事例紹介
 
  
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キッチンセット取替え
 
(パート2)

はじめに
以下の製品については
必ずメーカー、販売店などの
正式サイトでご検討して下さい




パネコートは、下地で使ったけれど
仕上げにはキッチリと
F★★★★で決め!
  
今回のプチリフォームの目玉は、実のところは、なんです! 

家人には、床も良くするとは言ってるけど、何にするかは内緒にしてある。 
恐らく、キッチンセットに意識がいってるだろうけど、予想外の部分での改善に驚くハズ。 

こんな事、DIYでなければ許されない楽しみ〜! 
きっと喜んでくれるって確信があるんです。 

それは、検討に検討を重ね、探しに探した逸材! 
神戸コルク(株)のコルクロックシステムのフロア材を使うからです〜
品名は、コルクスタイルのバニッシュ仕様
これは、表面がアクリル加工されていてメンテナンスが楽らしい。
手配は、オークリッチのネットショッピングでさせて頂きました。 
もちろん、エンドユーザーの手配でも丁寧確実にして頂いたのは言うまでもありません。

興味のある方は、上記の名前でサイトを検索してみて下さい。 

分厚〜いコルク素材とは違うんだけど、逆にそれには無い良さがうんと有る〜! 

価格は、普段愛用のB級品フロア3000円/坪とは、比較のしようがないけど、これは物が違う〜! 
目的、効果にはっきりと違いがあるので、決して高いとは思わないもの‥‥‥ 

手配は、900×295×10.5ミリが8枚入りの1ケース以上から。 
梱包もしっかりしていて、完全な工業製品です。 
 

寸法精度はバッチリ!  
コルク素材の進化形!
ピシッと決まるフロアです!
ポルトガル恐るべしって感じ〜
  
コルクという事で、品質面でのバラツキとか色んなマイナス面を少しは気にしていたのですが‥‥‥ 
そんな事は、まったく余計な心配でした〜! 
強いていえば、受け取ってからの自分自身の管理に一番注意です〜! 

説明書きに、施工前に48時間以上、室温に馴染ませるってのがある。 
これは、本来何にでもすべきなんだけどね! 
そこで、前もって台所の隅に積み上げて保管しておいたんだけど、ちょっと邪魔をするし、心配といえば心配でしたが‥‥‥ 

それでは、採用時点から関係する事だけど、施工に際しての準備作業について 

当り前の事だけど、置き敷きで重要になるのは、下地(重ねるなら元の床)の状態。 

不陸は2メートルで2ミリ以内で、防湿シート敷きが前提条件です。 
当然、カーペットや畳等の柔らかい床は不可。 
その点、Pタイルは、硬さと防湿を兼ね備えているから最適かな? 

今回は、重ね敷きという事で下地調整を特に念入りに実施。 

床のキシミやヘア−クラックを調べながら、ネジを何本も何本も打って剛性を確保。 
釘の部分は、徹底的にネジで押え込みます。 
盛り上がっている部分(周りが沈んでいる場合も)は、ドレッサーで削ります。 
逆に、割れや欠け、釘やネジの部分には、コーキングを塗って整えます。 

最後に、削ったりコーキングを塗った部分にクラフトテープを貼ってカバーリング。 
これで、すぐの生活に困らないし、Pタイルと馴染みの面で差が生じない。 

以上を48時間前の保管と併せて実施しておいたんだけど、床が良くなると言いながら、ガムテープペタペタじゃあ不安だったろうな〜 
 

ロックシステムでピッタリ
 

実際には、縦目地を通さない(ずらす)
いわゆる、乱尺風(馬目地)にします
  
お膳立てが整ったなら、本番はとても簡単! 

既存のフロアの上に敷いていくだけ!  
ボンドも釘もいりません〜  
もちろん、両面テープも! 

だから、途中で手を止める事もやり直す事も当然出来る〜! 
と言う事は、将来やり替える時に再使用も可能だから、違う場所に転用だって出来る。 
そして、作業が静かで道具も散らからない〜 
これ、マンションとか‥‥‥外せるから賃貸にまで適してるんじゃない? 

置き敷きで仮に不具合があるとすれば、ブカブカ動いたりギシギシ音が出たりって事でしょ? 
ところが、敷いている時からわかるんだけど、床に良く馴染むし、それ自体に音が出る要素が無い! 
要するに、決められた下地の条件と正しい施工要領を守れば、何の心配もなく極上のコルクフロアが簡単に得られるってわけ。 
  
間違っても、出来の悪い下地に接着とかで無理矢理ってやらないほうが良いだろう。 
良く馴染むとはいえ、それは裏打ちのコルクシートに因るところが大きく、ロックされたパネルの面剛性自体は素材の割に意外と高い。 
その為、施工途中で不陸に追従しきれなくなったりでもしたら、材料が台無しになる。 
もちろん、耐久性等も安定した下地との一対として考えられているだろうから、当然白紙になる。 
 

はめ合わせるだけ! 敷き方は、とっても簡単! 

先に敷いているパネルの実の部分に斜に差込む

これでOK!  
カチッと(音はしません)はまると、隙間は同時になくなります。 
 
こうなれば、あとは持ち上げた部分を下ろすだけ〜! 

ここが、一般的な実組みのフローリング材と異なる点! 
目地底にフロア釘が見えたり、当て木をして叩きまくる必要がない。 
はめ込みが甘くて、知らぬ間に壁との平行が狂ってしまったりする事もない。 

とにかく、加工精度が高い為、作業が苦労なく正確に出来るのがグッド!
 

横から見ると 角度を変えて見てみると〜 

斜上から下向きに差込む 

こうして見ても、コルク部分がカッチリ成型されているのに驚く! 

しかも、作業中にこんな事で、コルクがポロポロ取れるなんて事は皆無。

これで下ろせばピタッ!  
ピッタリと合わさったなら、持ち上げている側へ下向きに少し力を加えてみる。
 
まるでパタンと落ちるかのように軽く(手放しってわけではありません)下がればOK! 
隙間なく面一に組み合わさるはず。 
もし、抵抗を感じるようなら、もう少しさし込みの力を加えてみる。 
多少なら当て板で叩く事も可能。 
抵抗って感じるのは、不充分な位置では、無理に下げようとしても下がらないように出来ているから(バカ力は別)。 

この違いは、少しやればわかるので、簡単で正確に、そして、狙い通りの設計品質が得られるわけ。
 

2面を同時にはめ込む 2列目の2枚目からは、縦横2面をはめていきます。 

ちょっと、難しそうだけど、やれば簡単! 
長辺の実から少し手前の位置で、短辺をまずロックさせる。 
次に、隣も一緒に持ち上げながら斜にし、その1枚を少し滑らせて長辺を差し入れる。 
隣と一緒に下げるとロック完了!

カットも簡単!  
端などの半端のカット加工も簡単なもの。 

フローリング等と同様か、さらに簡単と思ってさしつかえない。 
 
ハードボードを切るような感じですから。 
ホビーノコやドレッサーでも充分! 
コルクがポロポロ崩れる事もなくて、とっても簡単正確にカット出来る。 
とはいえ、カット面は必ず部屋の端で納めるのは言うまでもありませんね?(失礼) 

小回りの効くノコで、パイプ等の逃げも思いのまま!
 

端はコーキング処理   
エサフォ−ムを入れてコーキングをケチっているわけではありません。 

端部の隙間は、コーキングを充填してしまうのではなく、エキスパンドジョイントにします。 
言うならば、正しいコーキングの仕方って事! 
コルクフロアの膨張を無理なく吸収するとともに、伸縮に追従出来るように3点付けを避けているわけです。 
もし、壁際で突っ張ってしまうと、フロアが浮き上がったりするかもしれません。 

少し見えている排水管の部分は、四角くフロアの無い状態で仕上げています。 
パイプと下地、コルクフロアと下地の境は、しっかりとコーキングをしています。 
ここは、流し台に隠れる部分ですからこれでも良いわけ。 
万一、排水トラップ等から水洩れをしても、少しずつなら他に広がり難いはず? 
 

これで水にも万全! 周囲の仕上げの次は、最後の片付けと掃除。 

最後っていうのは、途中途中でもこまめに片付けていないと、道具を踏んづけたりゴミを噛み込んだりと、折角の逸材も台無しにしかねないから。 

それも出来たら、さあ、いよいよキッチンセットの出番です。

セットは置くだけ? キッチンセットは、流し台の排水ホースの取付以外は、まさに置くだけ〜 

でも、タイル壁と各キャビネットのカウンターの隙間と各キャビネット同士の接点には、キッチンテープではなく、コーキング処理でしっかりと防水。 

ちょっとした事だけど、綺麗な内にやっておかないと、物を置いたり汚れてからでは大変です。

本当に綺麗な仕上がり まさか、パタパタとはめ置きしているだけとは見えないでしょ? 
さらに、キッチンセットの重みを受けている付近にも、他の部分との差は何一つ見受けられない。 

色むら等もほとんどなしって言うより、ちゃんと出荷してくれるはず〜 
実際、な〜んにも心配せずに、上から順に梱包を解いて敷いていきましたから。

とても敷床には見えません さらに、ここまで接近しても、継ぎ目すらまったく気にならない! 
押し潰れるでもなく、隙が空くでもなく、見事に接している〜! 
継ぎ目から水が染み込むってのも有り得ないだろう。 
だって、コルクって防水パッキンで使われるもの〜 

交点が笑う(口が開く)なんて、微塵も感じられない美しい仕上がりに大満足〜!!

完成      
『部屋も明るくなったように感じるし、新築の時より綺麗になったな〜』 って大喜び! 
『キッチンセットも良うなった良うなった』と喜んでくれる。 
でも、これだけは、グレード的にもう少し良くしてあげたかっただけに、胸にささるものもある。 

『足元も前は硬〜い感じやったのに、ちょうどええ』って 
お皿を落としても割れないかどうかは不明だけどって話すと 
『あんまり柔らかかっても、形が付いたりしやすいからあかんのんちゃう?』って 

昔の人は、カッチリしているのが好きです〜

『これで、棺桶入るまで楽や』って‥‥‥ 

次も、もっとええようにしたるから、そんなに早う入る事考えんとってヨ!!!って 

みんなで大笑いの完成でした〜 
 

(現在)1年以上経過しているけど、その間に気温による床面の変化等は起こらずピタッと完璧!
しかも、表面の損耗も一切認められず、ヘタリはもちろん照かりやシミや汚れすらない!
毎日毎食、立ちまわられる流し台の前も部屋の隅も全く同じだから、大したものだ!
 
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