なんと、突然、彼は、チャレンジ永井へ押してやって来たのです!もっと驚いたのが、土色をしたバイク! 
「どうしました?」『僕です!』「あっこれか〜〜!!」『バイク屋に言うたら、新車買った方が安いって笑われたし〜』 
『バイク回収車に出すのが、どうも気が引けて〜』 「そらそやわ、捨てるんやったらいつでも捨てれる、バイクにも命あるで〜!」 
 

 
 
 
洗車する前は、何色かもわからない状態でした。 
もちろん洗ってから、作業開始! 
ありのまま見てもらったほうが…(彼の談)
粘土細工の様なキャブレターを開けてみると 
ここまで、固まるか?状態。
キャブクリーナーの強力タイプを吹き付け、 
洗浄。
ほとんど削りとりました。 
ジェット類は、ジェットどころか、エア、燃料すべての通路を発掘、掘削工事をしました。 
ピアノ線で数千回と突いたのではないでしょうか? 
クリーナーの及ぶ次元ではありません。
エンジン本体は、プラグホールからオイルを入れて、圧縮を出しました。 
プラグは、発掘と削り出し作業。 
電極のエアギャップどころか、ネジ部と碍子部のエアポケットまで埋まってました。
タンクを立てても出て来ません〜! 
でも、これがガソリン〜?
錆び取りクリーナーをタンクに注入し、ナットを入れて、24時間シェイク(時々) ペーパーで濾して回収します。 
ナットも入れた数量を1つ残さず回収。
タイヤ空気圧調整と各所給油で作業完了。
本田スマイルっていうスクーターです。 
飾りっ気のないナイスデザイン! 
ブレーキを握らなくても、キックスタート出来ます。 
とにかく、ベーシックバイク!!
  
走らせると、結構いける〜。 
でもフロントが滅茶軽い〜。 
この先は、自賠責に入って、ファミリーバイク特約を付けてから。 
暫くちょいのりで使ってみて、再度徹底チェックしましょう! 
ふっと気付いたら、積算計がない〜! 
のどかな時代からの浦島太郎バイクです。 
やれやれ。

 
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