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せせらぎ
バージョンUP!

(パート1)
 
自然の息吹に埋もれるせせらぎに舞う遅咲きのサギ草♪
完成後まだ数ヶ月というのに、すっかり複雑系ってイメージが
こうなれば、軽々しく手を加えるべきではない〜ハズ?

 
ところが、11月も過ぎたある寒い朝の事
せせらぎの前池の底に何やら黒い塊を発見?
暫くするとそれが何とカワニナの集まりだと判明!
ヨシノボリ(ハゼ)が目立った外傷もなく死んでいる〜
こんな事は、今まで見える範囲内では起こっていない
このせせらぎで大きくなった生粋のせせらぎっ子のハズ?
しっかりした体型なのに、たまたま体調を崩してしまったか??
 自然の営みといえばそれまでだが、本当に自然と言えるのか‥‥‥
 
カワニナのお食事を否定はしませんが、掃除屋、否、死神のような連中と暮らしているハゼの心中や如何に?
メダカやモロコ、ハヤ達も心穏やかではないだろう。スジエビやヌマエビだって明日は我が身!

その時、ふとある考えが頭をよぎった。
もしや、小さな水系ゆえに急激な水温の低下が生じ、ハゼはそれに対応できなかったのかも?
もちろん、ドジョウなどの冬眠の場所として池の底には深い砂底や石積みは設けてある。
だけど、小さな池や前池の深部なんて、たかだかしれたものかもしれないな〜?
しかも、寒さから逃れてそこに集まるとして、かなりの過密状態は免れない‥‥‥
ところが、それ以前に問題が起きたのだ〜!

そこで、池にちょっと手を入れてみると、予想以上に冷たい!
確かに、真夏の水温は確認済みだけど、真冬の水温の事は、今の今まで気に留めていなかった〜
真夏の気温35℃が続く時でも何とか水温25℃以下を維持、その差10℃。
ならば、気温0℃の時に水温10℃? イヤイヤ、これをそのまま冬に当てはめれるものではない!
夏の温度差は、地温による効果というよりは、気化熱による冷却効果と言えるもの。
せせらぎの大きな表面積の水面や石組みからの蒸発、そして植物の蒸散など、それがプラスに効いたのだ!
ところが、冬はどう?
厳冬時、石組みにツララが下がる中を流れる水の温度は??
水量の割りに大きな水面を北風が容赦なく吹き抜ける‥‥‥乾燥した風がさらに気化熱を奪う〜!
それに対して、水温を保つ為に期待できるものは、太陽光と地温のみ!
天気は晴ればかりではないし、晴れても寒風吹きすさぶ日も有る、そして夜間の冷え込みは?
やっぱり水温のベースを支えるのは、地温しかない?
しかし、せせらぎ部分は、言わば天井川に近い状態〜って、凍結しやすい橋と同じ。
辛うじて、小さい池と前池部分に水深があると言える程度(汗)

やばい!やば過ぎる〜!
気温が0℃なら5℃、否、0℃に限りなく近づくかもしれない?
ならば、氷点下の時は?全面結氷〜!?
結論、冬はせせらぎを止めましょう!
なんて事では、解決にならない。むしろ水深の浅いせせらぎ全体が、それこそ銀盤状態に凍ってしまう〜
夏はすだれで日除け出来た。冬はビニールトンネル?投げ込みヒーター?
しかし、いつまでもそんな人手に頼っていてはいけませんというか、みっともない!

あ〜もし、このせせらぎが本当の湧き水であったなら‥‥‥
夏は冷たく、冬はほんのり暖かい、そう、井戸水のあの感じ〜♪
間違いない!地熱をもっと積極的に活用しよう!
その為には、今となってはこれしか方法がない〜

大容量地下タンクの追加!!

今ある地中配管部分に組み込めば、大した問題もなし!
せせらぎの水は、小さな池から圧送されているから、閉路であればそのままで成り立つはず。
簡単に言えば、パイプの途中が膨らんだようなもの。
さらに、閉路なら丸ごと土中に埋め込んでしまう事も可能というメリットが生まれるし〜
ちなみに、閉路って圧力が逃げない、完全に密閉された通路って意味で〜す。

とっても実現性の有るプラン!これはイケル〜♪
しかし、実際に大きな効果を得ようとすれば、相当の水量で深いところに埋めないと〜(汗)
現状、小さな池が約100L、前池を含めてせせらぎ部分で約100L、全体で約200Lの水量。
水系全体からみれば、約50パーセントぐらいが寒さにさらされる勘定。
もし、仮に100Lのタンクを追加出来れば?それが約30パーセント程度まで緩和される〜
とはいえ、毎分十数リットルも流れている中で、100Lタンクと言えども水の入替わりは僅か数分!
100Lで大丈夫か〜??
イヤ〜しかし、100Lといっても、あのドラム缶の半分!高さを1/2にしたとしても相当でかい!!
そんな余地は有る〜?でも、100Lは欲しい〜!!
決めた〜目標100L!そして、効果の程は、数値化されなくていい〜!!
絶対にプラスに働くハズだから〜って、既に心に決めた〜♪
 
水温のみならず水質面でも絶対に効果があるハズの地下タンク追加プロジェクト決定!!
年中14℃!なんて決して言わないけど、たとえ1℃でも2℃でも変動の幅を抑えてくれたら‥‥‥
(ひとまず、打ち抜き井戸プロジェクトは、将来のオプションとして温存しておこう!)
 

 プロジェクト開始!
植栽を一時避難させ、直径深さともに約50センチ程掘ってみた
真砂土の盛り土部分、さらにクラッシャーラン(路盤材)的な透水層のベース部分
以上が庭の層、そして、造成時の山土層まで達した〜けど、‥‥‥
とにかく穴を掘ってみた〜!

まずは、設置出来るかどうか?
そして、地下水が湧いてきたら大儲け〜♪
ってわけで、 
あれこれ考える時間も楽しいけれど、今回のテーマは、自分でも気が急いているのが‥‥‥
というよりも、興味津々、早くしたくてしようがない!って感じている〜
だから、図面とか調べごとをしたとして、落ち着いて出来るわけがない!
ならば、ランニング辛苦シンク! なんちゅう変換しよるねん(笑)

とはいえ、もちろん、勝算あっての事!
まあ、基本的に自分の力で出来ない事はイメージ出来ないDIY体質になりきっているから大丈夫〜♪
 
かつて、自然破壊にさらされるせせらぎ全景
せせらぎの環境を支えた豊かな緑が、まるで造成地〜!
大きな穴まであって〜でも、イノシシが掘ったと思えば‥‥‥
 
大胆にやりだした以上は、何としても冬には間に合わせてあげないと‥‥‥

 


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