門扉取替えをDIY!


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門柱に吊り込まれた鉄製門扉 取替えで使用するアルミ製門扉(門柱式)
鉄製門扉は、わずかな腐食から内部に水が入り、気付いた時には、内側から腐って手が付けられない状態になっています。 
図の様になってしまうと、修理よりもアルミ門扉でリフレッシュをお勧めします。
既製品のアルミ製の物を使用します。 
アルミ形材門扉の門柱式(柱建て式)を選びますが、この門柱というのは、専用のアルミ柱をさしており、ブロック等の門柱ではありませんので要注意です。 
ブロック等の門柱に吊り込む(専用のアルミ柱を使わない)タイプは、埋め込み式(直付け式)と呼びます。 
また、2枚扉を両開式(親子式もあります)、1枚扉を片開式と呼びます。
 
取替えの方法 (補足説明へ)

イ)扉は、門柱に埋め込まれているヒジツボ(埋込み金具)に上から下向きに引っ掛けてあります。 
ロ)扉を上側に持ち上げて取り外し、残った埋込み金具をディスクグラインダーに切断砥石を取付け、付け根で切り取ります。 
門柱に残った切り口には、錆び止めペイントを塗ります。 
ハ)門柱際に柱を建てる穴をブレーカーであけます。 
ニ)落とし受けをダイヤモンドカッターで取付けます。 
ホ)扉を仮組した状態で、位置決めをしモルタルで柱を固定します。 
 

門柱式について

専用の柱で自立(独立)して設置出来ますので、工事が簡単で場所を選びません。 
また、将来の取替えや移設も同様に出来ます。 
はやりのオープン外構により適した、機能門柱タイプもあります。 

 

 必要道具

ディスクグラインダー(切断砥石付き) 
ブレーカー (はつり) 
根きり、穴掘り、スコップ 
 

水平器(レベル) 
巻尺(スケール) 
バケツ 
レンガごて 
 

有れば便利な物 
たがね、ハンマー、 
ダイヤモンドカッター 
バール、角材等 

 

種類選択の注意点

形材か鋳物か? 

形材は中空のパイプと板を組み合わせた物で、軽量で一般的に安価、デザインが直線基調で色も白、茶、黒系と単調になります。格子、目隠しデザインが代表。 
また、一般に切り詰めで寸法加工が出来る点は、鋳物にない利点です。 
鋳物は、流し込んで作った一体構造が特徴で、豊富なデザインと色があります。 
片面模様と両面模様の2種類があるので、価格とともに要注意。 

両開きか片開きか? 

通常の使用では、80cm幅もあれば良いのですが、家具、家電品の搬入を考えると、120cmは必要で表門は、両開きが一般的です。 

デザイン、色は? 

まず、外構の統一感を考えますが、フェンスが無ければ、むしろ建物とのマッチングが重要となります。 
面格子、戸袋、玄関扉等のラインで構成される物のデザイン基調と色に留意します。 
鋳物門扉は、そう言う面では、形材に比べてデザインの自由度が高まります。 

サイズは? 

間口は、両開きの場合は、扉巾×2につり元の隙間×2と召し合わせ部の隙間を加えたものです。 
全幅は、さらに専用門柱の巾×2を加えます。

材料

 アルミ門扉‥‥両開き門柱式 

 セメント‥‥ 生セメント 

 砂 ‥‥ できれば川砂 

 錆び止め‥‥ 錆び止め(フタル酸)、油性ペイント 

 支え木、木切れ、発砲スチロール、段ボール、針金、ひも等 
 

アルミ門扉の手入れについて

年に2〜3回は、水洗いします。 
また、台風の潮風の後は、すぐに洗います。 

取替え後の状態

例は、横基調の目隠しタイプです。 
広がり感と格調がよくなります。 
門柱が白、グレー系でしたら、つや消しブラックもお勧めです。 

 

親子式が活きる例

カーポートの併設等で、門柱が左右非対称の場合は、例の様に実用的な親子式の方が好バランスとなる場合があります。

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