ワンポイントコラム

 

床鳴り
 
ゆかなりは、床のきしむ音の事ですが、その原因にはピンからキリまであります。 
余分な音のようですが、ラジオドラマなら色んなきしみ音は、なければ大変! 
ドアが開いて人が入ってきても、何にもわかりませ〜ん! 
ラジオに限らず玄関ホールで、わざとバキッと鳴らせたら‥‥‥? 
きっと、空き巣が青くなる〜! 
 
昔は、わざと鳴らせて楽しむ事もあったようですが、今では住宅クレームの横綱級。 
ギューギュー、ゴキゴキ、ガクガク言うのは、論外! 
大抵は、ピシッピシッとか、ギッギッ程度です。 
でも、鳴く事で不具合がわかるとすれば、床鳴りは頑張ってくれている〜! 
人が歩いて出そうなところは、大引と束、根太と床パネル、そしてフローリングまわり。 
基礎と土台は、一人の体重ではどうかな〜? 
どんと歩いて、家具がミシッというのは偽物です〜! 
 
ところで、これは最近あった話しです。 
今の新築の家は、気密性が高い上にガラ〜ンと広くて、音が良く響く。 
広〜いLDKは、全面フローリングで、中央に間仕切ドアのレールが埋込まれています。 
そのレールから足1つ分離れた付近で、ピシッ!ピシッ! 
レールは踏みたくないので、通る度に丁度その付近に足がきます。 
その音は、部屋の中ではとても大きく聞こえる為、電話でのやりとりは深刻に伝わったようです。 
 
「床に穴を開けれませんので、下からやりますからご安心を!」 
大手ハウスメーカーさんは、床下に潜ってネジやら何やら打ちまくりだった様子。 
これでだめなら、根太がどうたらこうたらと言って帰られたそうです。 
レールの下には、基礎が有りそうですから、そのきわは構造的には急所かもしれません。 
床もたわんでいたのでしょうか? 
フローリングとレールの隙間で、たわみが見えたのでしょうか? 
結局、床鳴りはすぐに再発し、今度は、下からでは無理との事。 
フローリングの目地に、何やらを打ちまくって、これで大丈夫! 
 
それからの事です、耳に入ってきたのは〜 
 
「根太が悪いのをどうしたら自分で直せます?」 
 
うん? しかも御質問は奥様から‥‥‥ 
 
「経過が経過なんで、下手に手を加えると見限られますよ?」 
「い〜え、以前から有料なんです。」 
「あっそう‥‥‥」 
さすがは大手、保証規定とかは、しっかりしてるらしい!? 
 
てなことで、お手伝い〜 
 
7つ道具に、注射器でエポキシを充填する定番キットと秘密のアイテムを持って、いざ出陣。 
見ると、何やらはフィニッシュネイル! 
目地の底とはいえ、大安売り状態で、本当にご安心ですか〜? 
床鳴りの急所を絞り込んでいくと、やはりフィニッシュネイルの部分。 
フィニッシュネイルを打たれた目地は、化粧目地ではなくて本当の目地。 
長さ20センチぐらいにわたって発生しています。 
 
ここで注意点! 
確かに、フローリングのさねの部分で発生しています。 
でも、目地にフィニッシュネイルを打っても、押さえられるのはオスとメスの下半分です。 
もし、メスの上半分で発生していれば、見えがかりで打たないと止めれません! 
では、エポキシか?というと、それ程の間隙が有る部分でもありません〜? 
そこで、秘密アイテムの登場です! 
 
木工用瞬間接着剤は、200円でおつりがくる〜!! 
狭い隙間に流し込むなら、こいつが一番!
知らない内に、指まで接着してくれる優れものです〜 (笑)
 
さねの先端までいきわたるようにタップリと流し込んで、ご主人を重りに5分程〜 (失礼) 
結局、トータル10分程のヘルプでお終い〜! ‥‥‥ヤレヤレ 
道具の準備や片付けの方が、遥かに大変だったりして。 
逆に、あまりにもあっけないので、奥さんは暫く信じてくれません。 
はったりが得意だったら、取り敢えずドリルで穴を開けてエポキシは充填する〜? 
 
最後は、大手ハウスメーカーより持ち上げられてしまって‥‥‥
そんな大それた者ではありません〜! 瞬間接着剤みたいなもんです。
アハハハハッ! (時には、安くて役に立つ!?)
 
 

指差し確認
 
以前、仕事で六甲の山麓を走る私鉄をよく利用しました。
クリーンで速くて設備もグッドな、鉄道ファンにも人気の会社です。
ファンサイトも多数有りますので、是非御覧下さい。
きっと、鉄道の奥深さとファンの凄さに感心しますよ!

ところで、何より感心する事は他に有りました。
8両もある長い電車にも関わらず、ある時、利用する駅の階段位置の都合で、先頭車両に乗る機会が有りました。
先頭車両には、御存知のとおり運転席が有ります。
最近ではシースルーが増えましたが、やはり、カーテンは付いておりませんでした。
別に「電車でGO!」のファンで無くとも、つい運転席越しに前方を見てしまいます。
そんな中で始めてわかった事が有ります。

運転士と同じ視点で眺めてみる‥‥
それまで、電車は道路と違って安全で退屈だろうな〜、だから停止位置をオーバーランしたり、停車駅を通過したりするんだろう等、と思っていました。
ところが、直線と思っていた線路はカーブに起伏、また、信号機も交差点でなく直進での青、黄、赤と思っていたら、これは意外!
道路では手前の一個を見れば良いでしょう?
えっ?何個か先をみて黄色で、一気に通過して行く〜!
やれやれ、無理な運転は事故の元ですよ〜!
話は戻って、電車の場合は、その何個も先の信号を確認されていると思います。
そう思って見ていると、先の方では結構、黄色とか出ているんです。
近付く程に、青に変わっていくんですが、どのぐらいの距離で変わってくれるかとか、変わらない場合も有るでしょうし、かなり神経を使います。
そして、最もやっかいなのは、踏切と駅。
踏切では、手前の踏切は、ある程度落ち着いているんですが、遠くの方では、自転車や車が団子になって渡っている〜!
それらが時間の経過とともに、スムーズに変化していくかどうか? 
もちろん、直前でもくぐっていく学生がおりました。
駅にいたっては、もう大変!
停車で神経をすり減らすのは当然ですが、通過駅でもなかなかどうして。
警笛を鳴らして合図。
特急が100km/h程度で通過しようとしている時に、ホーム狭しと帽子取りをしている小学生!
フェイントをかけながら逃げる逃げる、とうとう追いつかれて、ホーム端にスライディング〜!
2人が折り重なって‥‥   (あんたらしまいに死ぬで〜!!)
それに、後ろが広ーいのに、ぎりぎりのところで新聞を広げて読んでいるおじさん!
利用する側は無責任です〜!! 反省!

いや〜、こうして書いているだけでも、ちょっと疲れました。
運転士さんの大変さは、こんなどころでは無いでしょう!!
安全第一で、ダイヤ通りに快適な運行をされているのですから‥‥

前置きが長くなりましたが、感心した事って言うのは、上記のような中にあって、運転士さんが『指差し確認』をされていた事です。
一つ一つのチェックを指差しで追わえていく、信号、踏切、ホーム、発着時刻、通過時刻‥‥
信号確認は、真っ白な手袋で指差して、確認するとその状態からひじを伸ばしていく、時刻をチェックする時は時刻表の文字を人指し指でなぞり、確認すると指先でトンとたたく。
レバーの操作もノッチを数えているような、何かしら、とても慎重で正確なように見えました。

前置きの中では、運転席を通して、ハラハラドキドキ眺めていた様ですが、実は、大変な安心感に包まれて乗っていたのです。
「これは凄い!なかなか出来る事では有りません!」
出発の敬礼も、とても決まっていてカッコイイ!

そういった事もあって、先頭車両に乗る機会が有った時には、気になります。
三ノ宮で乗り換えた他社のとっても速い姫路行きの電車でもされていました。
もちろん、同様に感心!!
これは、会社に限らず統一された動作なのかどうか、詳しい事はわかりません?

みなさんも、是非、先頭車両に乗ってみて下さい。
基本動作の美しさ、100回して100回とも正しい動作とは‥‥
その素晴らしい世界に接する事が出来ると思いますヨ!
こう言った事は、他にも、フライト前にパイロットが、エンジンやタイヤを実際にチェックしたりと、何か意味が無いようにも思えますが、決してそうでは無い筈です。

最後に、自動車の運転の中で、指差し確認の動作は出来ませんが、確認という意味において、その意識は必要です。
だろう運転はもってのほか!なんとなく見たつもり〜!でも、いつかは事故につながります。
そうそう、呉々も運転中に携帯電話を「指差し確認?」しないようにして下さいね〜!
 

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