特長
 
 鋼管を材木に併用し、高い位置にて崩落構造物を受け止める事により、衝撃力を簡単軽量な構造にて緩衝出来る。
 その為、コスト、既存建物への負荷、生活空間への支障を併せて軽減すると共に、主構造材を材木とする事により、インテリアとして簡便に活用出来る。
 又、独立した構造体である事により、賃貸住宅使用者にあっても使用出来る。

 <補足>
 本装置は、材木と鋼管を組合せた独立した構造体であり、木造軸組構造体がコンパクトでありながらも、落下構造物を高い位置において重力加速度が増さない状態で受け止める事により、破壊的な衝撃力を簡単かつ軽量な構造において緩衝出来る為、一般既存住宅への設置が容易である。
 また、室内高さへの適応が鋼管柱の長さを変える事により可能な為、木造軸組構造体部分の規格化も可能で、簡単な構造及び一般的な材料と併せて低コストに実用出来る。
 さらに、簡単な木造軸組構造である為、日常の生活空間への障害を軽減出来ると同時に、付加物を取付ける事が容易に出来る。
 材木の素材感に限らず、意匠を加味する事でインテリア性を高める事も可能であり、付加物と併せて使用者の嗜好に合わせた生活空間を実現出来る。
 以上により建物の構造や所有形態に関わらず、室内空間さえ有れば設置が可能で、賃貸住宅使用者においても、建物崩落への防備が出来る事のみならず、嗜好に合わせた生活空間創造も可能となる。
 産業面にあっては、木造軸組構造体に、国産間伐材の利用が図れる。
 総じて、低コストに地震への防護を図れる事から、地震対策をより身近に感じさせ、既存の家具の転倒防止具等と併せて、標準的手法として広く普及を図る事が可能で、従来に無い新しい消費材として広く産業促進が図れる。
 

付加物を取付けた事例


図中記号解説

1)衝撃吸収網全体
2)木造軸組み全体
3)下枠
4)柱
5)上枠
6)鋼管柱
7)鋼管
8)クランプ

付加物
20)ベッド
21)床板
22)壁板
23)ネットハンガー



Copyright  2004 Makoto Nagai. All rights reserved