DIYで出来る外構(門塀)

 
 
外構‥‥‥がいこう
 
 
<和洋の庭まで作り込まれた外構プラン例>

新築時にここまでしちゃうと、この先の楽しみはどうなるの?

余計な心配をしてしまいます。
 


 
 
  
 外構といいますと、まず、門構えと塀がイメージされます。 
 しかし、なぜ住まいにとって、そのような物が必要なのか、一度お考えになられる事をおすすめします。
 
  
 ポストや、インターホンがないと困るから。
 交通量の多い道路に面しているから防音の為に。
 交差点で車が突っ込んで来ると危険なので。
 ペットが外に出ると困るから。 
 子供が、庭で安全に遊べるから。 
 泥棒が入って来たら困るから。 
 野良猫や野良犬が入って来たら嫌だから。 
 所有地をはっきりさせておきたいから。
 一軒だけしないわけにいかないから。 
 道路から家の中が丸見えでは困るから。
 勧誘やセールスが入って来ないように。
 庭の背景として必要だから。 
 家を立派に見せたいから。 
 街並を良くしたいから。 
 台風の時、吹きさらしでは危ないから。 
 傾斜地で、物が落ちたら危ないから。
 敷地が一段高いので、土が流れないように。
 ‥‥‥‥
   
 他にもまだあるでしょうか?

                       壁テニスをしたいから‥‥う〜ん参った
 

 以上を少しまとめてみると 

 家の顔
 防音 
 防護
 囲い
 目隠し
 街並への調和
 見栄え

 このような要素が外構に求められています


 
 
  
 結論から言います! ⇒ ブロックを高く積み上げる必然はないのです。
 
  
 もちろん、防音や防護に限れば、重量のある強い物が有利です。
 しかし、防音は、むしろ建物のサッシの気密性や外壁性能を高めるべきです。(建築後でも方法は有ります)
 音波は、反射や屈折をしてきますので、吸音を重視した湾曲スタイルの高速道路防音壁みたいにしないと‥‥。
  また、防護もRC造(鉄筋コンクリート)ならまだしも、ブロックでは負けてしまいますし、さらに恐ろしい事は倒壊した時の2次災害です。
 ブロック塀で最悪なのは、一文字に高く積む事です。
 控え壁もなく、身長程も積み上げてあるのを見かけます。
 まして道路際一杯ですから、ベースは、敷地側にしか有りません。
 これでは余程の対策を講じていない限り、自ずと傾いてあたりまえです。

 対策よりも基本を重視して下さい。
 もし、ブロック造でデザインするなら、施工基準を守るのは当たり前、さらに、より低く
より前後に立体的なデザイン且つ、一体的な構造にする事をお薦めします。
 まず、最初のデザイン時点で、強度的なアドバンテージを充分に持たせるのです。
 地球上に動かない物はない!いつ強大な加振力が襲っても大丈夫な様に考えるのです。
  このような事は、大きな地震を経験したものが、率先して取組むべきと思います。

 それとは別に、最初からあまりにも作り込み過ぎて、後々でにっちもさっちもいかなくなる事も起ります。
 住まいづくり = 破壊してのやり替え(リフォームともいうけれど)で大変苦労される事となります。
  そういえば、沢山こわしてきたな〜‥‥‥もったいな!

 作った時の手間賃は仕方ないとしても、せめて材料でも残れば‥‥ところが、なんと処分代ときたもんだ!
 


 
 
 では、コスト、手間、安全性、建物.街並への調和、普遍性等‥‥総合的に最も優れていると思われるスタイルを御紹介します。
  
 敷地の周りをリブブロック等の片面化粧ブロックを2〜3段(無理のない範囲で)積み、土留めとします。
 天端は、笠木ブロックでもレンガでもピンコロでも左官でも、お好みで。
 この土留めの高さが、フェンスの据え付け高さに影響し、さらに庭作りに大切な起伏の大きさに影響します。

 次に、土留めから30cm程(多いに越した事はないですが)控えて、独立基礎でメッシュフェンスの1〜1.5m高を建てます。

 土留めとフェンスの間には、サツキ等の潅木を根締めとして植えます。

 フェンスの内側に、ベニカナメモチやカイヅカイブキ、日光ヒバ等の生垣用苗木を植え、フェンスをよりどころに、杭や竹等で簡単な支柱を作ります。
 生垣が育つ迄の目隠しを考えるならば、朝顔でも這わせて下さい。

 内側の景観は、次の庭作りの段階で、土留めを作ったり、根締めや庭木等の植栽をして行く事になります。

 当初は、フェンス塀といった感じですが、ヤングファミリーには、開放的で似合っていますし、10年経てば、立派な生垣になります。



 まず、土留めが、土の流出を防ぐとともに境界を示します。
 さらに、フェンスがある事で、囲いとして充分機能しますし、台風等でも生垣は守られます。
 また、生垣が成長することで、目隠しになります。
 そして、緑が育って、建物や街並に調和しないはずもないでしょう。

 最後に、家の顔としての門廻りの役目ですが、機能門柱タイプ等の既製品が、分かりやすくて良いと思います。



 以上を最もコストのかかる道路面のデザインにすれば、驚く程のコストダウンが出来ます。
 工事を何年も待たずに、今直ぐでも作れます。
 囲ってしまえば、庭づくりも出来ますし、住まいづくりは着々と動き出します。

 う〜ん  でっ、DIYで出来るでしょう!?  

ブロック積みタイプの門構えについて
 
  
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