相談事例の一例をご紹介します。

御質問、御相談 ANSWER
松山市 Sさん

突然のメールで失礼します。カーポートの屋根の修理について教えていただきたいのですが。
カーポートの屋根に、直径10センチぐらいの穴が開いてしまいました。原因はわか
りません。何かが当たったんだろうと思います。
これを、自分で修理しようと思っています。同じような材質の板を、接着剤で接着し
ようと思うのですが、この手順で良いのでしょうか。また、接着剤は、どのような種類のものを使えばよいのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

早速ですが、突然割れていたなんてショックですね!
小さな穴がスポッと開いた場合、原因として良くあるのはボールと物干竿です。
でも、物干竿でコンって突いてしまった場合は、すぐにわかりますよね?
ボールとしたら、車に被害が無かったとすれば、救いって事にしときましょう。
それで、屋根材なんですが、波板ではなく平らな板とすれば、まずアクリル板だと思われます。
10センチってことでしたら、その部分を補修するって案で良いと思います。
それで、割れ方なんですが、丸といっても尖った部分とか、ひびが少しは走っていたりすると思います。
その為、それらを全てカバー出来る少し大き目の板を当てるのがベターだと思います。
30センチ角ぐらいとか? それで素材ですけどホームセンターで種々販売されています。
アクリルもありますが、ポリカーボネートとか安くて丈夫なのではPET板があります。
色の兼ね合いもあるでしょうから、その辺りで選ばれたら良いと思います。
厚味は2ミリか3ミリで、割れた部分の裏表から張合わせれば安心では?
接着については、カートリッジ式のシリコンシーラントを使用します。
ポリカーボネート用とかも有りますが、普通のタイプとかでも自分の知る限りでは特に問題なく使用出来ています。値段が2〜3倍違いますから自己責任で選択してみて下さい。
塗る際の注意は、水拭きの後、アルコールとかで汚れや油気をしっかりと取除き、盛り上がる様に塗ってからブチュって押し付けるようにします。
水気も厳禁ですから、日中晴れている時がベターです。
塗り方は、割れの輪郭全てをしっかりとシリコンシーラントで補修板に密着させます。
その他の部分は、状況に応じて考えてみて下さい。
周囲に切れ目が有れば雨水が入るかもしれませんが、屋根の低い方なら万一入った時の水抜きになるかもしれません。
裏表から合わせるなら穴の部分にも塗っておけば一体化します。
それと、目を離した頃にパラって落ちるかもしれませんので、薄い板とかを骨と骨の間に噛まして下支えするとかテープだけでOKなのか検討してみて下さい。
もし、割れている部分が荒れていても、ヤスリがけとかは要注意です。
傷口を広げる可能性もないとは言えませんから。
もし割れで板に凸凹が出来ていて、ちょっとした事で平らになるなら、それはした方がいいとは思います。
いずれにしましても、高いところでの作業ですから脚立とか充分注意して下さいね〜
特に外側から貼るのは、難しいでしょうから、内側だけでもいいかもしれません。
ちなみに、長尺方向のワンスパン分の板を取替えって方法が正式?っていえば正式です。
それでは、不明な点とかありましたらまた何なりとお尋ね下さい。
まずは、お返事まで
 
千葉市 Sさん

HP見させていただきました。突然失礼いたします。
早速ですが、HPにバイクのエンジン修理がありましたが、その中で「パッキン紙を切って作るか・・・」
とありますが、パッキン紙は何処に売っているのでしょうか。

それでは、御質問の件ですが、バイク用品店がよいと思います。
例えば、南海部品とかドライバーズスタンドとかです。
多分、店頭在庫が有ると思うのですが、陳列品も無く店員も不確かな場合は、以下を御参考にして下さい。
スクーター用品等を取扱っている(株)キタコからガスケットシートが3種類発売されています。
ガスケットシート250ミリ×420ミリ(エンジンまわり汎用)
 1ミリ厚 品番960-0501010 0.8ミリ厚 同960-0501008 
0.5ミリ厚 同960-0501005
価格は、2003年カタログで順に1200,1000,800円となっています。
ちなみに、液体パッキン(ガスケット)では、チューブ入り10gのものが3種類あります。
 TB1212水廻り用 品番969-0500000 TB1215耐ガソリン用 
同969-0500100  TB1207ヘッドGK用 同969-0500200
価格は、同じく400,400,500円となっています。
バイク用品店であれば、恐らくキタコとは取引きされていますので、取り寄せは可能と思います。
株式会社キタコ TEL06-6783-5311 FAX06-6782-0740
 http://www.kitaco.co.jp
もちろん、これを強要するものではありませんので、お店の方のアドバイスを優先し て下さい。
それでは、メンテナンス頑張って下さいね〜!
 
Nさん

室内引き戸のリフォームについて

室内の間仕切り戸(クロス貼りされた板戸)の上半分くらいに灯り取り用の穴を四角くあけて透明のアクリルパネル等をはめ込みたいと思っています。
切り取りは何とかできそうに思えるのですが、切り取った部分の後始末の方法、
板戸の両面から1枚のパネルを支えるようにするためには額縁のようなものを取り付けなければならないのか、次から次へと疑問が湧いてきます。

簡単かつきれいに仕上げるための方法を是非ご教授いただきますよう、
よろしくお願い致します。
早速ですが、御質問の件

引き戸に明かり取りの窓を作られるのですね。簡単でとっても良い改装だと思います。
では、概要からご説明致します。

引き戸は、恐らく中空のフラッシュ戸だと思いますので、そのつもりで進めます。
また、額縁のような物を取付けた方が簡単でいいと思います。
まず、窓の大きさ分を切取り、次に中空な切り口の補強として表裏のパネルの間に枠を入れます。
最後にアクリル板等を内外から押え縁で取付けます。
簡単に言えば以上です。
ポイントは、戸はドアと違って押さえ縁(額縁)がパネル面から出っ張ると擦れてしまう事。
フラッシュ戸は、少ない骨組みを大きなパネルで一体化させる事によって変形を防いでいます。
その為、出来るだけ窓は小さくする事、最大でも1/2×ドア幅ぐらいでしょうか?
これは、補強の仕方にもよりますが、パネルを剥がさずに切り口から補強材を入れるだけならこの程度にしておかないと、フラッシュ構造が耐えれません。
高さもその幅より抑えるぐらいが無難でしょう。
もし、中間に桟がある場合は、その範囲内に抑えて考えられればいいんですが?

では、作業手順ですが、まず、片面を正確に切取ります。
鉛筆等で線引き後にガイドを当て、L型カッター等(パネル表面が荒らされないならノコでも)で切断し、次に中空の切り口内に同じ厚味分の角材を周囲にピッタリ合わせて入れ補強します。
角材には、木工ボンドを塗っておきパネルと補強材すべてが一体化するようにします。
この際、補強材の位置合わせがし易いように、ネジ等を仮付けしてつまみにしておけば便利です。
そして、重しや仮釘でパネルと補強材を密着させ、ボンドが固まれば次に進みます。
もし、パネル表面に釘の頭が見えても良いなら、ケ−シング釘のような小釘を打てば続けて作業が出来ます。
また、骨組み(桟)をパネルとともに切取っている場合は、補強材をそれを中に取り込む様に入れて一体化させます。

以上で、切り口周囲の補強が出来れば、残る側のパネルを補強枠をガイドにして切取ります。
これで、切り口が塞がった(補強された)窓が開きました。
傷口もパネルの断面だけ(桟を切っていない場合)で、最小のはずです。
後は、その窓に納まるようにアクリル板等を取り付ければ出来上がりです。
アクリル板等は、伸縮しますので縦横とも2ミリ程度は小さくします。
押え縁は、細い角材(バルサ材は不可)か木製モールが良いと思います。隅は、45度で突き合わせれば(留め加工)見た目が綺麗です。
取付け方は、小釘か小ビスで下穴を開けて。
特に米松材は、木目が綺麗でいいのですが、年輪の堅い部分と柔らかい部分の差が大きく、下穴を開けないと割れたり釘が曲がったりします。
スプルースやホワイトウッド、ラワン等が良いと思います。
押え縁は、許される範囲で1ミリでもパネル面から表に出た方が仕上げがし易いです。
そうすると、パネル断面は直接見えなくなり、押え縁との接線が見えるだけとなるはずです。
それの仕上げについては、カッターの切り方で程度に差が出るところです。
綺麗なものなら、木工ボンドを細いノズルで擦り付ければ良いし、多少乱れている場合には、コーキング材を同様にします。
この際、押え縁が僅かでも出ている事が塗り易くするし、その分陰になって目立ち難くなるわけです。
もし、戸の厚味より中に入ってしまう物でしか適当な物が無い場合は、補強枠の取付けの次に、化粧枠を取付けることも出来ます。
とにかく、微妙な寸法が大切ですから、事前に測って材料を吟味して下さい。
戸の厚味、開閉時に擦れない範囲で許される出代、アクリル等の厚味、押え縁の幅については事前に計測可能です。
ところで、着色される場合は、部品段階でしているほうが簡単です。
また、しっかりと乾燥させないとアクリル等を汚してしまいます。
まあ、こういった感じです。
長々と書いてますが、内容は大してありません。

とりあえずは、フラッシュ戸のどこにどのサイズの窓を開けるかを良く検討して下さい。
一般の窓付きのフラッシュ戸には、窓の上下左右にある程度の寸法が残されているはずです。
引き戸ですから、ドアよりは強度的に有利ですが、敷居や鴨居でこじる場合はあるかもしれません。
以上のようなところです。
既に御承知の事ばかりと思いますので、安心してレッツチャレンジですね!
また何か不明な点とかありましたらお尋ね下さい。
それでは、上手くいきますように!
 
   
北九州市 Oさん

DIYで色々な事をされておられので、ご存知でしたら教えて頂きたいのですが・・・。
場違いなメールでしたら、申し訳ありません。
FDの事を色々と探していて、このサイトにたどり着きました。
 
当方、ジムニーに乗っております。
純正オプションのルーフエンドスポイラー本体のみを中古で買ったのですが・・・。
取付の際に車体に12ミリ〜15ミリの穴を4か所開けてそこにゴム付きのナットを入れて、
スポイラーを取り付けてボルトで固定するのですが・・・。
そのゴム付きナットを探しております。
ボルトで締めると膨らんで、開けた穴より大きくなって固定出来ると言うナットです。
DIY量販店、スズキディーラーと探して見ましたが、ありませんでした。
もし、ご存知なら売っておられるお店をご紹介して頂けないでしょうか?
お忙しい所大変申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
早速ですが、御質問の件について、それは、ウェルナットという種類です。
バイクのカウル取付け等で使用されています。
純正パーツでもパーツリストのカウル部分で探し出せますが
バイク用品店でも大小2種類程度は販売されております。
南海部品とかドライバーズスタンドだとか、何かありません?
ただし、その関連で手に入るのは、ネジ径が5ミリ程度までではないかと思います。
取付の本数にもよりますが、6ミリ程度が必要ではないでしょうか?
ホームセンターや金物専門店、サッシ屋等で名前を言えば探してもらえると思いますが
小さくてもサンプルがあれば、さらにわかってもらいやすいでしょうね。
取付けの強度面は、充分に検討して下さい。
高速道路で飛んでいったら大変ですからね。
鉄板地でしたらポップナットとコーキング防水が安心ですけど、ウェルナットのように簡便ではありません。
ポップナットは、ウェルナットと同様にナッターという工具でアルミ製のナットを引き潰して固定するものです。
どちらについても、もし、詳しい事や販売ルートを知りたい場合は、メーカーにお問い合わせ下さい。

ポップリベットファスナー株式会社
http://www.popnpr.co.jp/

それでは、うまく取付け出来る事を祈ってます。
 

厚木市 Hさん

バリオスUのリアのブレーキパットを自分で交換しようと思うんですけど、
手順と必要工具を教えていただきたいんですけどお願いします。
バリオスのリヤブレーキパッド交換の件
只今、手元にバリオスが無いので、記憶頼りである事をお断りしておきます。
その為、予め、実車と照らし合わせてから取りかかって下さい。
その点、よろしくお願い致します。
まず、構造ですが、ピンスライド式と呼ばれるキャリパー(パッドがついている装置全体) です。
1個のピストンで、2枚のパッドを作用させれるような仕組みになっています。
簡単にいうと、ピストンがピストン側のパッドを押す、そのパッドはディスクプレートで行き止る、それでも油圧が高い為、シリンダーがピストンと反対方向に動く、シリンダーのボデーはプレートをまたいで2枚目のパッドと接している為、2枚目のパッドもボデーによってディスクプレートへ押し付けられる。
以上によって、2枚のパッドがプレートを挟む作用となります。

という事で、キャリパーは、1つのピストン、シリンダー、1組のパッド、スライドピンの付いたパッドサポート、それとパッドセットスプリング(板バネ)の構成部品からなっています。

それでは、交換作業ですが、
その中で、必要工具もあわせて書きます。
まず、キャリパーを取付けてあるボルト2本を外します。
これは、たぶん6ミリのヘックスボルト(六角に凹んでいる分)だと思います。
L型の六角レンチ組みは、長さが短いので、出来ればソケット式とかがお薦めです。
この際、もしサイレンサーが邪魔であれば、取付け部を緩めるとかでかわして下さい。
ボルトが外れると、ディスクプレートの外(円周方向)へ取り出せます。
ホースのクランプとかが有れば外して、手元までキャリパーを持ってこれるように。
キャリパーを裏返してパッドとピストンの取付け状態を確認します。
2枚のパッドの内、1枚は、スライドピンにはまっていると思います。
これを大きい方と呼ぶことにします。
そしてピンの付いている黒い鉄の物、これがサポートです。
残りの1枚は、そうでなくてピストンに接していると思います。
これは、小さい方。

では、パッドの取外し
まず、小さい方の取外しから、
キャリパーを裏返した状態で、大きいパッドを小さい方に寄せて2枚をくっつけます。
そして、大きい方のパッドをギューとピストン側へ押し付けて、ピストンをシリンダー内へ縮めます。
手の力でジワ−っと入っていくはずです。
一杯入ったら、今度は逆に、サポートをピストンの反対側(以後シリンダーボデーとします)に向けて、両手でギュ−と移動させます。
ピンのブーツ(蛇腹)が伸びながら移動すると思います。
そうなると、サポートとピストンの隙間から取りだせます。

次に大きい方の取外し
小さい方が外せたら、今度はまた逆に、サポートをピストン側へ一杯移動させます。
すると、シリンダーボデーとピン先端に隙間が出来て、ギリギリ、パッドが取り外せるようになります。

組付けは、以上の逆順です。
注意点としては、セットスプリングの組付け状態です。
反り返ったような形ですが、パッド側へ出っ張っていて正解です。
それと、大きいパッドの取り付く位置に、ちょこっと出っ張りがありますので、それがパッドで隠れる位置が正解です。
以上がスプリングの注意です。
2枚のパッドを最大に開いた状態(小さい方はピストン側へ、大きい方は反対のシリンダーボデー側へ)で、静かにディスクプレートへ差し込みます。
取外したボルトを交互に均等に緩く締めて落着かせてから、交互に徐々に強く締めていきます。
緩めた時の力加減を参考にしっかり締めて下さい。でも、ばか力は厳禁です。
最後は、ペダルを数回踏んで、取付の為に開き過ぎているパッドを作動状態に戻します。
ペダルストロークが少なくなって、しっかりとなればOK!

掃除と給脂の事
ピストン回りやスライドピン等は、ブーツを破らないように気をつけてウエスで拭くか、ブレーキクリーナーで掃除されたらいいと思います。
この時、汚れの多少の湿り気は大丈夫ですが、濡れている状態の場合は?です。
ブレーキフルードの漏れが考えられます。パッドにも染み込んだりしていれば重傷です。
キャリパーのピストンシール交換が必要です。
出来れば、ショップへ依頼がベター。(それについては、TZRの事例を参考にして下さい)

グリスは、パッドグリスかモリブデングリスをスライドピンに極薄く塗って下さい。
パッド周囲は、無理に塗らなくても大丈夫です。

最後に、タンクのフルードの量を確認して下さい。
シリンダーから押し戻されてレベルが上がっているはずです。
タンクの位置は、右ペダルのマスターシリンダーからホースをたどってみて下さい。
サイドカウル内かシート下か、ちょっと忘れました。
多すぎれば、スポイドとかでアッパーレベルにまで減らして下さい。

以上、呉々も曖昧なままでは、作業を進めないで下さい。
それと、乗り始めには、必ずブレーキテストです。
あまり効かないとは思いますが。
それでは、成功を祈ってます。
 

   
広島市 Tさん

ガレージのカーポートの波板の取替え方法を教えてください。
宜しくお願いいたします。
アルミ製片流型で網入り樹脂製です。
取り付けボルトナットがたくさんあるようですが、脚立を持っていってもとどかないような気がするんですが?
了解です。
ボルトがあるよう、脚立をもってきても、との事から察するに今時点では、下から見上げての段階ってことでしょうか?
準備さえ整えば、DIYで充分できますので御心配なく〜

それでは、早速に概要から説明させて頂きます。
まずは、カーポートについて、
アルミメーカー製の片流れカーポートのサイズは、間口、奥行き、高さで表わしますが、家庭用では、間口2.4m叉は、2.7m、奥行き4.8m叉は、5.4m、高さは低い部分で1.8m叉は2.1m(柱の標準的な埋め代で)の種類があります。
屋根の耐荷重は、積雪20cm見当で約60kg/m2ありますが、普通は上には載りません!
波板は、一般に幅は約65cm、長さは90cmから30cm間隔で270cm(9尺)まで種類があります。
材質は、塩ビが主で、今付いているのは塩ビの網入り(ガラスネット)という種類です。
塩ビは、濁った色のものから、透明な物、そして網入りへと価格が高くなっていきます。
同じ9尺で濁ったもの約1000円と網入り2500円/枚の違いがあります。
網入りのメリットは、目隠し効果があることと、厚味があるため強度もありバタツキにくいこと、難燃材である事があります。
ただし、全体の強度はあっても、角を打つ等の衝撃や古くなった場合には、あまり違いはありません。
それにかえてポリカ−ボネート製は、絶対的に強度が強く(分厚い物は防弾ガラスに使用)しょうしょうでは割れません!
子供のボールが飛んでくるような所ではお薦めです。
薄くて軽くても丈夫ということですが、さらに1000円/枚ぐらいは高くなります。
ただし、難燃材ではありません。
FRP波板は、現在では一般的でないので省略します。
波板には表裏がありメーカーラベルの貼ってある面を太陽に向け使用します。
次に取付のフック
アルミカーポートでしたら、恐らくワンタッチフックが使われていると思います。
このフックは、レの字のように先端がなっていて、アルミの横材(もや)の縁に90度ひねって引っ掛かっています。
樹脂製のものは、波板と同じ寿命ですから新品に交換です。
50〜100個入りで1000円程度であると思います。ステンレス製の場合は、かなり高いと思います。
その分、再使用出来るかもしれませんが、パッキンは取替えた方がいいと思います。
パッキンだけが売られていない場合は、樹脂製のを買って付け替えて下さい。
ここでポイントは、フックの首下(足?)の長さです。
長い短いと2〜3種類ありますので、現物合わせでしっかりと確認して下さい。
もし、間違って短いのにすると2枚重ねの部分が届かなくて、引っ掛けられなくなります。
長ければ、風でバタバタと遊んでしまいます。
それと樹脂のは頭がつまみ状で作業性が良いですが、ステンは、+ねじの頭です。

それでは、準備ですが、波板のサイズと枚数を確認します。
間口は、柱の背中から軒先き下までの水平距離で、建物や障害物の為に切り詰め加工をしていなければ、30cmの差がありますから、2.4m(8尺)か2.7m(9尺)かは、わかると思います。
枚数は、継ぎ目を数えて下さい。普通は1枚の有効巾(重ねる為)60cm見当で8枚のはずです。
これも、重ねが多くて9枚目の半端や、逆に奥行き切り詰め加工の場合もあります。
フックは、種類は1個外して確認ですが、必要数は、その時に1枚につき何列×何個とまっているかを数えます。
4列で4個でしたら4×4×8枚で約128個ですね。
道具ですが、脚立は180cmでは? 210cmならOKです。
穴開けは充電ドリルがベストですが、ドライバの先を尖らせてあればグリグリと穴をあけれます。
半端や加工があった場合のカットには、ホビーノコや金ノコのように出来るかぎり小さい歯のもので、ディスクグラインダーもOKです。
 
いよいよ取替えです。
大きな波板の端しか持てない状況がありますので、必ず風の無い日を選びます。
まず波板の重ね代を何山取ってあるか、7ケ所すべてを確認しておき貼替え時に同様にします。
取外しは、間口の中間に脚立を立て、まず屋根全体を見て下さい。
もし、低い方の何列かのフックが、塀の上とかの背中側から外せるならば、先に外してしまいます。
そうでなければ、脚立を高い方から順に低い方へ移動しながら1枚ずつ、ちゃんとフックを外して取外します。
外し始めは、手前か奥の重ね終わりの最後の分からです。
前に進めながら1枚ずつ外していきます。もろくなっているからとバリッとやると、破片が飛んだり散らかったり、逆に時間がかかります。
波板の両端がアルミ材に差し込み式のタイプなら、どこにどれぐらい差してあるかよく見て下さい。
取り外せたら、屋根の低い部分の横材がとゆになっていますから、ついでに掃除したらいいと思います。
取付は取外しの逆です。
元は、プロがやってるでしょうから、そんなにミスはないはずです。
とりあえず、元にならって問題ないでしょう。
波板の長さ(間口)を切り詰める場合は、古い波板の寸法どおりに重ねた状態でカットします。
フックの穴は、古い板にならって中間部分は重ねてドリルであけることも出来ます。
ただし、重ね部分は、1枚貼るごとにしっかりと2枚を密着させて、現場合わせで穴をあけます。
言い忘れましたが、穴の位置は、波板の山のてっぺんです。
波板が平行四辺形にならないように、各部をよく見ながら進めて下さい。
1枚目の位置をしっかり決めて、2枚目からは、重ね部をしっかり密着させていけば自動的に直角が出ます。
取付時は、脚立をバックさせながらの作業となります。
重ね部のフックがきつくて掛けにくいと思いますが、ぐっと強く押して下さい。
少し穴を大きくすれば楽になります。
90度しっかりひねって取付け、パッキンが異常に変形していたら指でくねくねとして落着かせてあげて下さい。
それと、標準的な重ね代は2〜3山です。2山というのは、表なら表で端から数えての事です。
多分、元もそうなっていると思います。
また、波板は、両端に山から始まるか、谷から始まるか向きがありますので、同じ向きで揃えて下さい。
ラベルがあっちこっちでおかしいですし、重ね代が統一出来ません。
以上とおして、カーポートが揺れてやりにくい場合は、つっぱり竿とかを垂木(柱の続きの斜の材)と地面の間に縛り付けて安定させると楽です。でも、上には登らないで下さい。

こんな感じですが、多分な〜んだとなると思います。
ちなみにプロに頼めば、材料別で1枚当たり1500〜2000円とか一式◯万円といったところでしょうか?

最後に、脚立からの転落事故が多い事を申し添えておきます。
4本の足をしっかり安定させる事、段飛ばしや脚立を背にして降りるのは厳禁で、
特にてっぺんに立つのはバランスを崩しやすく危険という事。
でも、基本を守れば大丈夫!
まずは、安全第一で御家族など協力してやってみて下さい。
 

南河内郡 Cさん

こんにちは
2×4の木造住宅なのですが、ストーブ用の煙突を付けるために
150mmの円の穴を開けなければなりません。コンクリートのコア抜き
用の機械では大袈裟なような気がするのですが、他に方法があるのでしょうか?
教えて下さい。宜しくお願いします。

御相談ありがとうございます。
早速ですが、穴開けの件。
まず始めに、150ミリは、二重断熱管でのサイズでしょうか?
煙突の壁貫通部の断熱処理については、メーカーの仕様等を充分確認して下さい。
きっと150ミリでバッチリのスリーブとかが用意されるんでしょうね!?

それでは、穴開けの方法について、
まず何より、壁の中に有る間柱(スタッド)や電気配線等にまず充分注意が必要です。
おっしゃるとおり、コア抜きは、ゴシゴシと削り取って穴を開けますので、コンクリートやPC(二次製品)、石材等に適しています。
ただ、150ミリ径の穴となると、コア抜きでしたらかなり大径のサイズで一般的ではありません。
幸いに建物が2×4工法との事ですから、もう少し手近道具で出来ると思います。
では、まず、壁の構造から再確認しておきたいと思います。
外壁は、2×4材に内面と外面を一体化させる事で構造をなしています。
そして、内面と外面の間には、空気層や断熱材が有ります。
内面は、石こう(プラスター)ボード12ミリや合板類が使用されます。
外面は、シージングボード(新建材)、MDF(木繊維板)、合板等が下地として使用されます。
仕上げは、サイディングボード(金属系、窯業系)、モルタル仕上げでしょうか?
この2面の壁をそれぞれ別個に穴を開ければいいわけですね。
この中で、手強いのはモルタルです。
サイディングは、窯業系といってもタイルやレンガの様に硬くありませんし、厚くても20ミリ程度のものです。
厚い物は、中空になってますし。

では、モルタルは30ミリ程塗られていますので、これは、円周上を何ケ所も穴を開 けて切り抜く方法がいいと思います。
使う道具は、振動ドリルと振動ドリル用の錐です。
錐はあまり細いと大変ですので、5〜10ミリぐらいを使います。
まず最初に中心に1穴開けておきます。
これは、もし、ヒビが走る時には、こっちへ来いというおまじないです。
次は円周上です。
1ケ所開けたら180度反対側に2ケ所目、そして90度ずらして3ケ所目、またそ
の180度反対に4ケ所目、そして5ケ所目は、その45度ずらして‥‥‥‥‥
こうして、穴と穴の距離がどんどん近付き、間に穴を開けれないところまでやるわけです。
そして、最後はコンコンと叩いて外します。
そうでなくて、一方から順に開けていくと、違う方向にヒビが走ったり穴の間隔を取り辛かったりします。
ここでの注意は、1ケ所開ければわかりますが、内部の断熱材が錐に絡み付く事です。
その為、必要分以上に奥へ入らないように、ドリルのストッパーを調整します。

それでは、その他の場合の穴開けについてですが、ジグソーがベターかと思います。
合板、新建材、金属、窯業サイディング等に応じた刃の種類が有ります。
普通ドリルで先穴を開けてから円周を切り進めば難しくないと思います。
ここでの注意はとして、やはり断熱材を引っ掛けるようであれば、刃の深さを適当に調整します。
また、凸凹な面であっても出来る限りジグソーのベースを面に当てながら動かす事です。
浮かすと刃が何かに引っ掛かった時等に、暴れやすくて危険です。

話はかわりますが、150ミリ径の穴を開けても壁の強度面では問題ないと思います
が、もう少し大きく(2〜30センチ)四角に切り取り補強を入れる方法もあります。
簡単に言えば、換気扇を取り付けるような感じです。
切り口の断面の中に枠(2×4材)を入れて、開口部を補強します。
そして、板金で周囲を完全に雨仕舞いするわけです。
すると四角い穴が壁にポッカリと開いた状態になります。
そこに煙突を通し、断熱材を隙間に充填し、内外を板金で仕上げます。
これは、煙突用のそういったスリーブがあれば簡単、なければ板金屋(煙突屋)さんの仕事です。
これがいいか悪いかは、わかりませんがご参考までに。
余談になりましたが、あくまでもメーカーの仕様、指導に基づいて実施して下さい。

最後に、高い場所、危険な道具ですが、保護具をつけて無理なく安全第一でお願いします。
 

   
答にならない物ばかりでスミマセン。ええ格好も出来ませんので‥‥。いろんな質問があるな〜と、正直ちょっと驚きです。
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