テーマ |
写真 |
内容 |
<補足>
エアコン取り外し |
プラズマクラスターだべ! |
引越しとかで、面倒だからエアコンをそのまま置いていくって事があるよね。
確かに、新製品は、性能がどんどん良くなって、しかも安い!
だから、新居に新製品ってのも当然賢い選択です。
処分の手間が省けて、大家さんも喜ぶ〜
ところが、取り付けて間なしとか高級品だったらそうもいかない。
取り外して持っていくぞ〜!
で、説明書って保管してる〜?
それでは、参考までに、一般的な事例を紹介。
|
強制冷房運転で |
フロントパネルを開けた所にスイッチ |
エアコン取り外しの注意点は、ガスの回収をした後で配管を外す事。
取付け時に、しっかりと配管を接続した後、室外機のガスを全体に循環させた、その逆ってわけ。
それでは、ガスの回収作業(ポンプダウン)について
まずは、作業の前にエアコンを5分程冷房運転し、ガスをしっかりと循環させます。
この時、室外機のファンがしっかりと回っていないとだめです。
寒い時とかで、エアコンが作動しない場合は、強制冷房運転スイッチで無理やりガスを循環させます。
寒くなくても、始めからそうした方がって、今気付きました〜!
けど、スイッチの場所がわからない場合もあるからね〜
この例では、室内機に有るけど、室外機にスイッチが有る機種も。
|
ポンプダウン実施 |
|
取り外し前にガスを循環させる理由は、ガスと一緒に循環しているコンプレッサーオイルをしっかりと回収する為です。
エアコン停止中にガスと分離したオイルが配管内面に付着したり滞留したりしています。
そのまま、ガスを回収するとオイルが配管内に沢山残る事になる。
それでは、保管中に流出したりしてオイルが不足する事に。
コップの底に溜まった粉を良くかき混ぜて、綺麗に飲むのと同じ〜
|
室外機の配管部 |
|
事前の運転が出来たら、いよいよポンプダウンの実施。
コンプレッサーオイルもガスと仲良く混ざって流れているはず。
そのままの運転状態で、室外機の作業をします。
内容は、室外機の出口のバルブを閉めておき、入口から全部のガスを吸い戻すって事です。
こうすると、室外機の中にガスは回収され、配管や室内機側は、何も残ら無い(真空状態)ことになります。
この出口っていうのが高圧側で入口っていうのが低圧側です。
|
高圧側を閉める |
|
復習ですけど、高圧側が細い配管で、低圧側が太い配管です。
室外機に回収したガスが再び循環しないように、出口を閉めます。
出口っていうのは、高圧側ですからパイプの細い方のバルブ。
スパナでバルブのキャップを外してから六角レンチで時計回りに一杯締めます。
最後は、グッて感じ。
こんな短いL型レンチなら、ねじ壊す心配はないでしょう?
この後、1〜2分で回収は済むはず。
配管が長い場合は、時間が長目って事ですね!
まあ、真空になるっていっても、時間を少し間違ったからって、すぐにペチャンコに壊れたりしないはず〜
|
最後に低圧側も |
|
まあ、2分程で回収出来たとして、低圧側を一杯まで締めます。
そして、運転ストップ!
同時に電源コンセントを抜いて束ねてしまう。
こうしておくと、間違って差し込む事が無いから安全。
続けて、失わない内にバルブキャップを元通りに取り付けておきます。
これで、ポンプダウンの作業は終了です。
念のため、エア抜きバルブでガスが残っていないか確認するのも賢明です。(写真でレンチの柄の方に出ているのがエア抜きバルブ)
キャップを外して、虫バルブを押してみる。
プシューってガスが出続けなければOK!
後は、室内外の接続を分離して取り外すのみ!
|
壁穴のパテを除去 |
|
では次に、スムーズに取り外し作業が進むように、細々した作業を先に済ませておきます。
配管が動いてパテがグチャグチャになる前に、端から丁寧に取り外します。
それと、配管にクランプや化粧カバーが付いていたら、これも外しておきます。
|
丁寧に取り除く |
|
特に室内側は、周囲の壁を汚さないように慎重な作業で。
|
配線を取り外す |
コネクタの外し方は、機種それぞれ |
次は、配線の接続を外す。
まずは、電源のコンセントが抜けている事を確認してから作業開始。
これは、室外機側で配線を外しているところです。
取付け説明書がないなら、配線の色順は、後々でもわかるようにしておきましょう。
写真では、コネクタの部分に色分けがしてあるので、わかり易いですね!
そして、忘れがちなのがアース線の取り外し。
|
配管を外す |
モンキーならしっかりとサイズを合わせて |
周辺の細々した作業が済んだなら、いよいよ本題!
ガス配管の接続を取り外します。
スパナかモンキーレンチでナットを緩めます。
もし、固く締まっていて取り付け部に無理な力が加わりそうな場合には、バルブ本体部分をモンキーレンチやウオーターポンププライヤ等で保持します。
取り外すといっても、いきなり外してしまうのではなく、様子を見ながら外します。
まず、90度ぐらい緩めてみて、接続部からプシューって具合に、ガスが泡だって出ないか確認します。
一瞬、弱く出た程度なら大丈夫ですが、シューって勢いが変わらず出続けるようなら、すぐに締め戻し。
まだ、充分にガスが回収されていないようです。
ポンプダウンの作業手順に間違いが無いか再確認しましょう。
高圧側バルブをきっちりと閉めていたか?
確実に冷房運転していたか?
強制運転なら大丈夫ですが、通常運転でしていたなら、室内機のファンだけが回っていたのかもしれません。
そういった事でなければ、時間が少し短かったって事で、手間ですが、1分程追加でやってみましょう。
低圧側のバルブを開き、配線を戻して強制運転‥‥‥
もし、エア抜きバルブで確認しておけば、こんな手間は省けます〜
|
先を傷めないで! |
フレア部を密着させたままで、ナットを緩める |
話を元に戻して、レンチで緩めた後、手で回るようになったら丁寧に回して取り外します。
この時、パイプに無理な曲げの力が加わっている場合があります。
その場合は、パイプを片手で保持して、バルブとの角度を取り付け時の状態で維持させたまま、最後までナットを回します。
その理由は、パイプ先端のフレア部(ラッパ状に薄く広がった部分)が大切だからです。
この部分が割れたり、傷つくとガス漏れを起こす為、パイプを交換しないといけなくなります。
仮に、無理な力が加わった状態でナットだけを緩めていくと、ナットの中でパイプが自由になって、フレア部がナットのねじ山で傷付けられる恐れがあるからです。
|
養生する |
|
両方の配管が外せたら、取り外した配管や配線を養生します。
まあ、配線の先は、あちこちに引っ掛かったり、傷付けたりしないようにテープで束ねる程度。
でも、配管は、フレア部の保護と内部に湿気や埃が入らないようにしっかりと!
また、多少のオイルが染み出てくるのでそれも防ぐってわけで、確実に巻く。
その方法は、まず、フレア部をテーピングでしっかりと封じ、その後でナットを被せてその上から再度全体を巻くって感じ。
こうすれば、オイルも出にくいし、フレア部は、ナットでガードされて安心。
そして、ドレーンホース(排水)の中に溜まった水は、抜いておきます。
これは、特殊な作業ではなくて、ホースのたわんだ部分に残っている水を出口まで傾斜を加減して出すだけの事です。
|
本体側も忘れず |
|
室外機本体側も、配管取付部をしっかりとテーピングでネジ山を保護します。
それと、ここが大事よって誰にでもわかるように全体をカバーしています。
最後に、設置台との固定ネジを外せば、単品状態です。
これで、室外機は準備OK!
移動時も、寝かせたりせず、こうやって立てた状態を守ります。
|
室内機の取り外し |
いくら軽いといっても、大変ですよ! |
残るは、室内機と配管類。
まず、作業に入る前に、床には、シートとかを敷いている方が水や埃がこぼれても安心です。
それでは、作業開始。
室内側のパイプの接続は、どこかな〜?って
どうも曲がりの部分の被覆の中らしい。
パイプも短く、何とかパイプごと取り外せそうって事で、このままパイプを付けて慎重に作業する案に決定!
もし、長〜いパイプとかだったら室内機側の接続も取り外した方が良いに決まっています。
では、しっかりとした椅子や踏み台に載って、室内機を取り付け金具から外してみます。
外し方は、大体の場合が、下側の爪を外して上に持ち上げる感じですが〜
(これは、写真撮影用にそ〜っと手を離しましたが、パイプや本体に無理が加わって破損する恐れがありますので、真似しないで下さい)
|
パイプを曲げない |
外れたけど、これでは、無理があるみたい? |
取り外した室内機とパイプ類です。
このままなら、移動も大変だし、取り付け時にも一苦労しそうですね!
移動中の振動でパイプ基部に無理も生じます。
パイプを取り外して、それぞれを単品状態にした方が全てにスムーズにいくでしょう。
もし、パイプを外したなら、室外機側と同様にしっかりと養生します。
取り外した室内機は、水平に保管します。
そして、パイプについては、大きく曲げるか、出来るだけ伸ばした状態で。
邪魔になるって、パイプを小さく曲げると、潰れたり取り付け時に伸ばすのに苦労しますから。
|
キャップで雨仕舞 |
|
無事に取り外しが完了したなら、忘れずに壁の穴を塞ぎましょう。
エアコンを取り付けた時に、取り外したキャップを元通りに。
保管してなければ、ホームセンターの電気設備品コーナーで手に入るはず。
穴が開いたままでは、復元にならないから、室内外パテを付けてきっちり嵌めれば完成!
|
完成! |
取り付け金具も忘れずに! |
ヤレヤレって座り込むと、壁に何やら?
うっかり忘れると、取り付け時にえらい事になりますから〜
室内機の取り付け金具は、丁寧にネジを緩めて、壁を傷めずに取り外しましょう。
もし、中空アンカーで取り付けられていたなら、取り外したネジを壁の雌ネジ(アンカー側)へ戻しておくのが礼儀かな?
それとも、雌ネジも外してコーキングかな?
これは、大家さんと確認だね!
新居での取り付け時には、取付部に応じたネジを手配しましょう!
最後に、引越しサービスの中で移設も合わせて実施してもらうと割安な事もあるので、くれぐれも無理をしないように〜
|