事例紹介
 
 
  
テーマ
写真 内容
CBR−XXの仕上げ塗装編  
  
 
   

これに色を塗って考えてみたら〜? 

たぶんイメージが掴み易いと思うけど? 
  

イメージ完成!  
  
 
  
『こんなイメージがいいかな〜!  

ちょっと、サンプルよりは複雑?  

細かいところは、ヨロシク〜!』 

って、どういう事〜!? 

組付けは、まかせてくれ!って意味でした。 
  

 
 とりあえず、カラーリングイメージ決定大作戦!は成功ってことで‥‥‥
 というわけで、やっちゃいます! 
 イメージは、ブラックを基準にレッドをアクセントカラーに。 
 まず、考えられる手順は、先に全面ブラック塗装する。 
 その後、マスキングをしてレッド塗装する。 
 でも、御承知のとおり、ブラックの上にレッドを塗装してもブラックを隠せない点があります。 
 そこで、ブラックの上にシルバーのサフェーサーを下塗装する事になります。 
 ところが、ここで新たな問題が‥‥‥? 
 レッドの部分の塗装が厚くなり過ぎる事と、ブラックとの段差が大きい事です。 
 では、逆に全面レッドで後からブラックにすると? 
 ブラックの発色は、テストすればわかるけど‥‥ 
 レッドの塗料が沢山必要となるのでパス! 
 そんなわけで、手間ですけど、2色を重ねずに塗り分ける事にしました。 
 正確にマスキングしないと、サフェーサーが見えたり、色がかぶったりするわけです。
 
 
 
 
 
 
 
フェンダーのマスキング
曲線部は、テープが浮き易いので特に注意します。  
若干、伸ばせる事が出来るクレープタイプのテープを使用しています。  
輪郭を正確に貼り終えたら、重ね代を取りながらしっかりと全体をカバーします。  

重ね部で怪しい部分は、継ぎ目の上にさらに重ね貼り。  
でも、一番肝心なのは、一層目をしっかりと密着させる事に違いありません。

 
 
 
 
 
サイドカウルのマスキング
 
テープを貼り足して水平ラインを出しています。 
テープの厚みが有る為、継ぎ目部分の浮き上がりに注意します。
 
輪郭は、テープで予め出しておくと作業が捗ります。 
マスカーは、そのテープの上に貼るってわけ!
 
余分目に大きく貼るのが、早く仕上げる近道です。
 
穴の部分は、裏側をテープで塞がないと隙間からペイントが表に廻ります。
サイドカウルは、面積が大きい為、輪郭以外はマスカーを使用します。 
マスカーは、マスキングテープにビニールが一体化された便利な物です。 

注意する点は、テープの付いていない端部をしっかりとテーピングで塞ぐ事。  
そして、穴にかぶせる場合は、裏側からテープで押さえる事です。  
そうしないと、ネジ穴のような小さな穴であっても、ペイントが廻り込んできます。  
また、丁寧に取扱わないと、知らない間にビニールを破っていて、失敗って事も。

アッパーカウルのマスキング マスカーを左右からタップリと貼り、合わせ部をしっかりと巻き込んで塞ぎます。
フェンダーをレッド塗装 縁と裏側もしっかりと塗ります。
サイドカウルをレッド塗装
再度マスキング  
端の部分は、マスキングの都合により、2度に分けて塗装しました。 
で、マスカーで再度マスキングです。 
その理由は?
 
上端のレッドとエアアウトレット部との間隔が狭くて、テープをカッターで切らないと駄目なんです。 
それでは、テープ際が不安だったからです。
 
 
 
 
 
フェンダーをブラック塗装
レッドを塗装の後で、充分に乾燥させた後でマスキングです。 

テープを剥がす時の楽しみは、やってみてのお楽しみ〜!

 
 
 
 
 
サイドカウルをブラック塗装
レッドの部分をマスカーを使ってマスキング。 
エアアウトレットの穴は、裏側の際できっちりと塞ぎます。
塗り上がったアッパーカウル アッパーカウルの塗り分けはシンプルです。
裏面塗装  
フェンダーの裏側も見える見えないは別として‥‥ 
吹きっぱなしでは、ちょっと〜 
そこで、マスキングをしてブラック塗装しています。
 
サイドカウルもマスキング後、それなりにブラック塗装。 
その後、久方ぶりにスポンジのマスキングを外しました。 
 
 
 
 
 
 
 
 完成
 
 
  
仕上げに2液タイプのウレタンクリア塗装をしました。  
このタイプは、ラッカーとは違って、ガソリン等の溶剤に強い利点があります。  
そのかわり、使用時には、硬化剤と塗料が缶の中で混ざりますので、使い切りとなります。 
塗装後に、細かなミストが舞っている中で撮影するとこんな風に写ります。 
目ではこんなにも見えませんので、ストロボに反射しているんですね。 
マスクをしていないと、肺の中がこの状態になるわけです。 
それと、ミストが降りてきて塗装面に付着し、ざらついてしまう事もあります。 
換気装置が無い場合は、ミストを逃がすって事は、埃を侵入させる事にもなりますから微妙な判断が必要です。 
 

何とかイメージどおりに出来たかな〜?
思いきってカスタムペイントするなら、世界に2台とないものにした方が、やったかいもあるってもの。
 
何かの機会に、大胆イメージチェンジもいいかもね〜! 
上手に出来るかって? 
価値観の問題ですよ! 

(おまけ) 
‥‥わかっているようでまだまだ甘い、綺麗に仕上げる為のポイントは?  

1に下地、2に下地、3、4も下地で5、6が養生、とにかく事前の手間をかける事です。  
凹んだ上に何度塗装をしても平らにはなりません!  
塗装をしては研ぐ事を繰返して平らな面に仕上がるわけです。  
もちろん、最初はパテから始めるんですけどね。  
それと、スプレーで塗料を吹いたからって、凸凹にならないって保証もありませんよね?  
7、8が環境、条件で、9がチェック、10にマスキングや塗装技術って感じ!  
実際、上塗りを吹いている時間なんて、養生時間を別にしても全体の1割もないでしょう。  
いかに、下地作りに時間をかけているかって事です。  
これは、割れていて修理するって事を含まなくての話しです。  
とにかく、スプレーをカラカラと振っては早く塗りたい方、失敗を急いでいると思って間違い有りません!  
充分に時間をかけて下地を作ったつもりでも、養生した後でもう一度、しっかりと下地の状態をチェックしましょう!  
妥協点イコール仕上がりの減点と思って、手を入れましょう!  
そして、マスキングの隅々まで、浮きがないか最終チェックをしましょう!  
最後に、繊維のつかないウエスで脱脂しましょう!  
以上は、缶を振りながらってわけにはいきませんね!  
むしろ、まだ塗らない、そうやすやす塗らないぞ!
ってぐらいがお薦めです〜!!
 
   

 完成写真です
アッパーカウル
フロントフェンダー
右サイドカウル
左サイドカウル
 
各写真をクリックで拡大します(400×300ピクセル)
 
 
 
戻る DIY事例紹介トップ  バイク事例集
 

Copyright  2001-2008  Makoto Nagai. All rights reserved.