事例紹介

 

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床工事から建築の始まりです ブロックの天端の水平が完全だった為、均しモルタルは省略。 
わずかなモルタルの凸だけは、ケレンハンマーで掃除します。 

土台には、さらにアウトドアステインを塗っています。 
 

水平器大活躍!      土台が水平でないと話が始まりません。

水平器は、長ければ安い物で充分です。 
ちなみに、これはアルミ製で980円!

分解可能式です 使用するコーススレッドビスです。 

釘と金物は使用しません。 
引き抜き力が充分なため、金物の剪断力に頼りません。 

金物(プレート)だけで組み立てているケースがありますが、あくまでも補強金物ですから、圧着力はそんなにありません。 
しっかりさせようとして、裏表や左右やと気が付けば釘だらけで、ぶつかりあったり、材を破壊したりと何をしているかわからなくなります。 

あくまでも基本は、釘やビス、(もちろん仕口も)で、材どおしを堅結させる事にあります。
その上での補強金物を、今のところ考えていないということです。

32mmから120mmまで各種、メーンは90mm。 

32mmは内装下地用、57mmはコンパネ用、75mmは薄い土台への打ち込みに、120mmは2×6まわりで。 

ねじの打ち方は、釘の場合と同様に、斜打ち、平打ち、小口打ちを部位で使い分けます。 

ねじ打ちの注意点としては、小口は長めのビスで、斜打ちは、材の位置をずらさずに、頭が沈む迄しっかり打ちます。 
 

アンカー部の逃げ 土台の断面が小さい為、アンカーの座堀をしていません。 

アンカーの出っ張りは、側枠側で逃げる事に。 
 

こまめにチェック!  もちろん、側枠上でも水平でないと。 
  床下換気口部です。
床は水平が絶対条件
 


アップです

  
根太は、2×4をダブル合わせで渡し、土台に斜め打ちします。 

根太の頭に側枠を打ち付けます。 
側枠も、土台に斜め打ちします。 
根太の間には、転び止めを打ち付けます。 

以上で床組は、すべてダブルになります。 

根太と根太の間に高さ違いがあると、床板では抑えきれません。 
やはり、水平を確認します。 
 
 
 

 

 
 


アップです

隅部も水平です。

床組は、すべて水平に出来ました。

とにかくここが基本です。

どうしたら、水平に出来るかポイントをあげますと

1)材料の選定

売場に真直ぐな材は、無いといった方が正しいでしょう。
しかも、これだけの量を調達するとなると、選んでばかりもいられません。
しかし、チャレンジャーの方は、無理は禁物!
充分に乾燥していて真直ぐな材であれば、余分な苦労をしなくてすみます。

2)材料の活用

極端な分を除いて、多少の反り、曲がり、捩れの分も使う事になるのが普通でしょう。

ツーバイ材で木取りと言うのもおかしいですが、使用する寸法分が、真直ぐであれば使えます。
残ったくせのある部分も短い部位には使えます。

また、反った物や断面不足の物も、ダブルに合わせる部分では、充分です。

もちろん、くせを抑え込むような組み付け、くせが出ても影響の少ない使い方を考えます。

3)こまめなチェック

こればかりは、抜き取り検査ってわけにはいきません。
1ケ所づつ、単独であるいは相互に、すべての項目をチェックします。

また、周りのものを基準にしたり、勘で、というのは絶対だめです。
目には錯角が必ず有りますし、見る角度によって、基準線と思ったものが、基準線にならない事があります。
もちろん、そのような大ざっぱな管理では、絶対にまともな物は出来ません。

4)基本の重視

ちょっとぐらいと見過ごすと、後々すべての作業に悪影響が続きます。
もちろん、仕上がりにも影響するかも知れません。
後戻りと手間を惜しまず、1段階毎に確実に作ります。
単に水平を出せば良いと言うのでは無く、堅結した上で結果として、水平でないとダメなのです。
 

床組みの様子 出来上がった床組です。 

根太は45cmピッチで、入口側に半端を設けています。 
それによって、踏み込み部の床剛性を高めています。

床組み完了! 雨が降ってもいいように、山型にシートを掛けて養生完了!
次は、床貼りです。 
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