事例紹介

 

テーマ
写真 内容
 
ガンマ復活プロジェクト
  
3年間のブランクの後に、洗車され手入れを待つガンマ。 

手前がP(標準タイプ)で向こうがSP(レース用に発展可能な仕様)。 

ガンマ復活のコンセプトは、いわゆるレストアとは異なります。 
お宝のような状態にするのではなく、現役バリバリマシン!にするんです。 
仮に峠で転んだとしても、普通に直せばいいような‥‥ 
バイクは乗ってこそ! 

その為、ピカピカに磨いたり、必要以上にパーツを交換したりはしないつもり。 
全体の手入れと、折角だから‥‥程度のカスタムパーツへの交換ぐらいです。 

外装も、修理はしても塗り替えまでは、今の時点ではどうかな〜? 
 

カウルを外して まずは、カウル取外し。 

レプリカの場合は、何をするにもカウルの脱着からです。 

SP仕様から始めます〜

燃料タンクを外して   
タンクを外して、エアクリーナーボックスを外したところです。 

エンジンよりも、ビッグボアなキャブが目立ちます。 
キャブは、強制開閉式でベンチュリ−部がファンネル形状のアマルタイプ!

その周りは、ホースとワイヤーでびっしり! 

V型の場合は、並列と違って独立した物がまるまる2系統ある感じです。 

キャブの燃料ホースとエア通路を制御する為のエアホース。 
スロットル、スターター、オイルポンプ、排気バルブ用の各ワイヤー。 

 

エンジン、タイヤも外して  チャンバーを外したら、エンジンを降ろし、前後タイヤ、フロントフォーク、シートフレーム‥‥と外すとこの通りです。 

フレームは、ツインスパーにアンダーループを加えたオールアルミ製ダブルクレードル。
スイングアームも含めて、かなりのコストがかけられているのは間違い無いでしょう。

ほぼバラバラ   まさに解体部品のフリーマ−ケット状態です。 

かさばるタイヤ、チャンバーやカウル等は、ガレージの隅に片付けました。 

暫くは、このお店?で楽しむつもり〜!

さらに分解
バイクの骨格として、最も基本となるフレームとスイングアームを取外して点検します。 

その為、まずリアサスのクッションレバーから外します。

クッションレバーの点検  
クッションレバーは、スイングアームとリアショック、そしてフレームを結ぶ要のパーツです。 

この部分がスムーズに作動しなければ、どんなに良いショックでも何の意味も有りません! 

ところが、取付けられている位置が、最も低いボトムリンクといった状態です。 

案の定、水が若干廻って、錆びたところやグリスの汚れもひどい状態です。 

写真はカラーを引き出したところ
 

スイングアーム取外し   ピボットのロックナットは、フレーム内に沈み込んでいます。 
その為、ソケットレンチ以外では緩める事は出来ません。
スイングアームをチェック    
スタビライザー付きアルミボックスタイプのスイングアーム。

軽量なアルミでも、ここまでしっかりと補強されると、それなりの重量に。 

まず、グリス等の汚れをしっかりと落として、クラックがないかチェック! 

ピボットとアクスルの位相を角度、寸法によってチェック!
 

ニードルベアリング点検 ピボットのカラー(スぺーサー)とベアリングを洗浄し、キズや磨耗をチェック!
ハーネス類の取外し    
フレーム内のハーネスや付加物を取外します。
トップブリッジの取外し     
ソケットレンチで取付けナットを緩め、トップブリッジを取外します。 
 
メーター、ハーネスもまとめて   
トップブリッジに付いているキーシリンダーやメーター類は、まとめて取外します。 
 
三つ又の取外し

写真は、外したステムにアッパーのベアリングと アウターレースを引っ掛けています。 

   
フレーム取外しも、いよいよ大詰め! 

三つ又(ステアリングステム)を取外し、アッパー、ロア−のベアリングを点検します。 

上側のステムナットを緩め、(簡単に緩んで正解です!)ステムを下側に抜きます。 

アッパーベアリングは、フレームに残りますので、指で引っ掛けて取ります。 
次に、ベアリングのアウターレ−スをフレームから取外すんですが〜? 
ベアリングにひっついて(グリスの粘りで)ポロンと取れてしまいました! 
アウターレースは、ベアリングが接して動く部分です。 
しかし、それ自身が動いては、ベアリングが用をなしません! 
フレームに圧入されているはずなんです。 

ステムにガタがあって、空回りしてしまったのでしょうね? 
 

フレームのチェック   
外観からではわからない事もいろいろ出てきました。 
でも、分解点検をしているんだ! 
という目的意識を常に持っていないと、まず見落としてしまいます。
バラバラにはしたけど、何にも出てこなかったとなるでしょうね? 

しっかりと洗浄し、クラックがないかチェックします。 
 

各作業を実施します
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それでは、店開き?も出来たし、ここから先は、急がずに楽しくしっかりとやりましょう!  

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