隅部も水平です。
床組は、すべて水平に出来ました。
とにかくここが基本です。
どうしたら、水平に出来るかポイントをあげますと、
1)材料の選定
売場に真直ぐな材は、無いといった方が正しいでしょう。
しかも、これだけの量を調達するとなると、選んでばかりもいられません。
しかし、チャレンジャーの方は、無理は禁物!
充分に乾燥していて真直ぐな材であれば、余分な苦労をしなくてすみます。
2)材料の活用
極端な分を除いて、多少の反り、曲がり、捩れの分も使う事になるのが普通でしょう。
ツーバイ材で木取りと言うのもおかしいですが、使用する寸法分が、真直ぐであれば使えます。
残ったくせのある部分も短い部位には使えます。
また、反った物や断面不足の物も、ダブルに合わせる部分では、充分です。
もちろん、くせを抑え込むような組み付け、くせが出ても影響の少ない使い方を考えます。
3)こまめなチェック
こればかりは、抜き取り検査ってわけにはいきません。
1ケ所づつ、単独であるいは相互に、すべての項目をチェックします。
また、周りのものを基準にしたり、勘で、というのは絶対だめです。
目には錯角が必ず有りますし、見る角度によって、基準線と思ったものが、基準線にならない事があります。
もちろん、そのような大ざっぱな管理では、絶対にまともな物は出来ません。
4)基本の重視
ちょっとぐらいと見過ごすと、後々すべての作業に悪影響が続きます。
もちろん、仕上がりにも影響するかも知れません。
後戻りと手間を惜しまず、1段階毎に確実に作ります。
単に水平を出せば良いと言うのでは無く、堅結した上で結果として、水平でないとダメなのです。
|