畳は、伝統の優れた床材です。
しかし、畳は、日本人の心の故郷って大きな声で言えなくなってきているこの頃です。
マンションでも一戸建てでも、和室は決まって一間。
しかも、リビングに面積を取られていますので、4畳半か6畳間。
これでは、よくて寝室、下手をすれば子供部屋、最悪は納戸!
たとえ、布団で寝る時だけでも寝室なら、畳の良さが活きています。
底冷えせず、調湿作用もあって値打ちがあります。
ところが、子供部屋では、有無を言わさずの平折りカーペット敷き!
さらに、納戸でタンスやラックを置かれた時には、グラグラしないように板を敷かれたり〜!
これでは、畳が泣いてますよ−!!
一家に一間は、畳敷きが有るのに、畳屋さんが走り回って無い理由がわかりました!?
一度敷かれた畳は、2度と日の目を見ない運命だったのです。
わずか、寝室の分が頑張ってくれてるかな〜?
それでも、大人しく寝ているだけなら長持するでしょうね?
畳の良さって、ごろんと寝転がってみたい!
出来れば、自然の風でい草枕でもして‥‥
だったら、隅っこに追いやられた4畳半か6畳間は、根本的に間違っている〜!?
大きな窓に面したリビングこそ相応しいはず。
そうそう、ダイニングテーブルの横で、カーペットを敷いてコタツをしているのを良く見かける。
やっぱり、生活の中心にフロアライフ、否、畳を求めているんだ!
リビングに畳って言えば、じきに、一段上げて下は収納スペースにして‥‥なんて。
もう売る側の論理、演出は不要です。
ここで思いきって、畳イコール和室のイメージを捨てましょう!
余分なお金も細工もいりません!
フローリングの中に面一(バリアフリー)に4畳半の畳敷きを作れば良いのです。
冬は、コタツを置いて夏は寝そべって‥‥
掃除機もかけ易いし‥‥えっ?それでもフローリング一発より手間がかかるって?
その分は、和室仕上げの納戸を納戸作り?に変えれば浮いてくるでしょう?
子供部屋ももっとそれらしく作れそうですね。
んっ?コタツがない時に違和感が有る?
どうしてもそうなら、その時は、それこそ素敵なカーペットをピース敷きすれば?
それでも、「平折りカーペット敷き殺し」よりは随分ましです。
優しい床で、ごろ寝にコタツのフロアライフ。
タンスや家具を動かさずに畳は気軽に外せるし、手入れの都度、新築の香りが‥‥
畳屋さんも忙しくなりそうだ!?
どうです、ソファーセットは置きたくないとお考えの方、そこに畳を敷かれてみては?
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