ワンポイントコラム

 

石には本物の良さが有る
 
ディズニーランドやUSJに見られる様なカルチャード○○○等といった、セメント系人造石が増えています。 
以前は、ちょっと異質な雰囲気が、エキゾチックさを醸し出したり、スぺシャリティードを高めたりするので、ショップのファサードや内装等の主に屋根下で用いられていました。 
ところが、今では、塗装の質が良くなったのか、外構やガーデニング素材として、当り前になっています。 
しかし、日本は多湿ですから西海岸風のデザインであっても、黒ずんだり、苔むしたりするのは避けられません。 
また、一方でみかげ石も中国からの大量輸入で安価になっており、ピンコロ、飛び石に限らず敷石サイズの物まで入手しやすくなりました。 
重くて大変といった不利は有りますが、どちらでもデザイン的におかしくないなら、普遍的なこちらをお勧めします。 
本物の石は、汚れがついて落ち着きます。 
緑を楽しむならば、なおさら汚れを計算にいれる必要があるでしょう。
   

犬走り
  
いぬばしりって最近見かけませんね〜?
それって何?って人もいるかな〜?

辞書を引いたわけでは有りませんが、建物の基礎際に、ちょうど犬が走れる程度の幅で、地面より一段上げてコンクリートを打った物を言ってます。
ぐるっと建物を取り巻く事で、建物への湿気を遠ざけたり、軒下ですから、ちょっとした物を置けたりと、無いよりは有った方がいいに決まっています。
昔の家は、基礎や土台が布基礎とは違って、玉石やら延石に束を立てたりと、ちょっと頼り無い状態でしたので、その周りを固めるって意味も有ったと思います。
基礎のさらに外側に延石を敷きまわし、その内側には土間を外側には雨落ちの砂利を敷いていました。
お寺の基壇でも、高さは異なりますが、そんな感じが有ります。

では、最近どうして見かけなくなったんでしょうか?
その理由としては、基礎がコンクリート布基礎となって、強度とともに高さが増した事が考えられます。
地面から土台までの距離が遠くなって、湿気に対して有利になった事、また、木材処理の進歩もあるかも知れません。

しかし、本当に有利になったのでしょうか?
布基礎で床下の通気性は低下し(それこそ昔は犬が縁の下を走り回っていた)、建物の軒高は高くなっているのに、軒の出は最低限度、お隣とも近接し、しかもガーデニングブームで余地なく植込まれたり、置かれたりと‥‥。
また、境界の塀までが狭くて、土間コンで全体が仕上げられている場合でも、勾配が緩かったり、物を置き過ぎたり、排水孔がゴミでつまったりすると、水切れが悪く、ひどくなれば、逆に水溜めと化してしまいます。

今の時代での犬走りの良さは、地面との段差がしっかりと有る事で、基礎際に水を残さず、建物から湿気を遠ざける事に有ります。
実際、犬走りの上でナメクジが、干からびちゃってます〜!
以前、草引きが嫌だって事で、庭中コンクリートにされた奥さんがおりました。
これは、また違った意味で困った事だと思っています。
 


イラガ
 
最強最悪の毒毛虫!
こいつに触れたら、瞬間に電気が走ったようにビシッときます。
葉っぱと同じ黄緑色をしていますから、その時は何事かと直ぐには事態がわかりません。
痛い所に触れると、またビシッときますから、やられた〜と気付きます。
こいつは体中がサボテンのようにトゲだらけですから、相当な本数のトゲを刺してくれているはずです。
こうなると、ガムテープとかで引っこ抜こうとするんですが、完全には無理です。
時には、1ヶ月近く痛みが残る事もあります。
ちょっと嫌な話ですが、庭の手入れをしていると避けられない部分もありますので‥‥。
こいつは、春から晩秋に至るまで何度も何度も発生しますので大変です。
樹種は落葉に限らず、色んな木に発生します。
大丈夫といえるのは針葉樹と草ぐらい〜?
でも、木から落っこちてくっついている場合もあります。
もちろん、定期的に殺虫剤で予防しておれば、発生は少なくなりますが、完全には防げません。
発生してすぐの小さい内は、狭い範囲にまとまっていますから、注意して小枝ごと切取って焼却って事も出来ます。
見つけ方は、葉の一部が透けたように白くなっている部分(小さい内は裏側半分しか食べません)が有れば、その裏側にいます。
もし、移動していても近くの枝の葉にまとまって必ずいます。
ところが、ある程度大きくなると単独行動で散らばりますので、捕殺は難しくなります。
こうなると、葉の裏まで全体にしっかりと、殺虫剤を散布するしかありません。
踏んづけてもトゲが飛んできますので、呉々も御注意を!
 
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