再生工程
  


Ninja ステッカーの運命や如何に〜?
 
スライダー

塗装作業も終わり、上々の仕上がりで一安心!
とは言え、綺麗なパーツがガレージに並んだ状態では、おいそれと作業をする事も出来ません〜
そこで、多少の満足感に浸りながら各パーツをラッピングし、取付け時までは、一時保管の状態に。
大きな段ボール箱に、緩衝材と共にラッピングされた各パーツを丁寧に収納。
その後、ガレージから別な場所に移動した時、「やれやれ〜」って、ようやく一安心。

余裕をかまして、「ステッカーやエンブレムを付けるんやったら、段ボールに入れてあるからな〜」

 了解〜、また買ってきて貼っとくわ〜!

 「そうか〜 まあ、ノーマルと違っても‥‥‥色々、売ってるやろな〜?」

 わかった、適当に探すわ!とにかく、気をつけてやらなあかんな〜!

 「そう言う事〜♪」 いや〜これで本当に一安心!肩の荷を降ろさせて頂きます〜(笑)

そんなやり取りが有ってから、何日が過ぎたのだろうか?
既に、簡易ブースから元の状態に戻ったガレージファクトリーでは、着々とマシンの組立が進んでいた。

(さあ、そろそろ忘れんうちに、各部を規定トルクで締めていこか〜)と思い浮かべた、丁度その時!

 フレームスライダー用意しとうから、エンジンマウントの所に付けといて〜!
   カウル付ける前に言うといた方が、ええやろ思て?

一瞬、我が耳を疑ったとはこの事!   (‥‥‥そんなもん、先に言っとけよ〜!)

綺麗に塗装も出来上がって、梱包までして保管状態のカウルに、今さら穴をぶち開けろってか〜?!
これが、塗装の初期段階なら‥‥‥やっぱり嫌〜!ほんまに、余分な物ばっかり付けたがるな‥‥‥
それにしても、何で、転ぶ事ばっかり考えるかな〜?
大事に乗ろう言う気にならへんのかな〜こんだけ手間入れて仕上げてるのに‥‥‥
そんなこんなの考えが、僅か2〜3秒の間に頭の中で、湧き出す湧き出す(笑)
ところが、

 昨日、ステッカー貼ってんけど、あのカウル割ったらバチが当たるやろ〜
   貼ってしもてから気付いてんけど、ステッカーの位置、大丈夫かな〜?

「そんなもん、合わせてみなわからへんけどな‥‥‥」

 もし、ドンピシャやったら、どないしょ〜〜!

「その時は、何とかせなしゃあないな〜♪」
‥‥‥そんなアホな!貼り替えるしかありません〜!(爆)
しかし、想定外の作業を作ってくれるな〜 ‥‥‥とは言え、それが、さらなるヤル気を起こさせているのも事実か?
どうせやるなら、少しはスパイスを効かせて〜 さらに魅力あふれるマシンへと
 ‥‥‥それが REBORN の目指す道〜!
と自分に言い聞かせる。
 


マーキングした位置へ正確にドリルで下穴を開ける(右側)
 
カウルへの穴あけは、大きくするに越した事はないが、結果的に大きくなったように思われるのは嬉しくない。
やはり、カウル取付け時に支障が無い程度のピッタリサイズで、当り前に開けるのが技ってもの!
という事で、小さ目に開けた穴をヤスリで拡げる等という安易な方法は除外。
ホールソーで、一発真円を2発連続で成功させる事に決定〜!
まあ、真央ちゃんのトリプルアクセル2発と比べれば‥‥‥比較にならん事です〜 m(_)m

ところで、ホールソーというのは、センターの下穴が命であって、言わばコンパスで円を描くようなもの。
万一、下穴の位置がずれていようものなら、その後の位置修正は、ほぼ不可能!
と言うのも、下穴のある部分も歯先の当たる部分も平面でなく、実は、コンパスでは真円を描けない条件です。
真っ直ぐにホールソーが、歯の接した部分から順に切り込んでいくという条件の下で、初めて真円カットが出来るわけ。
だから、当然、ドリルは作業時に振られるわけで、仮に長穴に修正した下穴等では、センターを保持出来ません。
要するに、下穴こそ、ドンピシャ2発! そして、ドリルを暴れさせずに、且つ、カウルにもダメージを与えずに〜

そこで、最重要テーマが、下穴位置の計測!
まずわかっているのは、単品状態では位置が定まらないので現物合わせって事。
サイドカウルを左右だけでなく、アッパーも組付け、得意の3D目視計測で、ドキュ〜ン!
これは、さすがに無理〜!
とりあえず、サイドカウル上面からの高さ(深さ)については、確定出来るので、それだけでも正確に測定。
カウルにマスキングテープを貼って、その上に位置をマーキング。
もちろん、左右位置はルックダウンで決定〜!
その後は、写真の通りですが、この方法は、速さが取り得のやり方なので、お薦め出来ません〜悪しからず。
とりあえず命中したか、外れたかは、その場ですぐにわかります〜

エンジンマウントボルト側から延長線で、カウル内側にマーキングするのが無難かも?
 
50ミリのホールソーで一発勝負〜!(左カウル) ステッカーは無事でした〜♪(右カウル)
エンジンマウントボルトと交換して取付け(右側) 無事にドンピシャでカウルが付きました!(右側)
もちろん左側もドンピシャ!!(ここまで、写真撮影が行き当たりバッタリで、右や左やバラバラ〜 m(__)m )
失敗すれば元も子もないって作業も、当り前にこなせないと、これまたバチが当たりますからね〜(笑)



ちょっと変わった形をしているけど、これでもZX12R用のノーマルパーツ
サブタンク

フレームスライダーをエンジンマウント部に取付ける事に伴い、サブタンクが取付け出来なくなる。
そこで、何がしかの改造を加える事が必要になるってわけで、手間が新たな手間を生み出す〜(汗)
さて、どうやってサブタンクを取付けるか?
ボトルをコクピットに設置して、レーシーに決めるか‥‥‥いや、そんな雰囲気には仕上がっていないし〜
何か適当なサブタンクを探して、普通に取付けるのがベターでは?
それで、ガレージに転がるサブタンクを片っ端からチェックしてみる。
KDX、KLX、Dトラッカー、バリオス、ZRX、7R、9R、12R‥‥‥全部カワサキ〜♪
その中で、意外や、一番大きくて後回しにしていた12Rのサブタンクに決定!

残されたスペースに合わせて、少し形状を加工し取付ければ、大した違和感もなく上手くいきそう!
加工は、電気ゴテで溶着させれば、強度もバッチリ!
ただ、壊れてもいないパーツに手を加えるという部分で、再生の為の犠牲って言えなくもない。
だから、手を下す以上は、決して、作業の失敗は許されないのだ〜!
 
タンクキャップ部分から上方を切取り、切り口を切れ端で塞ぐ
接合部は、溶接で言う開先加工(V字型に接する)を施し
内面部から外面部までの断面を確実に溶着させる
取付部は、1つは移設し、残る1つは切れ端から作る
すぐ上に見えるパーツは、取付部のアタッチメント
タンク最上部に、アウトレットホース取付部を移設
内側の形状は、取付部の凸凹合わせて修整
無事にスライダー後部へ取付け出来たラジエーターサブタンク
液面レベル確認用の白い半透明部分も、しっかり直立!
元々のキャップ位置も含めて、日常点検も簡便に〜!
それにしても、真っ黒でわかりません〜 (^^)



2ヶ所の温度表示と2計時のストップウオッチ機能付き
ヨシムラデジタルメーターは、必需品ですか〜?
 

デジタルメーター

これも有ったんですかね〜? そうだとしたら、多分、ゼファーχで使っていた分だと思うけど‥‥‥
何でも、置いておけば出番が生まれてくるもんだな〜〜♪
あ〜いけない! こんな事を万一、聞かれたら、えらい事になる〜〜 (^_^;
それにしても、ゼファーの時は、油温と残り1ヶ所は、何を計っていたんだろう?
‥‥‥ZX9Rの場合は、もちろん水温です〜
シリンダーブロック背面にあるノーマルの水温センサーをヨシムラ用に交換。
ノーマルでは、メーターがバーコード表示で正確な水温が読めず、イメージとして捉えるようなもの。
それに対して、文字通りデジタル数値表示になるから、一発で正確な水温がわかるようになる。
だから、それがどうした? って事で、シビアな条件で走る場合やライダーにこそ有用って事です〜
果たして‥‥‥まあ、ドレスアップパーツという意味合いで、価値を見出す人もいるでしょうから。

ただし、取付けに際しては、REBORN の場合は、裸のマシンからの平行作業で簡単だけど〜
それでも、センサー2ヶ所分のハーネスとバッテリー電源をハンドルポストにきちんと持ってくるには、それなりに。
中でも、センサー用ハーネスは、とても細いリード線だから、プロテクターで保護の上で取回しに充分注意しないと。
因みに、油温の場合は、オイルパンのドレーンプラグをセンサーに付替え、そこからの配線。
だから、焼けたエキパイであったり、可動するサイドステップや、当然、ステアリング作動も影響してくる。
もし、スプロケットカバーをスケルトンな市販品に替えていれば、その点も注意しないと。
要は、無理のない取回しをした上で、適当な場所へ要所要所でクランプをする事が、品質を左右するわけ。
だから、クランプすると言う事で、プロテクターが無ければ、逆にその部分で、断線やショートを誘発する事にも繋がる。
もちろん、自然なままで何とかなっていると言う事であれば、それは、運まかせもいいところ。
そんな物は、付けない方がよっぽど安心して乗れるから〜!
多分、忘れた頃に、重力や風、振動等で配線にズレが生じて、思わぬ接触や巻き込み等でトラブルになる〜
 
センサーと電源の配線が出来れば、残るはデジタルメーター本体の取付けのみ。
しかし、小さくてコンパクトな本体ながらも、取付けには毎度悩まされる〜!
と言うのも、バイクには、コクピットと呼びこそすれ、実際には、そのようなスペースはないから。
しかも、本体に、ディスプレー表示部と操作ボタンが一体化している為、出来れば手元に近い程良いし〜
そうなると、自ずとハンドル周りとなって、トップブリッジ上面しか場所が残らない。
ところが、トップブリッジは、純然たる機能パーツであって、足回りの構造を支える重要パーツ。
取付けプレートでなければ、掲示板でもない!
ましてや、ハンドルクランプやステムロックナットによって、残された平面は小さなものしかない。
また、専用の取付けベースを利用する場合であっても、ベースを共締めで固定出来るようなボルトが付近に無い。
だからと言って、滅多に取付用の穴等は、開けるわけにも‥‥‥

そんなわけで、窮屈なトップブリッジ上で、マジックテープ頼りの取付けに落着いてしまう事に〜
その結果は、キー操作をしようとすると大きなキーホルダーが、デジタルメーターに干渉したり‥‥‥
(そもそも、キーホルダー周りもシンプルに出来ないかな〜?)

そこで、今回は、簡単に出来る一工夫を試してみる事に〜
それは、トップブリッジには、一切、手を加えずに、メーターベースを取付ける簡単な方法。
手元に有った0.8ミリ厚程度のステンレス板をU字に曲げて、強力両面テープでトップブリッジ上に接着。
そして、万一の脱落防止や接着力維持の為に、取付部をタイラップで補助する。
たったそれだけの事で、写真で見ればわかるとおり〜
仮に、アルミ板でするなら、3ミリ厚ぐらいは必要になるかな〜?
曲げをC字にして、両足にすれば2ミリ厚でも充分かも?

デジタルメーター本体は、標準の取付け同様に、マジックテープでベースに固定。
盗難防止の為に、簡単に取外す事は可能です。(うっかりしてたら簡単に盗られる〜?)
 
バッテリー電源って事で、バッテリー端子からヒューズを介して直接配線したけど、常時、バックライトが点灯〜
それで、止む無くON,OFFスイッチを追加したけど、IG電源で引っ張ってきたら良かったんじゃあ?
考えてみれば、ボタン電池も併用だから、他に常時電源なんて不要って。
それで、消費電力が大きいバックライトだけは、バッテリー電源で別に供給しているみたい?
とりあえず、現物のみで、取付け説明書も使用説明書も無いわけで‥‥‥
要するに、そもそもがレース用なんだろうね〜♪
だから、バッテリーもIGも関係無しの要はバッテリーによる電源って事なんでしょう!
製品が悪いわけじゃないよ〜くれぐれも!

それで、やり直そうかな〜?と思ったと同時に、キーOFF時でも水温、油温をモニター出来るのでは?
そんな有難い?メリットに気付き、このままでいいか?!

まあ、こんな感じで、見た目の高級感もマニアックさも何も無く、ただ取付けただけって事です〜
REBORN で一味加えてと言っても、ヒゲが生えて生まれてくるようなのは‥‥‥
本体どころか、ベースも簡単に取外しが出来るようにって!(笑)
 



ETC本体をこれに入れようかな〜?と置いて行かれたケース
 

ETC

今やバイクにもETCって世の中で、ゴソゴソと後付けが増えるな〜
だからと言うわけか、少しでも綺麗に納めたいんでしょう?

 ETCの本体、これに入れようかな〜?

ようやく、先が見えてきたという頃に、何かを置いて行かれた〜!
確認すると密封容器とGPSのアンテナみたいな物が2点だけ〜
まあ、やる事はわかるので、その程度で良かったという感じ。
アンテナリードと電源ラインを防水処理の上で容器内に引けば良いんでしょ?
そんなわけで、アンテナを正面に取付けてリード線を後に取り回していると‥‥‥

 車用は、バイク用に設定変更が無理みたいやから中止〜!

どうやら、安く買える車用の流用を考えていたような‥‥‥とにかく、中止は良い事だ!

 「ええ加減に9Rが怒るぞ、ほんまに〜!!」 と大声でつぶやいたのだ〜(笑)
 
スクリーン内の正面中央に取付けられたアンテナ部は、このままで保留〜


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