ワンポイントコラム

 

リッターバイク
 
かつては、ナナハンの上に君臨した垂涎のマシン!
ところが、今やバイクが2台有れば1台は、リッターオーバー?
パワーウエイトレシオ1未満、サーキット最速、アルティメイト‥‥‥そんなマシンが
まるで、かつてのクオーターバイクのように氾濫している〜!
しかし、そんなにまで高性能化が必要なん?
もちろん売るためなんだろうけど、どうしてマーケットは受け入れているのだろう?
そんなことを考えていると、大切なことに気が付く。

リッターオーバー氾濫の背景は〜
道路が整備されたとかじゃなくて、人間が進化した!?
だって、自分を振り返ってみるとよくわかる。
自分とモータリーゼーションの出会いは、幼稚園の時。
母が、新設されたばかりの軽四免許を取ってR360クーペに乗り出した。
そのおかげで、友人と自分は、あのキャノピーに後ろ向きに乗って通園。
早いな〜って、他の友達が走って追いかけてきたものだ。(どこまでも追いかけてこれる〜)
対向車なんてまったく無いし、道路は、もちろん地道!
アスファルト道路なんて、バス道って呼んでた幹線道路だけ〜
その頃のバスは、ボンネットバスでバナナ型(そう呼んでいただけ)の指示器をさやから出して発進していた。
当然、バスを抜いていく車などあろうはずもなく、バスは「発車オーライ!」の車掌さんの声を合図に、マイペースで走るわけ。
そんな環境で育った世代は、どうなん?
やっぱり、リッターバイクって言葉を未だにコラムで取り上げている。

ところが、最近の子供はどうよ?
そりゃあ、2歳でポケバイに乗る子は、そうはいないんだろうけど‥‥‥
でも、追い抜かれざまに、お母さんのバトルシフトの隣ではしゃぐ園児と目が合う事は度々〜!
そんな風に英才教育された子供の時代は、どうなるん?
日本列島が広くなるわけではないけど、2リッターバイクとか3リッターバイクって言ってるんだろうか?

それは、強力なパワーとコントローラブルなヒューマンインターフェイスを兼ね備えた、驚愕のスーパーマシーン!
でも、車とは違って、体力や反射神経、瞬時の判断力などが大いに影響するバイクだけに、どの辺りでバランスするのか、とっても楽しみですね〜!
マシンの進化の陰には、人の進化がある‥‥‥

自分の処理速度は、多分、16ビットパソコンってところで止まっているだろうから、リッターバイクが限界で〜す。
 

リフォーム
 
リフォームというテーマで、何か核心的な事が書かれている?
というわけではありませんので‥‥‥
まず始めに、ここで取上げるのは住宅リフォームについてです。
それでも、リフォームについて一言で語るのは難しい事です。
それは、リフォームと言っても、その目的や内容が個々に異なる為、総じてこうすべきとか言えたものでは有りません。
ただ、一つ言えるとすれば、絶対に受身でしてはいけないと言う事です。

とにかく、自分スタートで始めましょう!
もちろん、技術的な部分で専門家の力が必要になるわけですが、方向性と大枠すら決めずに始めてしまうケースも多いものです。
その結果がどうなるかは、想像出来ると思います。
何故そんないい加減なスタートを切ってしまうのでしょうか?
まず考えられるのは、訪問業者の言うがままにしてしまう場合。
このケースでは、相手の思うがままに楽な商売をさせてしまうだけです。
例えば、自分の得手な部分だけをサッサと出来れば良いとか〜
売れ残りの商品やキャンセル部材をうまく押付けられるとか〜〜
これ以上、説明するまでもないでしょう。
次に考えられるのは、何とはなくリフォームしなければと思ってしまった場合。
先述の「訪問業者の言うがままに」という事については、誰もが抵抗を感じるはず。
しかし、日常、インターホンやポスティングで「○○が良くない」「△△がキャンペーン」等と攻め続けらていると〜?
何とはなく「そろそろ、リフォームしないと〜」って、洗脳されるかもしれません。
それで、何とはなく「チラシを見たり」「展示場に足を運んだり」と行動がスタートするわけです。
すると、そこには、さらに刺激的なコピーが溢れていますから。
「キャンペーン期間モニター募集!」「展示現品処分半額処分!」‥‥etc.
『これは、お買得やな〜!工事費足しても定価ぐらいで最先端や〜♪』
すっかり、何となく動機付けされてしまいました〜!
こうなれば、考えはどんどん具体化して、知らぬ間に「プラン」なるものが出来てしまいます。
ところが、良〜く考えてみて下さい。
この「プラン」には、ベースと言えるような部分が無いと思いませんか?
例えて言うなら、どんな地面かわからない所に家を建て始めてしまったようなもの。
これでは、先々、何とはなく増えた月々のローンの支払いに「お小遣い減額!」等と具体的かつ緻密な倹約「プラン」が知らぬ間に‥‥‥

これでは、自分スタートとか主体性が有るなどとは、とても言えません!
そこで、重要な点が方向性と大枠を捉えているかという事!
わかり易く言い換えれば、目的と範囲や予算といったところです。
中でも重要なのは目的です。
何の為にリフォームするのか?
そこを明確にしてスタートを切れば、その先で様々なアドバイスが加わったとしても意図しない形になる事はないでしょう。
当然、範囲(工事対象や工事期間)や予算も検討し易いはずです。
「何をどうしたいのか?」「何をどうしなければならないのか?」
そこが明確でない限りは、誰が何と言おうがスタートしなくて良いのです。
否、スタートをしてはいけないのです!

それでは、以上のような点も含めてリフォームのスタートについて具体例で考えてみます。
脱衣場の床がギシギシと撓り(しなり)だした事がきっかけで、お風呂周りのリフォームを考えたという場合。
まずそれには、床の下地から修繕するという必須事項が有るはずです。
その点をしっかりと意識し、フォローしていく事が大切なわけです。
そうすれば、仮にその時点で、シロアリや腐朽に関して意識が及んでいなくても救われる可能性がありますから。
もし、提案されたプランが、高価なシステムバスや洗面化粧台を組込みながらも、床は重ね貼りで済ませる工法であれば?
「え〜!床下は点検しないのですか〜?!」とチェックが入るはずだし、それをゴリ押ししてくるようなら「勝手な業者!」と判断も出来ます。
その結果、床下全体の点検の必要性、すなわち、建物全体の状態とリフォーム部分の整合性についての考慮が生まれてくるはずです。
「仕上げは新築以上になったけど、土台から崩れた〜!」って悲劇から救われる。

この時、当初から床下全体のシロアリや腐朽のチェックが必要とわかっていれば、どうでしょう?
まず、直球勝負なら、専門業者にその部分の診断を依頼するという方法です。
そして、その対応などの評価の後に、リフォームの話へと発展すればスムーズでしょう。
信頼出来る業者には、同様に良い業者が協力しチームを作っているものです。
リフォームの窓口は、何も工務店と限ったものではありません。
もし、展示場やチラシのお買得情報が魅力で、そういった窓口に依頼するのであれば、床下の診断を含めてリフォームの話をすれば良いわけです。
さらに、その両方で話を進めてみたら〜
プランニングが、違った見方で両面から進めるわけですから、考え方の違った幅広い情報が得られる事でしょう。
当然ながら両者への配慮は必要ですが‥‥‥
トンネル工事ではないでしょうが、両方から堀り進めば、まるで出口が違って当り前!
出会えば、むしろ不思議なベストプランって事でしょうか〜?
そんな風により良いプランの実感を得られるのも、自分スタートならでは!
もし、何とはなくイメージ先行でスタートしてしまった場合ならどうでしょう?
頑張って複数の業者に競合させたものの、多少のセンスの違いや値引き率等で判断する事になるかもしれません。

リフォームと言えば、業者主導で何となく遠慮がちに進んでしまって、最後の手段がブチ切れてクレームとか〜
逆に、虚勢を張って主導権を保ったつもりが、踏み込んだサービスを受けられなかったり〜
もうおわかりですね〜!
一生懸命にトンネルを掘ってくれていると思えば、気持ちに余裕も生まれるでしょう?
しっかりと自分スタートをする事で、どんなトンネルが出来るか、否、どんなトンネルを一緒に掘るかを楽しみながら進めましょうね〜!!
 
 戻る
ホーム