ZX7RR公道デビュー!

ついについに、この日がやってきた〜!
サーキットを引退したZX7RRは、喜んでいるのか?
下道の国道で街中を2時間近くもかけて、深江の陸事まで
その間、忍者やXJ、CB、ぜファー等沢山のライダーが視線を浴びせる
ネイキッドを積んだ同様のトラックや、何台も載せた有名ショップのトラック達
そんな中にあって、いかにも自走出来なさそうなZX7RRを1台だけ積んで‥‥‥
実は、こうして運転している時が、この先の事も忘れて、とっても気持ちのいい時間
ちょっと、駅前でも寄り道したろか?な〜んて、でも実際のところ誰も興味なんてないハズ〜
馬鹿なことを考えながらも、どんどん時間が過ぎる現実に多少焦らずにはいられなくなってくる
とにかく、検査のあとに続けて登録手続きまで出来ないとタイムアウトって事になってしまうんだから
タイムスケジュールは、午後1時〜3時15分の間で新規検査を終えて4時までに新規登録手続き完了
この時間は、結構ありそうだけど順番待ちとかで消費され、スムーズに事が運ばないと受付終了の憂き目




街中の走行は、本当に時間がかかる。余裕をもって出発したつもりが
すっかり、午後の部が始まって、急いで受付を済ませ、ラインに並ぶ
移動中も、ちょっとエキサイティングなサウンドに皆が振り返ってるよ〜
何気に素人っぽく謙虚な姿勢がとっても大切!ここで目立つのは‥‥
ここは、バイクを降りて賢く押しまわし〜しかも、思わずうつむいて
 

 
 事例紹介


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 検査登録編
 

 検査ラインには、既にやりなれた風な先客がいっぱい!
 しかも、車のラインも溢れ返っているのでバイクの数に対して検査官が少ない?
 これは、マジ時間が厳しくなるかもしれないって感じ。

 そんな最後尾につけているのは、他にR1とスーパー4。
 いかにも市販車って匂いがするR1に対して、7RRは、怪しい匂い!
 スーパー4は、何の問題もなさそう、R1は、サイレンサーだけどちゃんとしたブランドが誇らしげに。
 このR1は、車検受けるの2回目かな〜?
 これも超スンナリいきそう!
 それにひきかえ‥‥‥?
 実は、7RRも本当なら4回目のところが、2回目だったりして!
 まあいい、皆がスンナリいってくれないと時間的にきつくなってくるのは目に見えている。
 あれ?気が付けば一発合格の気になっている〜
 そもそも、今日は、指摘を受ける覚悟の上で来ているハズ?
 それが、守りに入ってると、慌てて醜態をさらす事になるって‥‥‥

 しかし、もう一度来るってのも時間がかかるし、出来れば遠慮させて頂きたいんですが〜

 そんな風に落ち着かない気分で待っていると、差し迫った時間を気にしてくれたのか、一人の検査官が後の方まで来てくれた。
 おっ、2台3台と外観検査をしてくれている〜と思ったら、数台前でそれもお終い。
 その後、結局は、順番にライン通過が終わるまでノータッチで待ったってワケ。
 仕方ないけど、順番だからそれが当り前の当り前。
 ただ、この後に起こる事がわかっていたら、素直に待っていられなかったかも〜〜?

 いよいよ、R1とスーパー4もササッと進んでヘッドライトテストやローラーテストをやっている。
 さあ、次は、7RR!
 登録受付終了まで残すところ30分。
 やれやれ、何とか間に合った〜!

 「書類は?」
 「あれっ!このウインカーは、ダメや!?」
 「前方から見て7平方センチ以上ないと」
 「それに、これは後から見えんで〜」

 
 無情にも書類を直ぐに返され、どうする?ってポーズ
 
 やってしまった〜!
 す〜っかり忘れてた!
 ウインカーは、仮に付けてみただけだったんダベ〜


 予想もしない指摘に、思わず後ずさりしそうになったんだけど‥‥‥
 ここで、引き下がったら、この先の事がどうかはわからないジャン!
 「わかりました。ウインカーは直しますので、続きを行って良いですか?」
 「それと、こんな感じならいいわけですね〜?」

 ノーマルウインカーが無いのはわかっている事なので、仮付けのウインカーを引き剥がして前方に向けてみた。
 「これなら、え〜と、(金尺を当てて)7以上あるわ」
 「こんな感じでステーを両面テープとかでなく、しっかりネジで固定してやり直して」

 何とか、このウインカーをステーで取付ければ適合出来る事を確認し、続きを受ける。
 
 もし、すごすごと引き下がったとしてもどうしようもない!
 残り30分もない中でウインカーを直ぐに手配も出来ず、それよりも、とりあえず一通り見てもらう事が何よりも重要。
 しかも、ウインカーの手直し方法も確認しておけば、間違いなく次回にはOKとなる!
 せめて、ステーを買ってきて付け直す時間があれば良かったんですが、こればかりは、誰に文句を言う事も出来ません。
 待ってる時間があればこれぐらい何とか〜ってこみ上げてくるのを抑えて、後の検査に謙虚に臨むしか‥‥‥
 
 幸い、その他外観、電気まわりもOK!

 「これは?」
 ヘッドライトのマスキングをめくられて書類で配光を確認!
 光軸調整していますって声が届いたかどうか、マスキングをしなおしてラインへ進めてくれた。
 その後は、すんなりラインを通過し、出口横に7RRを止めて確認に戻る。
 とにかく、良かったとしよう!
 これで、ウインカーさえすれば、晴れて公道デビューが保証されたようなもの。
 「どうします?」
 時間がないんで、また出直してウインカーを再検査してもらう事を伝え、限定自動車検査証という現状保存的な検査証発行が出来るようにしてもらう。
 次回は、予約も不要で期限は15日以内、午前でも午後でもいいらしい。
 
 この時点でジャスト4時!
 返却された書類を持ってダッシュで検査窓口へ行き、その検査証を発行してもらう事が出来ました。
 渡された書類は、その証書に不具合内容が書かれた今回の検査票のコピーが添付されており、もちろん、OKの部分もわかるわけです。
 これで超安心!だって、言ってみれば既得権確保ってことですから‥‥‥
 既に4時を過ぎています。
 本日最後の窓口業務のようで、既に登録窓口には担当係官はいません。
 やれやれ、とんだ手間をかけました。
 受け取った書類を見ながら、これまでのリハビリを思い出して、結果的には充分な達成感に浸れたのです。
 帰り道、海岸べりのカフェにでも寄って、ゆっくりお披露目でもしながら帰るとするか?
 いやいや、そんな余裕はなかった!
 忘れないうちに(検査官も)、ウインカーの取付けをし直して、15日といわず、明日に備えないと‥‥‥
 
これはマズイ!  
中途半端なことをするとマジ命取りになるね〜 
ちょっと、雰囲気を楽しみたいが為に、たまたま手元にあったウインカーを仮付けしたのが失敗のもと!
その後、他の事に気がいっちゃって、ちと足りない頭をフリーパスしてしまってたジャン!
 
急作りのステー  
直にカウルへ貼り付けると前方から見えるレンズ面が7平方センチ以下になるからダメ!
そこで、どうだったら良いのかを尋ねれるのが素人の特権!
そこで、ランプを引き剥がして前に向けて尋ねてみたら‥‥‥
そうやってステーをネジでしっかりと付ければOKってことだったので、素直にその通り作ってみました。
コンマ5ミリのアルミ板を切って曲げて、ちゃんとそれらしきネジも有るし〜
 
側面はどうでも?  
カウルの穴にラバーを押し込み、ネジを締め付ければ脱落式のウインカーが完成です。
何も脱落式にしなくてもいいんだけど、こうしないと取付け出来ないんだから仕方ない〜
これでも、ネジでしっかり固定でしょ!?
だって、締めりゃ締めただけゴムが強く挟んでしっかり固定される、正にネジどめそのもの〜!
これで、確かに前方からの視認性はアップしました。
でも、側方がこれでは実走行で不安なんですけど〜?
 
リアは飛び出して  
リアは、ステーを長くしてとりあえずこんな風に取付け。
カウルに直ネジ〜!
当然ながらこれも脱落式!
もしかしたら、カウルも割れてしまうかもしれないけど。
とにかく、まずは合格させる事!
そして、もうちと格好良く‥‥‥?
もちろん、適合させた状態で〜
 


さあ、いよいよ公道デビューだ!!
新たな世界が待っている〜

  
 
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