事例紹介
 
 
  
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 フロントバンパーの交換
  
元のバンパーが、徐々にボロボロ?になってきたので、直そうかどうしようか〜? 
駐車場の出入りとかで下を擦りますよね〜? 

元は、リップスポイラーが別付けでちょっと、つぎはぎっぽい見た目です。 
いっそこの際ってわけで‥‥‥ 
えらいものを手配されたようです〜 

ネットオークションで新品が30000円ぐらい。 
確かに手頃! 
綺麗になって、しかもイメージチェンジまで! 

ただし、DIYで塗装が出来たらの話です〜!! 
 

新品でも手は加えます    
白ゲルコート仕上げの一般的なFRP製一体構造。 
値段に応じた仕上がり?失礼! 

こんな値段でとても作れたもんではありません〜!  
さらなる仕上げは、喜んでDIYでやりましょう!
 

表面にある小じわやスをパテ修整しておきます。 
  

発泡ウレタンで補強中!   
スポイラー部は、必ず擦る物との前提で最初から補強しておきます。 

スポイラー部全体に発泡ウレタンを充填します。 
さらに、そこから上方向に力を分散させる為の柱状の補強を作ります。 

これで下を打ったり擦ったりしても、削れはしても割れはしないでしょう! 
  
 ウレタン補強は、こちらを参照して下さい 
 

まずは、プラサフ塗装   
素材がFRPの場合は、ペイントの付着性を良くする為にプライマーを下塗りします。 

下塗りは、一度全体に塗れば良いという儀式ではありません。 
綺麗な上塗り塗装面を作る為のファンデーションであるわけです。 
ざらつきとかパテの段差、ピンホール等は、重ね塗りと研磨を繰返して完全に無くしておきます。 

使用したのは、鉄板にも使えるグレーのホルツのグレープライマー。 
これは、錆び止め効果もありますので、鉄板、FRPのどちらにも使用出来ます。 
大きい缶なのに割安!
3本準備して少し残った程度。
塗料の使用量は、条件で変わってきますので、目安程度にしておいて下さい。
 

純正色を上塗り  

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上塗りに使用したのは、どこでも手に入るソフト99の缶スプレーです。 

純正のシルバーメタリックといっても、店頭には何種類もあります。 
車名、年式だけでは、限界がありま〜す! 
まして、スプレー缶のサンプルシールで探すなんて、絶対に無理です〜! 
エンジンルームのラベルでしっかりとカラーコードを調べて、買いに行きましょう。 
一つの店で2本ぐらいしか在庫が無いので、3〜4店舗もまわって8本調達。

塗り方は、まず塗料ののりにくい部分を先に塗っておきます。 
角とか先端、凹みとかです。 
それと、メッシュで沢山無駄にするで〜!
そして、全体を面に平行に一定スピードで塗っていきます。 
前もって塗ってある部分も気にせず、すーっと一定にです。 
のりにくい部分は、すーっと塗った時にはのりにくいわけですから、これでちょうどいいぐらいのはず。 
裏側は、見える範囲だけ1度塗り。

使用した本数は、最後まで使い切らないのでなんですが、5〜6本分ぐらい?
中途半端に残った塗料は、ガス抜きしてしまうのは惜しいので、溝ブタの塗り替え等(塗っときゃいい)に使いましょう!
 

移動式エアガンが便利     
DIY塗装は、設備の整った塗装ブースでするわけではありません。 
最大の敵は、ほこりと虫〜! 

からっと乾燥した風の無い日か微風が何より大事! 
そして、飛んでくる虫はエアガンで撃墜〜? 
それは無理ですけど、有ると無いとで大違いです。 
大袈裟にいえば、プロとDIYの差が決まる? 
エアガンは、毎回の脱脂などで付着した繊維くずを取り除く為に欠かせません。 
もちろん、繊維の出ないキムタオルを使っていてもです。 
それと、写真は撮影の為に表にだしています。 
炎天下で塗装すると、ゴミかみや気泡、ざらつきなどの不具合が出易く、反射や陰でムラもわかりにくくなる等、あまりお薦め出来ません。 
 

エアーウレタンを奢る   
仕上げは2液タイプのウレタンクリアーです。 

1缶1980円ぐらいと、ちょっと高めですが、それだけの仕上がりにはなります。 
塗装は、上塗り後、充分養生させてから(夏でも丸一日以上)にします。 
塗り方は、今まで同様ですが、気持ちスプレーを近付けて少し厚めに塗ります。 
4本準備して3本使用。
これは、使いさしを保存出来ないので、1本を惜しんで3本で済ませたってのが、正しい表現!
 

艶です〜

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せっかくの塗料ですから、艶が出ないともったいないです。  
垂らさないようにしながら、ある程度の厚味には吹かないとざらついて艶が出ません。 

それと、乾いたかな〜なんて絶対に触らない事です。 
ラッカースプレーよりは、硬化が遅いですから、指紋がバッチリって事になります。 

焼付け塗装とは少し差があっても、鉄板とは質感も違うわけだし‥‥‥  

缶スプレーで、これだけ出来れば上等でしょ!? 
 

これが移植先です〜! 元のバンパーを外した姿です〜 
大きい口が似合いそう? バンパーを外しただけで、まるでモンスター! 

こんなでかいインタークーラー、どれだけパワーが出るの?

さあ合体です〜!

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塗装後、充分充分養生してからの作業です。 

慎重に新しい羊の皮をかぶせます。  

あれっ!合体出来ない〜?

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あれれっ! 

開口部から裏側を覗いてみると 
羊の皮に牙が引っ掛かかっている〜!?

正真正銘の現場合わせ!   
ここが当たってるんだな〜! 

マジックの印をなぞって 
そのまんま、えいや〜でカッティングに突入! 
チップソーカッターでキーンと一切りです。

ちょっと強引〜?   
バンパーを取外したら、バイスに固定しないといけません。 
それでも、作業性はいいのか悪いのか? 

出来る部分は、この状態で切った方が安全でしやすいんです。 
 

ここまでいきますか〜! 大して抵抗もなく、歯の出代分だけきっちり切り込んでいます。 

でも、次の下から上向きのカットは、ゴーグルしてても嫌だな〜

で、インナーの取外し ステーを緩めてそのまま前方へ取外し 
奥(右)のナットは、緩めるだけでOKです。 

写真左がフロントバンパー側で右が後ろ方向

こんなん出来ました〜!? インナーの下側角部分を切り取りました。
変わり果てたインナー 残った強度とか難しい事は考えません〜! 

当然、事故責任自己責任です〜!!

ピッタシじゃん!
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これが元の姿
 

どうにか付きました〜! 
撮影しようと外に出すと雨です〜 

雨にも負けず、あらためて眺めてみると 
インタークーラーとの隙間も小さいし、パイプの部分まで冷やせるし〜 

何より継ぎ目がなくてスッキリ!

すっきりしたフェイス

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開口部は、すごく大きいようですが、実際はほとんど元と同じ大きさです。 

開口部に風を導くようなリップの形状とかで、見え方が随分違ってきます。 

この部分は補強されていますが、決して踏まないようにして下さい。 
まじで! 
 

 完成

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サイドのアウトレットは、個性的です。 
しかし、このオーバーハングとともに、先端下側は超風前の灯状態! 

でも、補強があるから、仮に割れてもゆで卵状態で済むはず〜!? 

今後が楽しみだ〜! 

いやいや失言です〜、そういう事が無い事を祈ってます〜!! 
 

 
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