再生工程
  

下塗りのサフェーサーを塗り終えたばかりのDIYガレージファクトリー内部の様子
1台分のパーツで溢れんばかりの空間の中、蝶の様に舞い蜂の様に刺す〜?
下塗りT

ここに至るまでには、相当な時間と手間が必要だっただけに、ガレージにパーツを並べながら峠を越えたような気になる。
しかし、普通の場合なら、さあ、これからという事で、緊張感が高まってくる時なはず〜
如何に、ここまでの作業が余分普通では有り得ない手間と根気の要る作業かという事!

とは言え、自己満足に浸っているわけにはいかないというか、この先、大失敗の可能性も充分にある。
そんな余分な感慨は、綺麗になったガレージと同様に綺麗さっぱり忘れて、作業に集中しないと〜!

さて、塗装作業の第一弾は、下塗り作業。
修理作業を終えた各パーツは、大きさも形も重さも様々。
それらを適当なスタンドなどに据え、サフェーサーを全面に塗装する。
書けば簡単な事ながら、実際は、裏に表、穴の奥に至るまで、綺麗な塗装面に仕上げるのには?
いきなり、シュー、シュシュッと吹けるものではない!
吹き難い部分や付き難い部分、逆に垂れ易い部分や重ねなければならない部分等、充分に対象を把握し段取りを組まないと。
もちろん、脱脂やエアブロー、さらには、予熱やオープンタイム等、基本的な作業も抜かりなく〜

この後の各塗装作業のベースとなるだけに、適当な仕上げは取り返しが付かないのだ。
仮に、上塗り後に小さなプツを見つけて研いだ際に、それが下塗りで出来ていたならグレーが出てしまう。
だから、吹きっ放しにしろ、研ぎ仕上げにしろ、仕上がり面の見落としは許されない!

今、ガレージに並ぶのは、元は、ガラクタと呼ばれていたパーツ達 ‥‥‥当然、過去に心の傷も負っている。
せめて、綺麗な服を着せてあげたい!
それを実現させるまでは、決して手を抜くわけにはいかない!!

きっと、恥ずかしくない服を着せてあげる‥‥‥それが、REBORN の挑戦!
 
<作業ハイライト>
スイングアームとフレームの塗装は、アルミ製という事で難しい面がある。
それは、一般に問題となる密着性という面では、ノーマルの塗装仕上げが下地となる為、特別な事は必要ない。
しかし、とにかくアルミの比熱が小さい事が問題。要するに気温が低い時は、とても冷た〜いわけ!
だから、寒い季節には、しっかりと予熱をしておかないと サラサラタラタラ〜 って具合に(汗)
その為、他の樹脂製パーツよりは、短期集中決戦という感じで冷めない内に〜!

それと、フレームが、ラムエアや配線の貫通部とか複雑な部分が多くて、塗り難いのは当然として
案外、スイングアームが塗り難い!
見た目の平面の多さから塗り易く勘違いし、安易に塗りだすと同様に多くあるエッジが疎かになってしまう。
先に、エッジを拾っていくと面の塗装も終わってしまいそうだが、そのステップを踏まないと。
また、実際に塗る際にも、垂直な面が狭い間隔で向き合っていたり、綺麗な平面であっても正対出来ずに苦労する。
特に、リンク取付部より前部分は、内側が小さな枡のように囲われた状態になっている〜

そうやって、塗り難いと言っている部分については、上手くやらないと隣接する塗り易い部分が、ダラ〜って事に。
しかも、それだけ、余分に塗料を吹いているわけだから、見た目以上に塗料を消費する〜!(大汗)
何が嬉しくて、材料を沢山使った上に、失敗作を生み出そうとしているのか〜?
な〜んて事は、やってる最中には決して思いませんから ‥‥‥それが、 REBORN の楽しさ!
カウル裏面から塗り始めるが、薄いながらも端面や断面を意識して吹く
左右サイドカウル裏面
シートカウル裏面 アッパーカウルとフロントフェンダー裏面
いよいよ表面の塗装の段階になり、垂れやゴミ噛みにはより細心の注意を払わなければ
既に、サフェーサーが塗られている部分は、修理の段階で確認の為に塗ったもの
アッパーカウルの曼陀羅模様もこれが見納め〜
フロントフェンダーとシートカウル 左右サイドカウル
アッパーカウル 左右サイドカウル塗装途中
フロントフェンダーとシートカウル
シートレール フレーム正面
左サイドカウル 上面修復部アップ
右サイドカウル 右サイドカウル上面
フロントホイール リアホイール
アッパーカウル左修復部アップ
養生中の1台分のパーツが、ガレージを占拠し、暫し立入禁止!
途中参加のDトラッカーのカウルが2個混ざっているのはご愛嬌


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