What's ? | あれこれ |
建物の外壁塗装やりかえについて | 問題点や注意点等 |
色を変えるのが目的? | 建物の性能を、維持回復させるための総合作業と考えて下さい。
決して悪い部分、汚い部分にふたをする為では有りません。 1、建物の洗浄 下地に何も欠点が無いとしても、埃、汚れを落とすことは必須作業です。
2、建物の補修 モルタル壁のひび、欠け、浮き、剥離やサイディング壁のコーキング目地のひびは、事前に補修します。
モルタル壁の浮きは、取り除いた上で下地の損傷を入念にチェックします。
小さなひびについては、変性シリコン(POSシール)で補修します。
鉄部の錆は、出来れば地肌が出るまで削り取り、錆び止め塗装します。
一般的に雨とゆ、手摺、玄関ドア、雨戸、戸袋、面格子、後付けバルコニー、テラス屋根は、検討されていると思います。
|
準備が何より重要 | 塗料を塗る作業は、最後の最後の作業です。
外回りの片付け、植栽やペット(犬、鯉等)の扱い、車置場の確保、物干場の確保、ご近所へのお断り等の準備が、そのまま作業に影響し、仕上がりを左右すると言えます。
|
色の選択 | 元と同じ色に再度塗り替える事が、無難な事は言うまでも有りません。
1、色サンプルについて 部屋の中で、紙に印刷されたカラーサンプルで選ぶのは、大変難しい事です。
2、アクセントカラーを加えて、個性化を図る まわりの色合い(瓦など)による制約や、無難にいこうとの考えがあったとしても、折角の機会ですから、家族の意見や個性を反映させたいものです。
|
ちょっとした工夫 | やりかえの場合は、それまでの状況を今後に活かす事が出来ます。
1、汚れやすい部分について サッシの下、庇の脇、庭木の際、電線の引き込み部、リード線の取付け部、換気扇の下等、以前に汚れていた部分の原因を考えます。
サッシの水切りや小庇の両脇に垂れじみがつくのは、雨水がそれらの側面から壁面に廻って、サッシや庇の汚れを流しているためです。
換気扇については、水切り同様に油の垂れもありますが、煙り状の油が外気や外壁に触れて冷やされ、油として付着する事によります。
2、左官むらについて モルタル壁のコテむらは、つやなしにする事で、つや有りよりは目立たなくなります。
|
塗装の不具合例について | 一般の木造建築では、下地の不具合が直に塗装面に表れますので、塗装の不具合だけが、切り離される事は少ないと思います。
しかし、これがRC造(鉄筋コンクリート造)となりますと、違ってきます。
この裏水については、塀や花壇等でも生じます。
|
工事に際して | 塗り替えましょか?ではなく、まず、家の健康診断を実施してもらいましょう。
塗装は何より下地が重要です。
洗浄(高圧水洗浄)… 埃、汚れ落としで必須
以上が、作業ステップの概要ですが、洗浄と上塗りは、必ずある作業ですが、その他は、元の状況や新しい塗装の種類、予算によって様々に変わります。
一般的に厚い程、塗り重ねる程、耐久性が向上し、費用もかかります。
|
DIYでは | 以上、主に工事発注した際の事を書いてきました。
もちろんDIYを否定するわけではありません。
工事発注する場合は、材料が高くても10〜15年塗り替えなくてよいものにしましょう。 耳寄りな情報にしては、大作になってしまいましたが、10分の1も書けてるかどうか、DIYについては、別途、取り上げたいと思います。
|
戻る |
2001.07.13 |
Copyright 2001〜2008 Makoto Nagai. All rights reserved.