再生工程
  

バイク一台分の外装、並びにフレーム、ホイールまでの完全全塗装の実施
各パーツは、修理を済ませているとはいえ、塗装の準備は、別なもの
全てのパーツを隅から隅まで完全にチェックし、確実に仕上げる
その為には、明るい照明の下で、作業スペースを広げて〜
塗装作業開始

フレームの修理であれば、破損部をアルゴン溶接で修理し、カウルについては、ABS樹脂をコテで溶着や造形にて修理。
それらは、全て、充分な機能を発揮できるように構造面の回復を図ったもの。
バイクと言えども、乗員も含めて数百キログラムの重量の物が高速で走り、衝撃や風圧、加減速Gを受けている。
だから、樹脂製カウルといえども、ただのカバーって考えで接するわけにはいかない。
その上で、パテ補修によって形状も回復し、いよいよ、塗装作業によってデザインを仕上げる状態に至ったのである。

だから、この段階にまで辿り着くと峠を越えたとまでは言えないながらも、一区切りって思いは強い。
しかし、この状況にあっても、作業中に、ペキッとか、ピリッとでも不具合が発見されれば、迷わず後退しなければならない。
ただ、この先、塗装作業が始まると、多くのパーツがグループとなって各工程を動き出し、ガレージも単線運転に近い状態となる。
その為、この時点で後戻りする物が見つかったとしても、むしろ喜ぶべき事かも‥‥‥むしろ、見つけなくてはならない!

決して、手間隙を惜しまないのが、REBORNのルールとは言え、無理や無駄な作業を排除し、各工程の中で確実に品質を作り込んでいる。

‥‥‥それが、REBORN の真実!
 
<作業ハイライト>
塗装の前に入念にしなければならない作業が、マスキング
カウル裏のインシュレーションは、断面部まで確実に!
このような地味な作業も当り前に出来ないと‥‥‥
カウル端部の折り返しと接する部分の断面の場合
隙間には指が入らないので、パテベラで押さえる
上部への折り返しに切り込みを入れ輪郭部に馴染ませる
切り目は、エッジ手前で止めないとカバー出来なくなる
さあ、マスキング作業と言いたいところだが、各パーツの修理作業の完了からこの段階までの間にとても重要な作業を経ている。
それは、修理作業中、或いは、それ以前から付着していた汚れの除去!
それまでにも、当然、クリーニングはしてきてはいるものの、範囲が必要部分だけであったり徹底の度合いが異なるわけ。
塗装の前のクリーニングは、100か0のいずれか、中途半端は意味を成さない!

排気ガスやばい煙による汚れや土汚れ、バイク本来のオイルやグリスの汚れ、それに作業時のパテ研ぎのカスや手垢等々。
特に問題なのは、ざらついた部分の多いカウル裏面やフレームやホイールの鋳肌のざらつき。
そして、一見綺麗でも侮れないのがアルミ押し出し材のヘアーライン仕上げ部!
中でも、フレームやスイングアーム、リアホイールのチェーングリース汚れは、徹底的な作業が必要な部分でやり過ぎはない!
この一連のクリーニング作業だけで、パーツクリーナーや仕上げのシリコンオフ等の空き缶やロールの芯がダンボールに溢れる。
もちろん、いきなりそれらを使っていれば、費用がかかってもったいな過ぎる〜!
グリス汚れ等は、凹みを埋めるほどが当り前であって、スプレー缶ではケース買いが空になってしまう。
だから、初期段階では、金属部品なら部品洗浄槽(灯油)での浸け置きや樹脂製でも温水や洗剤利用が必要になる。
その後のマスキングであって、仮に、インシュレーションラバーであっても油まみれならテープも付かない。
 

裏面の塗装は、完成度を高める為において絶対に必要な作業ながらも、それに伴う手間も相当なもの
だからと言って、マスキングもせずに何もかも塗ってしまえば効果も半減、否、それ以下かも?
まずは、伸ばせば何メートル?ってぐらいの断面をしっかりと密着させて貼るのがポイント!
それさえ出来れば、後は、切込みをカバーし、残る全面を貼り潰せばOKという事〜
剥がして塗装後に付け直す事も可能だが、しわや傷が付くリスクが大きい
そこで、正確なマスキングによって出来栄えの維持を図る事に
これはシートレール部のポップナット(かしめによる後付のナット)の場合
手間ながらも、別体の物は、しっかりと区別(左が表面で右が裏面)



常々、掃除機等で床面の掃除はやっているのだが、塗装作業の前には水洗いが必須!
ちょっとのエアブローや歩くだけで埃が舞い上がるようでは、ゴミ噛みは防げません〜
 
DIYガレージファクトリー

普段、バイクや物で狭くなってしまうガレージも、この時ばかりは物の大移動が起こって、本来の広さに近付く。
塗装作業期間中は、下塗りから中塗り、上塗りと一連の作業が続き、さらに養生期間を含めての間、他作業は禁止!
ではあるけれども、研ぎ作業や手直し作業はしなければならないし、各工程で床に落ちる塗料のミストも有る。
その為、必要に応じて、途中、何度となく水洗いをする事になる。

そんな環境の中であっても、再び輝きを取り戻せるか否かは、まさにヤル気と情熱次第!
与えられた環境の下で最大限の努力をし成果を出す‥‥‥REBORN それは商業的価値観を超越したプロセス
 
DIYガレージファクトリーの塗装ブース?の紹介ページ


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