事例紹介 |
テーマ |
写真と説明 | ||||||||
せせらぎ作り (パート4) |
せせらぎ作りも、いよいよ完成が近付いてきました。 芝庭と植込み部分の境に、楽しい水辺が生まれつつあります〜♪ ジャーン!初公開のせせらぎ全景で〜す。 この状態で、セメント工事は、全て完了しました。 残る作業もあと少し、次は、縁石の周囲を土で埋め戻します。 流れは、左奥の石組みから湧き出して始まります。 そして、流れは岩場をほとばしり、大きくカーブし下る。 長い石の部分で、流れは岩場から解放されて緩む。 川幅を広げ、蛇行しながら中州や深みを作ってゆったりと。 わずか、半径1〜2メートルの空間に、せせらぎは作られている〜 こうして全体を見ると、様々な形や大きさの石って、よくわかるでしょ? そして、それらの石が、色んな向きや組合わせで使われているって 不規則だからこそ飽きないし、時間が経てば自然に馴染むはず〜 でも、大切な目地については、説明が繰返しになるけどしっかりと 恐竜の背びれ状の場合、ドミノみたいに接近した場合と‥‥‥ さらには、その応用として、透かし目地に見えるようにしたり その場合は、石の背中(裏)で、しっかりと防水します。 石全体を裏当てするように、3センチ程度しっかりと そういった方法を組合わせ、楽しい変化を演出! 流れの中の石は、川床のモルタル基盤にモルタルで貼って有ります。 川床は、すり鉢状になっている為、要所の石が最低限の滑り止め これで、砂利や砂を敷いても落着くし、植栽もし易くなるはず。 下流にある橋状の石は、両岸の石に据え置きしているだけ。 もし、将来に掃除をするなら、邪魔にならずに済むでしょ! ところで、石組みのところに置いて有るのは、これからの楽しみ ホームセンター ダイキで、植栽する花苗を買ってきました〜 夏の売場は、嬉しい事に水辺の植物でいっぱいじゃ〜ん♪ エントランスの手前から噴水に滝と、見るだけで涼しくなる そして、スイレンやホテイアオイにギボウシ等の水辺の花 でも、大きくなる種類もあるからよく選ばないとね! |
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循環装置 |
ところで、大事な部分を飛ばしていました〜循環装置! これが循環装置の材料で、主役はポンプ! ホームセンター コーナンで売ってます。 せせらぎの水は、小さい池から循環ポンプで流します。 循環ポンプは、ニッソーの水中ポンプ(SQ10)です。 アイデア次第で、色んな使い方が出来る優れもの! 小型ながら、吐出量は、1分間に12リットル(60HZ) また、揚程も56センチと、いずれも充分にパワフル 100ボルトの電源で24時間作動させれる耐久性も! このポンプは、吸入口と吐出口が同じ直径のサイズです。 その為、セットに付属の透明パイプが、どちらにも差し込めます。 しかも、その透明パイプが20ミリの塩ビ管(市販品)の内径にピッタリ! 水道用のVP管(色が黒っぽい方が良ければHI管で)なら安く手に入る〜 ポンプは、小さな池の吸い込み口側に取り付けましたが、 ポンプは、吸入口のフィルターも含めて、度々、掃除が必要です。 その為、取付部のパイプは、差し込むだけで取り外し式にします。 もし、吸入側の接続部でエアを吸えば、水は全く送れなくなります。 でも、水面下10センチ程と浅いですが、どっぷり浸かるので心配無用! 万一、池の中でポンプが脱落しても、池の中で水をかき回すだけ〜 その時、せせらぎの水は止まるけど流れに溜まり場はタップリ有るし! 池から出る吐出側も、接着でバッチリ配管するからこぼれる事は無い。 これも万一、どこかのパイプが破損すれば、池の水位が下がってエアを吸う。 この時、ポンプは回り続けてるけど、完全な空回しではないので壊れないはず。 とにかく、生き物の命を預かるせせらぎですから、安全な設計でないと! それでは、作業開始〜で、またまた途中の写真がありません。 m(_)m |
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配管部分 |
配管は、既に埋設されている部分から流れ出しの湧き出し口まで まず、キャップを取り外して、エルボと直管で上流部へ導きます。 パイプの接続部は、専用接着剤で水道工事同様にしっかりと! このパイプは、接続後には土で埋めますので、その事も考えて。 途中のエルボは、モルタル基盤の上(縁石の外)に置けました。 湧き出し部のエルボは、縁石部を貫通するのでモルタル固めで。 全部をモルタルで固めるのも簡単ですけど、逆に逃げもないと〜 土圧や温度による膨張収縮、それ以上に多分、木の根が問題になる! 万一、破壊された時にも、ある程度見えて作業もし易い方がグッドでしょ? わざわざ、壊れるならここでって、弱い部分を作ってるわけではないけどね〜 |
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渓流かな? |
そうやって、出来た流れ出し部分と上流部分の詳細です。 上側の青い矢印の部分に湧き出し部があります。 でも、パッと見では見えません!ので、神秘的でしょ!? 実際は、U字状に出来た流れの側面にパイプが出ています。 でも、そのままでは丸見えになるので石を追加してあります。 矢印の先と下の石がそれ。先の石に水はぶつかる仕組みです。 ぶつかった水は、奥の行き止まりでUターンするのと手前とに分かれます。 流れは滝を落ち石にぶつかり、水音を立てて向きを変えながら激しく下ります。 (青い矢印をクリックで、滝の様子、川床の様子のアップ写真が見れます) 1と2は、縁石の目地の付け方の例を示しています。 1は、恐竜の背びれ状の部分ですが、あまり良い格好ではありません。 水止めと景観上から、高さが必要なのですが小さい石しかありません。 その為、やむなく立てて使ったもので、小さい石を積み上げるよりはましかと 2は、ピンコロの目地と同様、または、ドミノ状になっている部分です。 ここは、目地幅を設けてしっかりと指で押えて馴染ませるのが重要です。 以上が、主な目地のスタイルですが、そればかりでは面白くありません! そこで、手前の浮いたような石等、基本の縁石に絡めてみたりしています。 流れの中の小さな黒い粒は、小さな池から遡上?してきたカワニナの子供 せせらぎの生き物は、魚もエビも貝もオタマも例外なく遡上したがるようです〜 それで、湧き出し口に突入されると小さな池のポンプまで辿り着くかも? ってわけで、パイプ先端には、排水管用ヘアキャッチャーを取付けています。 |
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水辺の植栽 |
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砂を敷く |
ポイントとなる植栽も終え、いよいよ最終仕上げ段階に 砂利と砂は、ホームセンター オージョイフルで買ってきました。 砂利は川砂味(カワジャミ)で、砂は川砂(カワズナ)です。 どちらも、お米をとぐように2〜3度洗ってから敷きます。 流れの中の砂や小石は、微生物の棲家となります。 この先、残りの石等も流れの中に適当に据える予定。 でも、それって、せせらぎや生き物には重要だけど 技術的に解説って事でもないので、事例紹介はこの辺で〜 それに、小さな生き物達の事も含めて、また機会があれば‥‥‥ |
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早くも侵入者! |
植栽をして砂利や砂を入れていると ちょっと早いけど、水を循環させちゃえ!って セメントのアルカリの影響も全体で吸収すれば大丈夫〜? すると、さすがは渓流魚!あっと言う間に狭い水路を遡ってきました〜! タカハヤは、いくら上流部に棲むといっても、この先は水溜り程度のハズ(汗) 上流を目指してくれるのは良いけど、勢い余って飛び出してしまわないか〜? そもそも、小さな池にある金網は、タカハヤが飛び出さないようにしていたもの それが、せせらぎ全体に生息域を広げるとなると、カバーしきれないから‥‥‥ |
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まるで自然! |
おや?シラサギカヤツリの根元の石のところに ちょうど、橋の石の陰になるのか、落着いてくれました〜 この様子なら、狭いせせらぎの中でも上手く居場所を見つけそうな感じ この先、小さな生き物達とも仲良く暮らして下さいね〜♪ |
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雨です |
作業もほぼ完成って頃に、雨が降ってきました。 小さな池だけの時は、雨避けのカバーをしていました。 でも、これからは、なすがまま、自然にしておきます。 オーバーフローも目地の部分から穏かに出来るし 貝が這って出るかもしれないけど、見つけたら戻せばいい。 何せ、外との柔らかな繋がりこそ、このせせらぎのコンセプト! だって、いつの日にか、ホタルが飛ぶ事を夢にしているから〜 まだ石に藻が生えていないのに、小さな池から貝も遡上してきます。 そんなタニシやカワニナの餌として、キャベツの葉を置いてます。 |
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雨の波紋がこんなにも綺麗とは思いませんでした。 複雑な岸辺に反射したりして、水面が踊るように振動し始めました。 |
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完成 |
出来上がってしまうと、何か不思議な感覚? 自分が考えて作ったはずのせせらぎなのに〜 まるで、そこにある自然の水辺って風な存在感! 作った事などすっかり意識の外、覗かせてもらうって感じ その理由?既に、小さな生き物達が生き生きと暮らしている〜 追いかけたり隠れたり、そんな営みに時間も忘れ圧倒されてしまうんです。 こんなに庭が楽しい空間になるとは、想像以上でした〜! もうすっかり、以前の様子は忘れてしまいました。 せせらぎの無い生活なんて、考えられない〜♪♪ 写真をクリックでアップ写真見れます。 こちらは、元の姿 |
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