ワンポイントコラム

 

キャブレターは古い?
  
排気ガス規制の兼ね合いで、キャブレターが電子制御燃料噴射装置(EGI)に取って替わられてきました。
自動車では、随分以前からですが、バイクでもリッタークラスは、かなりの比率です。
そんな中で、最も古くからEGIを発売していたカワサキが、新型ZZR1200についてはあえてキャブレターで触媒を用いた事に、ちょっと救われたような気がしました。
キャブレターは、エンジンがポンピングする時の吸入空気量に比例して、ガソリンを供給するすぐれた装置です。
ベンチュリー効果によって、シンプルに目的を達しているのですが、それだけでは幅広い使用条件に対応出来ませんので、補助や補正が加えられています。
EGIは、それらをコンピューターやセンサー、アクチュエーターの技術進歩によって、電気的に置き換えたわけです。
もし、仮にEGIが初めに在って、それをコピーしたのがキャブレターであるとしたら?
あまりにシンプルな装置に、きっと誰もが絶句すると思います。
だって、受動的に動く装置が1個あるだけですよ〜。
EGIなら押しがけも出来ないじゃん!
確かに排気ガスはいかなる状況でもきれいな方がいいし、運転フィーリングだってそうに違いありません。
だけど、マクロに考えて、EGI装置を製造し、それを装備させるための加工や部品を製造する事まで含めて、シンプルなキャブレター車より、本当に優れているのでしょうか?
 
そもそもバイクは総量的にもたかだかしれています。
燃料は自由落下で充分だし、小物入れもないのにユニットなんか付ける場所はありません!
車と違って、リビングからいきなり運転席ってことじゃ、バイクに体がついていけません!
暖機運転をしながら、準備体操をして、エンジンのつきとタイヤのグリップ、そして肩の力と足腰の潤滑状態を確認しながら、人馬一体となってゆくのが利にかなっているのです。
発進して曲り角でいきなり立ちゴケする人は、そのプロセスを踏んでいないからであって、EGIがそれを救済しちゃうと次のコーナーでオーバーランするなり、もっと危険な結果になりませんか?
エンジンもぐずれず、いきなり調子にのせられて、暖機もなしで働かされたら嫌だと思うんだけどな〜。
 
まあ、冗談みたいになりましたけど、キャブレターでもそれなりの制御は出来るんですから、行政もメーカーもユーザーも含めて見捨てないで欲しいですね。
 

球根は便利
  
ガーデニングで花一杯に維持するのは、なかなか手間ひまがかかります。
わーきれい〜!で始めた頃は、そんな事を考えた事も無かったのに〜。
何かこの頃は、義務的にさせられているみたい〜って感じている方も多いのでは?
園芸初心者の頃は、1年草の苗を買ってきて植えるの繰返し、いつも花壇やプランターを掘り返して大変です。

そこで、宿根草や球根の出番です。
これらは、1年で終わらず毎年咲きますから、その分手間が省けます。
もちろん、園芸書に基づけば、株分けや掘り上げとかの作業が有りますが、手間を省く狙いですから、見苦しくなるまで放っておきましょう。
まず、花壇を1年草を植える場所と球根を植える場所に分けます。
この際、草丈や姿、色などで好みにレイアウトすれば良いのですが、手前を1年草にした方が後々手入れがし易く便利です。
注意する事は、球根の葉がない時期に、うっかりと苗を植えたり、掘り返したりしてしまう事です。
まあ、こうやって、球根を利用しだすと随分と手間が省けます。
多少の余裕が生まれてきたら、数年に一度でも植え直して、土と配置を更新させましょう。
小さな分球がいっぱい出来ていて、また育てる楽しみが生まれます。
以前、ポロポロこぼれた分球が、レンガ敷園路の目地に入ったのを放っておりました。
数年たって立派なスイセンが咲きましたので、さすがに窮屈だろうと後で掘って驚き。
球根ではなく、板根になっていました〜!
そんな調子ですから、うちの庭では、何かする度にコロコロと掘り出されている有り様です。
増えた球根は、欲張ってあちこちと植えずに、どんどんお分けするべきですね!
 

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