何年か前に、久しぶりに六甲山へ行った時のことです。
夏も盛りで、ホトトギスが大きな声で鳴いています。
と同時に、何とも綺麗な声があちらでもこちらでも‥‥‥
普段、山を歩くと野鳥の声が聞こえると同時に、頭の中のフィールドノートに記録。
ウグイス、ヤブサメ、ホオジロ、シジュウカラ、イカル、‥‥‥
ところが、この時は全く記録されてきません!
まるで、外国語で悪口を言われているかのように脳みそが無反応〜
口笛を吹くような澄んだ声が朗々と、キビタキでもないし、何かの変わり鳴き?
でも、それにしては、数が多すぎます。
お昼になっても、梢で元気に鳴き続けます。
これは、おかしい!
自分の辞書に無い事があるのか?
しかもこれだけの密度でいる鳥が‥‥‥
もうその結論が出てからは、帰って調べたい気持ちでそわそわ落着きませんでした。
でも、聞きなしでは調べようがないので、何とかして姿形を確認しないと‥‥‥
あいにく双眼鏡は持っておらず、慎重に近付いて、ちらっと姿を見る事が出来ました。
ウグイスかメジロのような体に赤いくちばしとオレンジ色ののど元!
くちばしが赤〜!? これは、籠抜けに違いない!
えらいもんが、増えたこっちゃ〜!
帰って調べて、またまた無学に唖然!
こんな鳥知らんわ〜?
小鳥屋で見たこともないし、それでも籠抜けが沢山いる!?
余程、環境がお気に入りなんでしょうか?
今では、さらに増えています〜!
道端から、うっそうとした谷あいまで、まるで我が山のように‥‥‥
可愛い小鳥もこうなると気掛かりです。
ちょっと、オオルリ等が減ったように感じるのは気のせい?
でも、籠抜けの小鳥に罪はありません。
3食安全付きの籠から、一転して見知らぬ環境の中へ!
小鳥は、絶食イコール死ですからそれは大変な事です。
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