ブロック積みによる門構え
   

 
多少なりとも、門構えをブロック積み等で作りたい‥‥‥ 
その場合の注意点をあげてみましょう。 
これは、DIYに限らず、参考になると思います。
 それでも、何と言っても、システムタイプがDIYには適している!
 
片門柱で、表札、ポスト、門灯、インターホン等の設備を分りやすくまとめたいのであれば‥‥‥ 
やはり、機能門柱のブロック、石材、タイル調の物がお薦めです。 
重量も軽く、構造的にも安心で施工も簡単です。 
質感がどうも‥‥‥?  
と思われている方は、展示場で一度御覧下さい。 
たぶん思っていた以上の‥‥らしさが有ると思いますよ! 
それともちろん、両門柱も、そして屋根付き、ゲート付きのトータルシステムの物まで有りますよ〜!

えっ!どうしても!って‥‥確かに叩けば違いがわかりますが‥‥
 

 ブロック等を使用する場合の注意は?
 
では、どうすれば? 
門柱には、とにかく頑丈なベースを作る事!
左右一対の門柱を設ける場合には、ポーチと門柱のベースを一体化して安定性を高めます。
ベースには、異型鉄筋をメッシュに配筋し、15cm以上の厚みでコンクリートを打設します。
ブロック積みの縦筋は、L字に曲げ、ベースのメッシュに結束します。
門柱のデザインは、前後の奥行き左右の拡がり等で、出来れば安定性の高いものに。
屏風を立てているようなイメージで考えると良いと思います。
 
 
圧迫感の無い門柱は、身長より少し低い程度、出来れば150cm以下に止めたい。
どうしても大きい門扉を取付けたい場合は、ブロックの高い部分を少なくする為に、段状に袖の高さを低めます。
ところで、門扉は、高さ120cm(H12)から140cm(H14)にサイズアップすると、上級グレードになってグッと高くなります。
ここで大切な事をちょっと‥‥
独立した機能門柱等でしたら、門周りを作り上げていく過程でとにかく融通が効きます。
悪く言えば、行き当たりばったりでも何とかなると言う事です。
ところが、ブロック等で作るとなるとそうはいきません。

そこで大切な事は、簡単に言えば『図』を書くって事です。
気に入ったデザインの写真や、雑誌やカタログの切り抜き、スケッチ等は用意されると思いますが、それでは不十分です。
何も絵は上手でなくてもよいのですが、寸法を入れた図を作る事によって、本当に出来る準備が整うわけです。

さて、寸法は何から決まるでしょうか?
好きな門扉のサイズから‥‥、敷地を地割りしていくなかで‥‥、建物や敷地とのバランスから‥‥、等々。
忘れてならない事は、出入り口であるって事!
他にカーポート等の広い通路が有れば違ってきますが、そうでなければ、大型冷蔵庫もそこを通るって事です。
そう考えると広いに越した事はないですが、間口120cmは欲しいところです。
そして、その両横に門柱ですから、工事範囲は拡がっていきます。
ちょっと、ペースをあげます。
奥行きは、ポーチの寸法になりますか?
道路から少しは後退(奥に入れる)させ、扉を手前に開いた露落ち範囲程度とすると、1mぐらいは必要です。
以上の様な大枠を押さえて、敷地に余裕が有れば、さらに色々考えられるし、そうでなければ一工夫必要になります。
まず、ポーチの仕上がり高さ、門柱の間口を最初に基準として、残る部分を考えていきます。

こうして、実際に施工するまでに、仕上がり寸法だけでなく、下地寸法まで出しておきましょう。
その為には、既製品なら本体寸法だけでなく、取付に必要な隙間等の施工寸法も確認します。
これは、何も門扉に限らず、ブロックならば目地寸法、仕上げがタイルなら目地と貼り代まで。
モルタル塗厚は、状況に応じて決めれば良いでしょうが、1〜2cmぐらいでつもりします。

まあ、門扉の吊り込みも、下地段階で確認出来ますので、どうにかなるとは思いますが‥‥
一度でうまくが、楽に決まっています!
 

技術的な部分については、ブロック工業会等による技術書や各メーカーの製品の施工基準に基づいて下さい。
以下にちょっと追加のアドバイス
 
ブロック積みの目地については、下地積みであってもしっかりと入れます。
しっかり入れるとは、隙間なく入れるだけでなく、目地ごてで押さえて(こすって)、ブロックとしっかり馴染ませる事です。
もちろん、モルタル左官仕上げ、タイル仕上げに限らずです。
もし、これをいい加減にすると、強度面と防水面で差が出ます。
塀といっても、車の振動はもちろん、温度変化による膨張収縮で動いています。
もちろん、地震もそうですし、門扉の開閉だってそうです。
目地がいい加減であれば、モルタルにクラックが出たり、タイルが割れたりもします。
どうしても多少は避けられない? っていうレベルでは無いって考えて下さい。
また、そこまでいかなくても、細かいクラック(ヘア−クラック)が、弱い目地部分に沢山生じます。
クラックには、汚れも付き易いしアク(白華現象)が出たりもします。
 
 
 最後に、外構デザインは、ブロックやタイル、門扉等の単品の柄や形だけで表現すると趣きに欠けます。、
 出来るならば、植栽や建物、周囲の景観まで含めて作り上げる様にして下さい。 
 折角の一戸建て住まいです! 
 呉々も、主役不在の展示場の門構えにしないで下さいね〜!
 
 
門扉のデザインやカラーリングをまかせっきりにしていると〜? 

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