クリア塗装後の左カウル
元々、程度が良かったんでこれ1枚 |
あんこうの吊るし切りではなくて、スタンドに引っ掛けて(のっけて)塗装
アッパーカウルは、超3次元に塗らないといけないんで大変で〜す! |
これは、センターカウル
吊るすとフック部が邪魔をするし、かといって糸だと回ってしまうし
ネットスタンドは便利です〜 |
2液ウレタン塗装2度塗りの上に、同じく2液ウレタンクリアを2度塗り。
普段、よく使うエナメルやアクリルラッカーに2液ウレタンクリアをカバーすると、オオーッ!てぐらいに質感が増します。
ところが、このライムグリーンは、2液ウレタンな為、それだけで充分に綺麗!
クリアでカバーしても、明るいソリッド色ということもあって、深みが増すとか輝きが増すとかの変化は少な目。
これで、全ての塗装が終了。
完全硬化は、24時間となっているけど、仕上げで磨きを入れるので、さらに4〜5日養生してから作業開始。
とくに艶がひけているところも無く、綺麗に塗れたんと違う? な〜んて一仕事終えた充足感が湧いてくる。
全体を#2000で軽く水研ぎ後に、手仕上げ用の液体ポリッシュで優しくフィニッシュ!
|
|
|
|
目元くっきり、とっても美形です〜!
パールが柔らかに光沢を放ちます |
リアフェンダーは、ブラックで決まり!
一応、ブラックマイカ塗装にしてます |
ブラックフェンダーで、シートカウルの跳ね上がったデザインが復活した! |