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9R復活プロジェクト第2弾
切ったり貼ったりの続きです。
欠損部も1ケ所毎直します。
後で削れば良いと言わずに、ある程度ラインを出しておきます。
コーナー部も同様にある程度は、Rを出しておきます。
内側の様子
切ったり貼ったりを一通り終えたカウル内部。
補修後にひねってみて、ぺキッと音が出たらだめです。
その部分は、しっかり接合出来ていませんので再度やり直しです。
修復後の左部分
補修部は、薄付けパテで修正し、耐水ペーパー(紙ヤスリ)で水研ぎして仕上げます。
サイドカウル部も同様に仕上げます。
ヘッドライトの取付開始〜
いよいよ細部の補修に取りかかります。
ヘッドライトの取付部とヘッドライトボディーを直します。
左下部のカウル側の取付座が欠落し、右下部はヘッドライトボディー側が欠落。
上部の取付部は、2ケ所とも欠損。
以上のとおり、通常ならばカウルはもちろん、ヘッドライトも取替えでしょう?
カウル側取付部の造型
左下部の補修部は、カウル側のナットの取付座が欠落しておりましたが、元どおりの薄肉形状では、補修材の強度面で不安があるため、ボルトを立て込む事にしました。
(左上の出っ張りは、取付座のなごりです。補修方法を変更したため変に残ってます)
補修材は、エポキシ樹脂の粘土状タイプの物を使っています。
ヘッドライト側取付部の造型
右下部は、ヘッドライト側の取付け部が欠落しており、肉盛りして成形しています。
この時、大きく包み込む様に肉盛りする事と、マスキングテープを取付座に貼った上で、密着させて成形する事が重要です。
取付座と密着させないと、ビス締めした時に無理な力が加わり折れる事になります。
同様の意味から、手前の面は、硬化後にヤスリがけをし平行面とします。
最後に取付穴をドリルで開けます。
つづく‥‥
補修後のヘッドライト
上部は、破片がありますので、接着修理します。
樹脂製の物を接着する際は、種類を確認し、それに適した接着剤を選ぶ必要が有ります。
最近では、修理法やリサイクルをし易くする為、
種類名が鋳込んで有ります。
PP(ポリプロピレン)となってましたので、特に適したもの(ちょっと他より高い)を使用します。
と言うのは、普通では、接着しにくい樹脂(軟質樹脂)だからです。
ちなみに、カウルは、ABS(硬質樹脂)でした。
補修後につや消しブラックで塗装します。
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