浴槽は鋳物ホーローではあるが、長年の使用で表面のシリカ(ガラス)層は消耗し少しザラツキも出始めている。
そして、何より気になるのが湯落ち部の変色!
シリカ層が薄くなっているところに熱湯を注いだのか、塗装が焦げたように黒く変色している。
浴槽の形状は、その変色からもわかるように、緩やかに傾斜して梁を避けている。
給湯器は貯湯式電気温水器である為、浴槽に循環穴は無く、浴槽の排水は2重床構造でされる。
壁面のタイルは1枚約8センチほどのサイズで、各所に細かなひび割れや欠けが見られる。
壁タイルは、浴槽設置後に貼られているが、既に浴槽との間に目地材等は見当たらない。 しかし、浮きや剥がれはなく、目地もしっかりと入り面としての強度を維持している。
一方、床のモザイクタイルは、数箇所の補修痕とともに下地から浮いている部分もある。
その為、壁については補修等の調整で下地として使えそうだが、床の重ね貼りは?となる。
床排水は、写真よりもさらに左の部分に目皿があり、グレーティングタイプにするには、いずれにせよ下地からやり直さなければならない。
風呂蓋は、水切れが良いように縦置きしたくなるが、下部の汚れは避けられないし倒して割ってしまいがち。
カウンターが無い場合でも、浴槽の上に束ねて置き、汚れれば早目に取替えるのがベター。
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