乾式といって、まず思い浮かぶのは建物の壁。
かつて木造建築と言えば、木造モルタル2階建とお決まりの文句でした。
でも、最近はモルタル塗りといった左官仕上げ(湿式)は、すっかり見かけなくなりました。
それにとって代わったのが、乾式工法のサイディング張りです。
広く普及した背景は、1番はデザインの多様化にあると思います。
コーナー部も連続したり、目地から面をくっきりと浮かび上がらせた彫の深いデザインで、まるでタイル張りかと見間違うような外観を作っています。
塗装も良くなリ、いつまでも新築時のように見えますが、注意すべき点はあります。
それは、目地です。
コーキング目地ですから、5年程でヒビ割れてきます。
目地の点検修理は、定期的な実施が必要です。
似たようなところで、タイルの貼り方でもモルタルに対して、ボンド貼りや引っ掛け工法を言います。
建物に関しての乾式には、規格や均質や安定といった大量生産に適したイメージがあります。
乾式で次に浮かぶのは、クラッチです。
普通、自動車は乾式、細かく言えばAT車(トルクコンバーター式)の内部にあるクラッチは湿式。
バイクは、逆に普通は湿式、一部レーサーレプリカ等で乾式(カンクラと言う)があって、マニアに喜ばれています。(カラッカラッカラッと笑い声)
他に、エアエレメントや切削工具の種類や工法に乾式、湿式の区別があります。
その他にも色々有るとおもいますが、乾式っていうのは、一般的には、簡便ってイメージで良いのでしょうか?
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