再生工程 |
これが、REBORNの素材となるシートカウルのテールライト部分 車の追突事故じゃあるまいし、こんな所が破損するって‥‥? |
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シートカウル・テールライト 『シートカウルは、これ使っといて〜!』 「どれ?どれ?」 用意された青いカウルは、毎度お決まりのレーサーがらみではなく、一目で一般車あがりとわかる物〜 「これやったら、ええやん‥‥あっ!リヤがちょっと割れ‥‥‥裏側が欠損してるんや〜」 「まあ、ましなうちか?」 『いや、違うねん!どうせ、これ付けるから割れとってええねん!』 「Wha〜t!」 ニコニコと近付いてきた手に持たれていたのは、白いカプラがぶら下がるユニット。 『このLEDランプを使おう思うねん!』 『CBRのんやけど、ちょっとNOWくなるやろ〜?』 ‥‥‥うわ〜〜〜 またまた始まったらしい。 もしや、オリジナルの良さが失われてしまうかも‥‥‥? 否、待てよ? 有る物を活かして、再び魅力あるマシンに蘇らせる〜! ‥‥‥それが、 REBORN のルール!! ならば、その範囲において、最新のバイクに互して光り輝く9Rが有ってもイイ〜〜♪ 「よ〜し、この際、 ” ‥‥! 9Rこんなんやった?” って、ちょっと楽しみが+αなマシンでいきますか〜〜!!」 手間を惜しまず、有る物を活かして再生する。 しかし、時には異なる血が混じり合い、新たな価値が生まれる事も ‥‥‥それが、REBORN の楽しみ〜〜♪♪ |
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<作業ハイライト> | |
また何を持ってきたかと思うと、『こんなん有るけど、これはスペアに置いとくわ〜』 やれやれ、段々と見せびらかし方?も、たちが悪くなってきた(笑) |
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このREBORNの主役は、これ! LEDライトは、H○NDA車用〜 |
ちなみに、これがシートカウルのノーマルなライト部分 これも加工するのは、もったいないから予備に〜! |
テールライトの形状に合わせて、シートカウル下面の形状を成形する ライトと干渉する部分は切取り、隙が開く部分にはパネルを貼る カウルとライトの形状が馴染めば、残るは取付け方法のみ! |
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テールライトの形状に合わせてシートカウルを慎重に切取っていく こんな切断に重宝するのが、「フリーウェイコッピングソー」 手動式だから、じっくりとラインに沿わせて切断可能 しかも、螺旋歯で進行方向の修正も簡単 二押しアイテムで紹介してますよ〜! |
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サイドカウルのREBORNでは、ついに、断片レベルでの部品取りと移植作業が実施された。 ところが、シートカウルのREBORNは、それにとどまらない! オリジナルのシートカウル形状を知らないはずが無いのに、こんなLEDライトを使いたいと思うなんて〜? 否、逆に、このLEDライトを使いたいから割れたカウルを手配したとか、割れたカウルが有るからLEDライト‥‥‥ どちらにしても、もしも、そういう事であれば、かなりのセンスと言うか、コーディネーターの資質が有る〜! ただし、それを具現化出来る技術力が無ければ、ただの空想の産物となってしまうのだが‥‥‥ 他力本願で自由な発想を思い巡らせる事は、出来る人間から見て、簡単な事なのか難しい事なのかはわからない? しかし、この件に関しては、少なくとも確たるイメージが出来上がっていたに違いない! それどころか、寸法計測までして作り上げていたのではないだろうか? それ程まで、スタートの瞬間から可能性を感じた。 ただ、こういったパーツの組合せを試行錯誤するにおいて、各部の寸法や角度、取付け方や強度といった構造や素材等 机上では不明な点だらけなのである。 それは、パーツリストやサービスマニュアル等、否、ネットでさえも解決出来るものではない〜! 現物調査、現物合わせのみ〜!! だから、ガラクタが増えるのも当然か〜!? 有る物を活かして再生する! しかし、それは、意図されたガラクタだったのかも‥‥ 自由な発想と周到な準備によって明確なイメージが生まれる‥‥‥決して、偶然などではなく ‥‥‥それが REBORN の真実!? |
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コッピングソーで切断していくと破損部分の多くは切除されてしまった 残るカウル上面の割れを忘れないうちに、コテで修理しておく |
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ここからは、同様の厚みのABS板を貼ったり溶かしたりの成形作業 まずは、シートカウル両サイドの膨らみ部分を上手く絞り込む 次に、ABS板(不要なカウルから調達)を貼り付けて成形 |
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理屈の上では、左右まったく同じように作業すれば、完璧な成形が出来るもの ところが、実際には、左右でラインも違う、面も違うという状態に必ずなる! しかし、ここは焦らずに、まずは、しっかりと一体化させる事が最優先! |
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継足した板をしっかりと一体化させると、カウルに力を加えてグニャグニャさせても、ピリとも言わなくなる さらに、樹脂の厚みのムラと表面の凸凹を根気よく均せば、左右が同じように変形するようになる そういった段階に至るまで何度も何度もコテで溶かして、新しい形の隅々まで血が巡るように |
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シートカウルの成形が終わったと言っても、ここまでは、デザイン処理の段階 いくら綺麗にマッチングしたとしても、取付けが出来ないと話にならない そこで、まずは、シートカウルをシートレール、リアフェンダーと合体 |
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続いて、問題のテールライトを位置決めしようとするとリアフェンダーの一部が干渉し浮いている とにかく、取付け方法は二の次に、レイアウト上で納まるようにリアフェンダーを切除する |
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テールライトは予定通りにピタリと納まり、ノープロブレム ただし、取付けスタッド(ネジ)の位置は、ずれた状態 |
リアフェンダーのマウント位置に合わせて テールライトのスタッドを移植しなおす |
この際、リアフェンダーも少し加工をして、安上がりにイメージチェンジ〜♪ ナンバープレートと反射板位置を入替え、泥除け部はショートカット! |
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仕上げは、ポリパテで修整するお決まりだが〜 これが、とっても簡単な事に思えるでしょ? |
テールライト部分が出来上がってヤレヤレ〜 でも、忘れてならないのが全体の傷修理! |
成形した部分を中心に、プラサフを部分吹きして仕上がりをチェック! 上面の割れ修理部に、ピンホールやアバタが残っていた〜(泣) |
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