再生工程 |
![]() DIYガレージファクトリーの簡易ブースも、クリア塗装で最終局面に〜 換気はするものの、空中に舞い上がるミストに細心の注意を払う スプレー塗装では、乾燥養生工程にミスト付着の問題が絡む |
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上塗り ここに至るまでの作業を考えると、この先は、最後の仕上げと言える程にとどのつまりの作業。 実際、クリアを塗装して艶を出すというよりも、塗膜の保護をするといった感覚で作業をしている。 その為、使用する塗料は、もちろん2液硬化タイプのウレタン塗料をチョイス。 中でも、イサム塗料のエアーウレタンは、毎度使用して実績のある ”一押しアイテム” これには、DIYガレージファクトリーの塗装品質の全てを託していると言っても過言ではない〜! ここまで、品質品質と繰り返し書いてはきたが、所詮は、市販の缶スプレー塗装〜(@@); だから、電着や焼付け塗装のように、密着性や強度が備わっているわけではないのだ〜 出来れば、フレームやホイール等の金属パーツには、そうありたいところだが‥‥‥ しかし、そもそものDIYガレージファクトリーのコンセプトが、愛車の手入れプラスα程度の身近なもの〜 限られた設備や材料のもと、創意工夫のアイデアや手間と時間の努力とで、DIYチャレンジしてこその値打ち! 一応、缶スプレーには、「焼付け塗装に迫る‥‥」と書いてはあるが、果たして如何程のものか? 確かに、ホイールであれば、タイヤ交換時に少し剥がれたりする事もある。 しかし、リムプロテクターを使用しながらの丁寧な手作業であるから、それも最小限度なもので済む。 幸い、シリーズ商品で同カラーの筆塗りタッチペンが売られているから、チョンと塗れば、全く目立たなくなるってわけ。 だから、その程度の弱点は、積み上げてきた努力の成果と比べれば小さな事、自己満足は微動だにしない〜! それもこれも、一言で言えば、エアーウレタン塗装の成せる業〜!! この塗膜は、ラッカーペイントに比べて厚く、ガソリンや溶剤にも強い事から、日常の使用や手入れが安心して出来る。 「せめて、綺麗な服を着せてあげたい!」 と願っても、雨で溶けてしまうようなら、どこにも着て行けない。 そんな、最後の総仕上げと言える塗装が、エアーウレタンによるクリア塗装であり、頼もしいプロテクターだ。 こう書けば、まるで、完成品をラップでくるむかのような表現になってはいるが、決して簡単な作業ではない! この先も、塗装作業における全ての不具合が発生する可能性は、100%!! 必ず、何かは発生する〜! タレやブツにハジキ、そして白濁(ブラッシング)にチヂミ‥‥‥ これだけ複雑な形状の物、そして、下地の履歴である以上は、それなりに覚悟も必要か〜? いやいや、何一つ生じないように最善を尽くしてこそ、前世での多くの想いが宿るパーツへの礼儀だろう。 そして、全てが迷い無く新しいマシンとして、街で出会うバイク達に笑顔で迎えてもらえるように〜♪ ‥‥‥それでこそ、REBORN の挑戦であり、真実の再生への道なのだ! |
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アッパーカウルの塗装は、ガソリンタンクと共に、最も気を付けて塗らなければならないパーツだろう。 その理由は、左右、正面、上と、四方から見て顔となる面が連続し、一体となっている難しさにある。 しかも、鋭い端部や複雑な凸凹面に加えて、エアダクトの奥のように正対出来ない部分までも! その為、始めの時点で、全体を如何に塗るか?という要領と手順の検討が、最重要なのだ。 エアーウレタンは、勢いよく噴出し、カバーする範囲は広いが、その分、ミスト発生も多い。 単純な平面であれば、面からの距離を一定に保ち、両端でノズル操作を逃がせば良い。 ところが、連続した複雑な面の大物となれば、拾い塗りも必要で継目も避けられない。 しかも、塗り重ねながらのスプレー移動も加わるわけで、簡単には吹けません〜! これを塗って早く作業を終わりたい反面、失敗へ急いでいるような気分にも(汗) そんな緊張感を持続しつつ、タレとザラツキの狭間を駆け抜けていく作業か? 果たして結果は、少しゆず肌気味ではあるものの、タレやザラツキは無し! 塗膜は厚く塗り重ねてあるから、より以上の仕上げは、将来の磨きで〜 |
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アッパーカウル@ | アッパーカウルA |
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アッパーカウルB | アッパーカウルC |
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サイドカウル左 | |
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アッパーカウル右 | |
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シートカウル | |
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ガソリンタンク@ ガソリンタンクは、キャップのパッキンが触れる部分以外は全て塗装している 中でも、キャップ内部は、ガソリンと必ず接するので確実にカバーリング〜 |
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ガソリンタンクA ガソリンタンクは、シートと強く擦れたり、ニーグリップ等でライダーとも強く接触する それだけに、何度も重ね塗りをするのだが、指定はハーフウエットオンって感じ |
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フレーム ブラックの場合、僅かでもブラッシング(結露による白い濁り)が発生すれば、取り返しがつかない事になる。 そこで、天気予報は当然として、毎日、湿度計と睨めっこしながら、最適な日を選んで決行している。 特に、缶スプレーは、気化熱による冷却作用が強く、塗装部に結露を生じ易いから重要な問題。 だから、スプレー缶や対象物を予熱し条件を改善させるが、それがゆず肌の原因にもなる。 出来るだけ厚く塗りたい、しかも、ゆず肌ではなく垂れる寸前で‥‥‥そこに白濁が! そんな微妙なバランスを吹付部分の観察に全神経を傾ける事で保ち続けるのだ。 作業は、一旦始まると指定のオープンタイムを考慮しつつ、前進あるのみ! |
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シートレール | スイングアーム |
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フロントホイール | リアホイール |
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何度も何度も重ね塗りをして、艶々で丈夫な塗膜を作った副産物が、ミストの洗礼〜! 重くて大きいフレームは、そのままの位置で養生させるしかという考えが、この始末。 こうなると、完全硬化後(1週間程して)に、コンパウンドで軽く磨くしかない〜(涙) |
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スイングアームのピボット部(フレームへの取付部分)のマスキングを剥がした様子 周囲の塗装部分は、クリア層が溶接ビードを均してしまう程の厚みで光っている 塗装に際しては、カラカラに脱脂している為、メンテナンスは、これからだ〜! |
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