事例紹介

 

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いよいよ基礎工事です 立ち上がりはブロックですけど、一応ベース用の鉄筋です。
床づけをします        

水糸をしっかりと張り、高さの基準とします。
ブロック基礎の天端高さから逆算して、底を決めます。 

ブロック高が19cmで、ベースコンクリートを15cm厚、接着モルタルを1cm、均しモルタル5mmとしました。 
底は、水糸から36cm+α、−0cmで、ベースコンクリートの打ち面は、21cm+−5mmで仕上げる事にしました。 

粗掘り状態から、ほぼ均等な深さになるよう調整し、タコで突き固めます。 

底面が、均等な深さで平らに突き固められました。 

鉄筋を配筋し、結束します。 
この際、接続部に充分な重ね代を取り、重ね代の両端で結束します。 
今回は、4mと2m各4本の鉄筋をそのまま使いましたので、1ケ所50cm程度になりました。 
(結束方法によって、太さの何倍以上って規定はあります。) 
 

 

モルタルの作り方へ ベースコンクリートは、荷重による曲げ力で、下側が延ばされます。(土間でも同じ事です) 
その為、鉄筋は下側に入れます。
最低3cmのコンクリートかぶり代が必要な為、枕で浮かせてコンクリートを打ちます。 

今回は、予めモルタルで鉄筋をセットし、その後に、コンクリートを打つ事にしました。 

サイコロを下にかまして、U字形の番線で押さえ付けても同じ事です。

鉄筋を据えます 鉄筋をモルタルでセットしました。 

こうすれば、コンクリートを投げ込んでも、鉄筋が浮いてきたりする事なく、楽に均していけます。 
ただし、完全な一体に打てないってデメは、あります。 

 

仕上げ面の水糸を追加 基準の水糸から、ベースの仕上げ線を追加で張ります。 
ここで、一旦作業終了。 

セメント道具は、その都度、徹底的に洗います。
洗った排水は、強アルカリ性ですし、沈澱物が配管で固まりますので、溝や桝に流さず、現場で吸わせます。 
養生の水気にもってこいです。

コンクリートの作り方へ   
いよいよ正念場です。 

ベースコンクリートは、大変ですが、一気に連続して打ち上げる事にします。 

計算によると、セット用のモルタルを差し引いて、約0.4立方メートル分を練る事になります。 
80リットルのトロ舟ですから、実質7〜8杯ですか? 

砂とセメントを充分空練りして、水を加えて良く練ってモルタルを作って、そこへバラスを加えて、最後の練り上げ! 
これを何とか小休止程度でもって、7〜8回! 

う〜ん、セメントが固まる前に腰が固まりそうだ!! 
経験上、こういったものは、取っ掛かりが肝心。 
セメント4袋、川砂8袋、バラス8袋を並べて‥‥? 
充分に昼休み〜〜!! 

作業中、また作業後の養生が楽なように、日中の炎天下を過ぎてから、気合いを入れて作業開始! 

 

コンクリートを叩きこんで 乾き止めに水をうちながら、水糸に合わせて端から順に、手早く均していきます。 

あまり小さい事にこだわっていると、トロ舟の残りを何度も何度も、練り直す事になって大変です。 

どんどん配って、さっさか均していきます。

出足好調! こんな調子です。 

精神的に、先はあまり見ないようにしときます。

取っ掛かった勢いで  もうひと踏ん張りです。 

5杯目を終わったところです。 
さすがに、一人ではきついわ〜! 
まあ、 
少し日が傾いて来て、コンクリートには好都合です。

ベース打ち完了! 丸7杯で出来上がりました!

急激に乾燥しないように、全体に十分水を打っておきます。

もちろん、体には、後でビールを打って養生です。
うっめ〜〜!!!
だろうな?

これ以上の規模であれば、生コンを手配した方が良いかもしれません。 

深底の一輪車で、どんどん投げ込める様に準備するのが条件です。 
 

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