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 HIDの取付け
 

 

  
  
32スカイラインのロービームが暗いって? 

そうなんですか〜 

プロジェクターってええのん? 

間違いなく、ランプの小径化には効果大だけど〜 
薄いノーズ化や補助ランプに最適のはず〜 

で、32は? 

要するにマスクの個性化って事ですね〜 

でも、独立式のロービームは、H3バルブ仕様。 
強化しようと思えば、そこがメリットになります。 

究極の強化策、HIDとしますか〜! 

HIDもローハイ切替式でなければ、値段もまずまず、手の届くところまで安くなりました。 

オークションで手に入れたのは、サンヨーテクニカ製サンダ−ビーム H3/H3C汎用タイプ。 

左右分として、まったく同じセットが2セット。 
バッテリー接続以外は、左右まったく独立した構成なわけです。 
 
 
 

写真上は、保護カバーの付いたバルブ2セット 

写真中は、ユニットや配線類2セット 
 

写真下は、1セットの内訳 
左上はインバーター、左下はイグナイター 
中左はリレーとヒューズの付いたプラス電源回路 
中右はアース延長線、その右はヘッドランプソケット用アダプター 
右は、リード線付きのバルブ 
 

説明書も丁寧


(クリックでアップ写真へ)


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簡単なシステム構成に加えて、わかりやすい説明書で、間違いなく取付できます。 

ただ、取付けレイアウトや取り回しに関する注意書が多いのが不気味〜! 

内容は、絶縁や熱、水等についての事で、電気ユニットなら当然の話です。

鯖の目ですか〜? 確かに個性ある目付きですけど、ロービームにプロジェクターって? 

広い配光って考えるとどうなんです〜?

バルブの取外し  

それでは、試しに左ライトからやってみますか。 
 

セットリングを左へ廻して外し、ブーツを取外し。 

次に、セットスプリングの引っ掛けを外すとバルブが取り出せます。 

青いワイヤーは、ア−シングケーブルです。

バルブの違い  

上の青いバルブが、スーパーホワイトバルブって感じの市販品です。 

下がHIDのバルブです。 
長さがあるので、ヘッドランプの種類によっては、取付け出来ない場合があります。 

車種の適応状況をよく確認してからにします。 

どちらも、バルブ部分には物が触れないように扱います。

バルブの取付け   

 

  
バルブの取付は、ノーマルと変わりません。 

重要な事は、防水性です。  
バルブリード線と防水カバーとの密封性に気を付けます。  
このように、そのままで密着しない場合は、加工やコーキング処理が必要です。

ユニット類の取付け  

 

    
各ユニットの取付け位置を考えて、仮に配置してみます。 

涼しい所で水切れが良いように〜 

配線の取り回しにも無理がなければ、それで決まり!

ユニットのアース   
ユニットのアースは、必ずバッテリーのマイナス端子に直結する事となっています。 
その為、セットには、延長アース線が付属されています。 
バッテリーから遠い方のユニットの場合は、アースポイントでユニットのアース線と延長線を共締めします。 
そして、延長線のもう一方をバッテリーのマイナス端子に共締め。 

この場合は、さらに凄いアースケーブルが既にありますので、そこに共締め。 
 

おっと危ない!  

何気なくパチンパチンと接続していくと、こんな事も起っています。 
黒いカプラから青いシールがはみ出ています。 

折角の防水カプラもこれでは‥‥‥  
ちゃんと、ロックは効いているんですよ〜  
もう一度外して、シールにも注意しながら嵌め直します。 
でも、青色にしてあるのは、こういう事に気付きやすくしてあるんでしょうね! 

バルブのリード線の青いブーツも、カプラから外れやすいので注意が必要です。 
 

配線作業です  

 

 

ユニット関連(2次側)が決まってきたので、次は1次側の配線。 

上の写真が、その全容です。 
写真左がヒューズで、長い配線をへて右端にリレーがあります。 
このレイアウトは、左ランプの配線になります。 

上から2枚目の写真は、小さくて黒いリレーとスイッチング回路用ギボシ端子です。 

ところが、車両側のロービームのカプラは、2極専用タイプ。 
これに、スイッチング回路のギボシを接続しなければなりません。 
それが、3枚目の写真です。 

そして、最後の写真は、その部分に使用する汎用アダプターです。 
3極のメスカプラに合うようになっていますので、今回は余ってしまいます。 
 
 

汎用品には付き物です〜  

 

元のギボシを切断し、平型の端子に付け替えます。 

そして直接差し込み、抜け止めにテーピング。 

汎用品は、車種別の専用品ではありません。 
多少の加工が前提での適応車種ってことね! 

幅広く適応していても、逆にドンピシャな事は全くないかも? 
 

仮付けでチェック  
各部のタイラップ止め等の仕上げをする前にテスト点灯です。
 

後でわかったんですが、このテストは期末試験って事になりました。 
実は、全ての作業の前にっていうか、バルブの取付けは最後にっていうか‥‥‥ 

バルブの保護カバーを外す前に、点灯試験でバルブの良否確認をしていないと、クレームが効かないそうです。 

簡単そうといって説明書を斜読みで、即作業開始はいけませんね!
 

猫の目! 鯖の目が生き返った感じ? 

バルブは、ちっとも青くないのに!

色が違うだけ?!   
右目(写真左)は、ハイパワーハロゲンのまま 

色は、違うけど明るさは同じ〜?

ところが〜!
(クリックでアップ写真へ)
  
実際の照射部では、これ程の差があります。 

左のHIDは、路面に光の塊が輝いている〜!  
  
作業中に手を止め、わざわざ車を動かして撮影‥‥‥ 

早く作業を終わらせてしまうのは、簡単!  
だけど、このステップは、DIYプロセスにおいて、とっても重要な事。 

いずれ、HIDの明るさにも慣れてしまうんでしょうか? 
でも、この比較の記憶は鮮明に残り続けて、自己満足チューンの効果を永続させるはず〜! 

それでは、元気いっぱいで、右ライトもやってしまおう! 
って事ですが、その部分は省略。 
 

取り敢えずまとめて   
汎用っていうのは、とにかく最大公約数で作られているわけですから‥‥‥ 

おまけに、2次側のコードを短く加工するなんて絶対ダメ〜! 
その結果がこれ! 
あまり難しく考えずに、タイラップでサッサッとまとめてお終い。 

大変な手間を掛けて、綺麗にまとめあげても、それがかえってメンテナンスの邪魔になる。 
例えば、HIDバルブでなくても、スモールランプとかも切れますよね〜 
 

端子に一工夫  

ア−シングのマイナス端子と比べると見劣りするのは仕方ないところ。 

でも、長いボルトを使ってターミナル締付け部とHID電源部を分離しています。  
それによって、確実な締付けが出来るだけでなく、バッテリーのメンテナンスも大変しやすくなります。 

保護カバーも一部をカットする事で取付け出来ています。

最終仕上げ  

 

上の写真は、右側のユニット類を取付けた状態です。 
出来るだけ涼しい場所って、なかなか無い物。 

バッテリーの前側の空間に、団子状態であきらめ〜 

バッテリーから左へ走るリレーのプラス線は、エンジンルームの外。 

左右のヒューズは、なんと、ラジエーターのオーバーフローホースにタイラップ! 

本当に取付け場所には苦労します。

 完成
ちょっと傾斜で左右に差が出てます
  
HIDも量産効果か、海外生産かお手頃になって 
何より取付の簡素化がありがたいような‥‥‥ 

でも、高効率ハロゲンバルブもビックリプライス〜! 
120〜130W級のH4球が、1個880円〜!! 

HIDをあきらめると、数十台の愛車を高効率ハロゲンに出来る〜 
これは難問! その愛車をどうやって手に入れるか〜!! 
 

 
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