天井付近



 
洗面所の内装は、床がPタイルで、壁は腰上までがタイル、その上はプリント合板。
言ってみれば、かなり無機的な仕上がりであり、仕上げ材に調湿作用は期待できず換気扇も無い。
風呂上りの湯気は、当然、タイル面やプリント面で結露するに違いない?
と思ったら、天井に有りました!
天井は、有孔タイプの石膏ボード1枚張り〜
もちろん、断熱材はこの地域では不要と考えられていた時代の産物。
沢山の小さな穴の上には、2階スラブまでの巨大な空間が換気エルボを介して外界と直結。
実は、冬は涼しく、夏は焼けたスラブの熱気がじんわりと温めてくれる健康爽やかルームだった。
それと、やっかいな物が、一見、収納棚にも見える大きな配電盤。
万一、ケーブルに余裕がなければ、壁工事に大きな支障を及ぼしかねない。
また、配電盤自体の機械的なイメージもサニタリーなら可、ドレッサールームには否ではないか?
設備を更新すれば小さくはなるが、デザイン面については解決しない。


<補足説明>
Pタイル プラスティックタイルの略。薄くタイル状の塩ビ系フロア材は、硬く丈夫で耐水性にも優れる。
結露 空気中の水蒸気が冷たい物に触れて水滴になる事(例、表面結露、内部結露)
スラブ RC造での配筋されたコンクリート床
注)以上は私見につき、正しく知りたい場合にはご自身でお調べ下さい。

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