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 野鳥の餌台作り 
 
 
 
 

メーンディッシュです!

    
 
こんな素敵な鉢、寄植え用でしょうか? 

山野草や盆栽によく馴染みそうです。

アグロガーデンで見つけました!

ところが、この鉢を見つけた事で、ピンッとくるものがありました。 

餌台を作ろう! 

この冬、野鳥達と しっかりお付き合いしちゃいませんか!?
 

 参考 野鳥を庭に招く為の耳寄りな情報へ
 

材料その2    
落葉落葉でご苦労様の枝ぼうきです。 

まさに身をすり減らしての活躍でした。 

でしたって過去形なのは、これから第2の人生を歩むからです。 

枝ぼうきは、竹の柄に、まず、太くて長い枝を縛り付け、土台にしています。 
その土台に短かめの細い枝を差し込んで、針金で縛ります。 
これを一巻きづつ、先端のほうへずらしながら形作られています。 
5段締めでは、5回繰り返しているわけです。 
その針金をニッパで切れば簡単に素材に戻ります。 
  

生まれ変わった小枝ぼうき?
  
枝ぼうきの材料を使って、こんな束を沢山作りました。
まるで小枝ぼうき?って感じです〜!
使い古したほうきが2本有りましたので、とりあえず全部利用しました。 
使った材料は、外側で5段に縛られている細い枝の部分です。 

これを骨組みに取付けて、屋根にしようという考えです。 
 

材料その3    
剪定で枝抜きした物を置いていました。 

皮付きのまま、年輪のつまった堅〜い木、アラカシです。 

これも自然素材です。

野鳥に優しく接する為には最適です! 
  

仮に組立て   
こんな感じでいいかな? 

屋根は、あまり低いと小鳥が怖がります。 

柱は観察し易いように2本だけ! 
柱の固定は、とりあえず鉢の持ち手に縛り付けました。 
その後、柱と屋根の棟木をコーススレッドビスでとめると、結構しっかりしています。 
 

棟木です   
基本的な骨組みが決まったところで、屋根をどうやってまとめようかな〜? 

ところで、何となくというか、とりあえず小枝ぼうき?を沢山作っています。 
そこで、それをどうやって取り付けるかって事なんです。 
そして、辿り着いた案は、やはり枝ぼうき的でした。 
棟木に針金をステップルで固定して目を作り、そこに小枝ぼうき?を差し込みます。 
さらに、残った隙間には、小枝の余りを束にはせずにきっちりと詰め込みます。 
 

止まり木の取付けで一工夫!   
2本の柱は、持ち手に縛ってはありますが、足元が鉢との摩擦だけでは安定しません。 

鉢に穴をあける方法も有りますが、止まり木も必要ですので、あわせて一工夫する事に‥‥‥ 

止まり木を固定する時に、鉢を挟む形で柱にビス止め! 
ビックリマーク程ではないけど、鉢にも優しく、しかも超頑丈に〜 

もちろん枝も選びに選んだ選定品! 

あっ間違い!? 

剪定品です〜! 
サルスベリで小鳥は滑らないか〜? 
 

骨組み完成!   
ところで、棟木1本で屋根材を支えると、シーソーの様に不安定と思いません? 

そこで、小枝じゃなくて、枝ぼうきの土台に使われている長い枝を補助にしました。 
これで、垂れ下がる事は有りません! 

それと、屋根は、完全な雨仕舞いよりも高さの方が重要なので、角度はほぼ水平狙いです。 
 

これじゃ〜あばら家? 針金で作った目に小枝ぼうき?を一通り差し込んだ状態です。 

このままでは、ステップルの部分がカバーしきれません!

立派な屋根へ〜 そこで、端で余らせている針金を折返して、2重に目を作ります。 

無事にステップルの上にも目が出来ました!

これで大丈夫!   
新たに出来上がった目に小枝ぼうき?をさらに取付けます。 
そして、残った隙間に小枝をしっかりと差し込んで出来上がりです。 

小枝は差し込んであるだけですが、枝が絡んで簡単には取れません。

でも、キジバトがその気になれば、巣材として持っていく事は出来そうです。

冬が終わっても楽しみは尽きませんね! 
 

本格的? 毛並みではなく、枝並みを整えてから刈り込み鋏で整えます。 

何となく、茅葺き屋根を仕上げているような(した事無いけど)充実した気分に浸れました〜!

本体完成! う〜ん、風雅な家が出来た様な〜? 

次は、どこにどうやって、取り付けるかですね!

穴掘りです   
餌台には、ネコとかが飛びつかない程度の高さが必要です。 

そこで、昨年に間引いたケヤキの剪定枝を立てる事にしました。 
自然の恵みは、何でも粗末には出来ません! 
根元は、コンクリートを使いたくないので、狭く深く〜掘ります。 

で、出番の穴掘りシャベル! 
掘っ立て柱工事に最適です。 
 

これは何?   
そのケヤキの枝先を鉢と馴染む様に切り整えます。 

すると、こんな端が出来ました〜 
とコーチボルトです。 

鉢穴を利用してこれで取付けます〜! 

このツリーハウス?じゃなくて、餌台は結構重たいので、コーススレッドでは無理〜? 
というか、何本も打ってると小口が割れてしまうので、太いのを芯に1本! 
もちろん、ドリルでしっかりと下穴を開けてから締め込みます。 
  

結局穴開け!   
鉢の水抜き穴を取付け穴として利用する為、別に穴を開ける事にしました。 

取付の所で浮かすなり、削るなりして水の逃げ道を設けてもいいんですが、しっかりした取付けと鉢への優しさを優先した結果です。 

振動ドリルではなく、回転ドリルで慎重に! 
少し穴が小さいようですが、大きくすると底穴との間にひびが走り易くなります。 
これで様子をみて、詰まれば掃除がてら穴を突きましょうか? 
 

しっかりと合体!   
ケヤキの枝の二又の部分で、さらに安定しました。 

ケヤキも堅い木で有名です。 
アラカシもそうでしたが、下穴を開ける際、切れる錐でも煙りがもくもくでした! 
ということで、がっちり取付できました。 
 

自然です〜!   
全く違和感なく自然に溶け込みました。
屋根を下げれば格好いいけど、致し方ない事です。
遠くから餌も良く見えそうです。

一方を常緑樹でガードし、目隠しと避難場所に。 
開けた側はリビングに面しており、眺めはグッド! 
ネコが飛びつけそうな方向には、止まり木が邪魔をします。 

そうそう、この度は一切、防腐塗料を使っておりません! 

野鳥に優しくって事ですが、これも適材適所って事ですね! 
 

 完成!  
  
 
 
設置の終わった餌台です。
高木のある向う側に、ケヤキの小枝で止まり木を追加しました。
向うから餌台に来てくれると、正面から良く見えるわけです。
  
取付に使った木っ端の部分に、余った竹で作った串を刺し、そこに果物を取り付けます。 
柱には金網を巻き付け、脂身やクルミ、ピーナッツを与えれるようにしました。
鉢は深さがあって、パンや穀類等も置きやすそう。
しかも、深さの割にお互い良く見える!

まずは、ミカンの輪切りでお披露目です。 

すると、写真を撮り終わるやいなや、メジロ夫婦が早速来てくれました〜! 
ちょっと早過ぎない〜?

これから冬の深まりと共に、沢山のお客様で賑やかになる事でしょう。 
 

 
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