ワンポイントコラム
 
 

ひだまり
  
ひだまりって、温かそう‥‥‥虫とかが飛んでいたりして〜
ひだまりって言葉からは、光そのものよりもその場の雰囲気がイメージされます。 
ひだまりには、穏やかな空気と時間が満ちています。 
でも、光は決してたまってはいなくて、徐々に長い影法師が現れてくるんです。 
最近、そんなひだまりを見ていないというか、感じていないな〜なんて 
綺麗に落葉した雑木の足下 
その足下の落ち葉が掃き集められて、落ち葉焚き ‥‥‥そこに傾いた日射しがす〜っと 
そう、大地が温められている感じ、見ているだけでほんのりするような‥‥‥ 
そうか最近は、土を感じていないのか〜 
身近なところで大地の温かさを感じられなくなっている〜 
縁側の沓脱ぎ石の向こうは、飛び石と庭土のままでいい 
箒目さえ付かないぐらいに落着いて、ず〜っと昔からそこにあった庭土 
それにひきかえ、グラウンドカバーがないと寂しいような最近のガーデニング ブ−ム 
少なくともサザエさん家には、カバープランツはない。 
ごつごつとした木の根、忙しく動き回るクロアリの巣、過ぎた日の蝉の抜け穴‥‥‥ 
大地の息使いが、すぐ足下から伝わってきていたような気もする。 
いつから土は、見苦しく汚い物のように思われ出したのだろうか? 
プランターいじりはオシャレで、草引きは重労働になってしまったんだろう? 
水たまりもひだまりも、最近ではアスファルトやコンクリートの上でしか見られなくなってしまった。 
 

蛭(ヒル)
 
山登りや山歩きをしていて、一度でもこいつの被害に遭うと否応無しに気をつけるようになるから。
例えば、足が痛痒いな〜って、ズボンの裾をめくると靴下が血で真っ赤!!
既にその時点では、犯人は逃走後!
現場では、小さな傷口から血だけがタラタラと滲み出て中々止まらない。
こんな経験は、有りませんか〜?
山では、熊、マムシ、スズメバチ、アブ、ダニ、毛虫‥‥
他にも気をつけなければならない生き物は色々あります。
でも、こいつは別格〜!
何がどう別格かと言うと、気色悪いとか痛いとか、命が危ないとかそういった事ではなくて。
意識をせずに多発地帯に行くと、必ず酷い目に遭うという恐さでしょうか?
多発地帯とは、シカやイノシシ等の獣が多い山の谷あいや日陰で湿った所。
また、尾根であっても落葉が深く積もったような場所なら要注意です。
もちろん、気温や湿度が高い夏場の活動期が危険なのは言うまでも有りません。
蛭といえば、田んぼや水路が思い浮かびますが、これは山蛭の話です〜
水の中というわけではなく、ナメクジ的なイメージで考えればよいと思います。
ナメクジは、乾いた場所であっても落葉の下や石の下なら平気で居ます。
そして、雨や露の湿気のもとで活発に動き回るわけです。
山蛭は、ナメクジ程も乾いて干乾びる事はないだろうから、もっと表に出てくる〜!
山道を歩く時は、浮石とかぬかるみとかを注意して足元を見るものです。
そんな時、ふと、茶色い尺取虫のようなものがクネクネしているのを見かけます。
後ろ足?で立ち上がって、どっちに行こうかな〜なんてフラフラしたり〜
それで注意して歩いているとチョコチョコ居る事がわかります。
まあ、この程度なら存在に気づいた事で靴などに注意が向くだろうから被害には至らないで済むでしょう。
ところが、多発というのは、そんな程度ではありません!
まさに、足元にウヨウヨ状態で、歩いていても登ってくる〜!!
走ったとしても、蹴り上げてしまうから付着する事自体は防げません。
とは言え、走って一刻も早く脱出したくなるもの。
その時は、走り方に注意して一気に走り抜け、即座に付着をチェックする‥‥‥
でも、靴の紐の裏とかズボンの裾の裏の縫い目とか、しらみつぶしにチェックしないと駄目!
万一、靴底の溝に付着したまま車に乗ってしまったら〜〜
都会の我が家で、ギャ〜って悲鳴が上がるのは間違いない!
そんな蛭には、とてもじゃないけど怯んでしまうので、そのような時期や場所には近付かないようにしています〜
 
 
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