事例紹介

 

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スプロケットガード取付け

 元の状態
 スプロケットガードってあまり耳にしませんね? 
もちろん、左の写真には付いていません! 

チェーンの上に付いているのは、チェーンカバーです。 
チェーンカバーは、グリスの飛散防止が主な目的です。(下や後ろは自分にはかからないのでどうでもいい?) 

今回のテーマ、スプロケットガードは、チェーンの反対側、下側の安全に関わる話しです。 

下側は、チェーンがスプロケットに噛み合っていく部分で、いわゆる巻き込みって事が起ります。 

普通は、足を突っ込むような事も有りませんが、転倒時に手を巻き込んだりします。 
その為、レーサーでは安全の為、取付けられています。
さすがに、フロントのスプロケットは、普通でも、つま先とか巻き込みますので、一般車でも、しっかりとカバーが付けられています。 
 

材料は?  1mm厚のアルミ板です。 
実車で寸法取りをして、必要分を切り出します。 

カットは、板金ばさみでは、ちょっと歪んでしまいます。 
1mm厚ありますので、のこ類が使い易くて(もちろん細かい歯)お薦めです。 
コッピングソー、バンドソー、ホビーノコ等、ニブラーもグッド! 

もし、はさみでするって場合で、直線の切り取りの場合は、次の方法が楽です。 
まず、切断部にけがき線を深く入れて、歪まない範囲で両側からはさみで切ります。 
後は、針金を折る要領で、くねくねして折り取ります。 
切断部をヤスリで軽くすって、仕上げます。 
 

曲げ加工です フロント側になる部分の縁を折返した上で曲げます。 
折返しは、スイングアームと接する部分は潰しますが、それ以外は80度ぐらいで止めています。 

この部分は、チェーンに引きずられて手がぶつかる部分です。 
その為、折り潰さず断面積を増やしています。 
それと、後ろを折り曲げていないのは、意識的に、前部分よりも剛性を落としているからです。 
万一、手とかで押さえた際に、チェーンには、後ろが接した方が安全だからです。 
 

完成 曲げ終わった状態で、前側から見た様子です。 
写真右方向が、下側になる部分です。 

スイングアームにカチッとはまります。

ちょっと化粧! 軽め穴とか、ちょっとした手を加えたいところですが、強度が下がります。 
何せ、生のアルミの1mm厚ですから‥‥ 

そこで、余っているステッカーの中から、色合いのいいのを選んで貼る事に。 
これなら、気分で変えれるし、加工は、後からでも出来る事だし‥‥

完成

取付後の状態
  
とりあえず、スイングアームの上下2ヶ所で、強力両面テープ接着としています。 
それでも、スイングアームの断面形状にピッタリ合っていますので強力です。 

今後、水がまわって剥がれてくるようであれば、スイングアーム上面にブラインドリベットを打ちます。 

左サイド、迫力あるんと違うン!?
これで、安心して転けて下さい!?

イヤイヤ、ファッションで無くて、マジでの話しだったので、冗談は止めときます〜

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