折角の機会ですから、ディスクプレートだけでなくハブの部分もヤスリがけ。
#100ぐらいの布ヤスリを使います。
新しいパッドの背中に、極薄くモリブデングリスを塗ってからシム(ラバーコーティングされた薄い鉄板)を付けます。
面取りはしなくていいの〜?
やめとこ〜、ブレーキ鳴き対策やけど‥‥
鳴いたらアカン? ブレーキは鳴くもんやけど〜?
あ〜、そしたら止めときます〜!
しないとダメかなと思っていたから‥‥‥ ここから、耳が好きな、じゃなくて、耳学文に一家言あるY君の為に 面取り談義が花盛り〜!
ちょっと聞いてみます〜??
パッドは、極僅かな間隙でプレートに面している為に、正常でも耳が擦れたりするのは当然の事です。
また、軽く踏んでいるような時も同様です。
こういう場合は、パッドが、面の端から力を受ける為、振動しやすくなります。
その結果、場合によっては、黒板でチョークをこすった時の様に異音も出るわけです。
そこで、常に端が擦ったり、そうでなくても、端の方からプレートに接する事がない様に、耳を斜に削り落としてしまうんです。
でも、耳を削る場合に、やみくもに周囲全部を削ればってものではないはず。
チョークの場合を考えてみてよ?
しかも、長期間効果が有るようにって大きく削ると、パッド面積が小さくなってしまう〜!
パッドが触れなくなったプレートは、当然、赤錆虫食いで〜す!
同時に、パッド面積が小さくなると、パッドの熱負荷が大きくなって折角の高性能パッドも標準品以下になるかもね〜!?
何せ、摩擦ブレーキは、運動エネルギーを熱エネルギーに変えて放熱する事で、制動してるんだから!
とにかく焼けちゃうと、極端には、有名なフェード現象ですよ。
最悪なのは、外周の耳を何ミリも削る事。
テコの原理を知ってる人は、削りたくない〜!
メーカーが重量増に苦しみながらも、プレートのインチアップを頑張っているのに‥‥‥
しかも、しかも、外周部は最も冷えやすく美味しい場所!!
もし、クルマやメンテナンスを愛するならば、面取りは、ブレーキ鳴きが発生し、我慢出来なければすればいい事。
しかも、症状に応じて!
予めする必要など普通はないはず〜!?
前したからって、次のパッドでもするかしらん?
コンクリート塀の横を走った時に、シャーシャーと聞こえ易いのは当たり前の事。
どこでも、チーチー、キーキーと耳ざわりならば、リーディング側を主に耳を極軽く、プレートの錆やキズも要チェック!
踏み始めにキーというようなら、リーディング側の耳と、リーディング側のフェイスも軽くサッサと擦ります。
削るといっても、グラインダーでガタガタに削るんではありません〜
布ヤスリで優しく丁寧に。
効果は、長続きしないかもしれませんし、当りや焼け等のフェースの変化等で、2度と起らないかもしれません。
まあ、ブレーキ鳴きは、そういったものなんです。
もちろん、シムやグリスも鳴きを抑える為の物です。
てな具合〜〜
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