ジトジトと、すぐには止みそうにない雨が降り続けている〜　この梅雨は、何か懐かしい気がするような
今年は、爽やかな初夏を暫く味わった後には、きっちりと梅雨入りし、しっかりと雨が降っている
近頃は、空梅雨や豪雨とかダイナミックな気候に慣らされていたから、ダラダラが好ましい
もう数十年も前の話になってしまうが、子供の頃には、こんな梅雨が当り前だった
もちろん、災害が発生している所も有るから、喜んでばかりもいられないけど
幸いな事に、小さな庭では、懐かしい季節の移ろいに命の輝きが増す



うっとうしい空模様の下で、ハンゲショウ（半夏生）が怪しく輝く
真っ白な葉の部分は、山中の木陰で出会えばハッと驚く程
梅雨の時期、ササユリに替わって小さな庭を引き立てる

小さな庭の花



ナツツバキは、足元に花がポトンと落ちて開花に気付く
丸い蕾から開花すると、一日限りのはかない美しさ



紙細工のような素朴な見栄えのアジサイとモントブレチア

まるで天の川のようなオカトラノオとウツボグサ

どちらも旺盛に育って、次々に花を咲かせます

小さな庭の生き物達

　
左の写真をクリックしてみて
雨上がりの午後に、ハンゲショウの葉の上で、しきりに羽根を乾かす一匹のを発見！
昼間に、まるで竹コプターのようにパラパラと飛ぶ姿は、まるで黒子のリハーサル
今年も無事に、その時期がやって来た〜♪と一安心と同時に心配も




夜もこんな姿で飛んでるんですね〜！

　

周りを探してみると、せせらぎ付近のあちらこちらに
オカトラノオの葉の上とか、無造作なぐらい普通に
葉陰でお尻隠さずって子は、ちょっと大きい様な
とにかく、メスが羽化していたら万歳ですから


　

前池のコウホネの葉や上空のハナミズキの葉の裏




キンモクセイの葉の間にも


　

何と、雨で落ちた青葉を掃除している最中に、小さなに気付きました〜！
いつの間にこんな所に〜掃いて捨てる程、居るわけではありません〜（笑）




夜の様子は、撮影技術がワンパターンでこんな感じでしか‥‥‥




草陰の１匹を手にとって見ると発光部が一節
身体は大きくないけど、メスでした〜♪



次の日、めでたく交尾中のカップルを発見〜！




同時に、小さな池の絶壁では、既に産卵中のメスまでいました〜！


　

苔の上を歩き回って、繰り返しお尻を差込み産卵をしています〜
一匹で数千個の卵となれば、この先、幾ら程の卵が‥‥‥
これで一安心！命が来年へとまた繋がりました〜♪


　

しかし、油断禁物！産み付けられた直ぐ下は、地獄の入口なのかも〜？
水面下では、四六時中、飢えた金魚にメダカが巡回　(^_^;)
もちろん、餌のカワニナも居るんだけど〜


　

見ている間に、ヨシノボリ（ハゼ）とスジエビまで巡回して来ました〜！
こいつらは、底生生物が特に好みだから、殆どが餌‥‥‥
でも、それぞれが、自然に暮らす住人ですから〜（涙）




せせらぎを泳ぐメダカの下に、食べられて間もないカワニナの殻
今年も居ました留年組の幼虫が〜！自然のフェイルセーフ
今年の羽化〜産卵〜生育のサイクルへの保護装置〜！
万一、一匹も育たなくても居残りの幼虫が来年を担う
絶妙な自然の仕組みが、せせらぎのを育む

　

せせらぎにの季節がやってくると、岸辺は大事な産卵環境ですから卵が孵る頃までは手入れ出来ません
逆に、せせらぎ内の手入れは、藻や根の固まりの中が小さな幼虫の隠れ家になるから、卵が孵るまでに
そこで、大慌てで水中に進出した草の根や余分な水草や藻を整理し、そのまま捨てずにバケツへ
もちろん、綺麗さっぱり掃除すると正に地獄となるから、水流等せせらぎ環境とのバランスで〜
すると、１〜２日で、メダカの赤ちゃんが孵っています‥‥‥せせらぎは、命のまほろば〜♪




せせらぎの掃除中に、岸辺で見慣れない小さな稚魚を発見！
どうやら、ヨシノボリも無事に産卵していたようです〜♪

菜園の様子



気温の上昇と適度な雨に恵まれ、夏野菜もいよいよ本格シーズンへ
ミニトマトは、３本仕立てで菊のように支柱に添わせて行儀良く〜

１０万倍のせせらぎ〜

梅雨の時期は、アウトドアでのお楽しみも少し湿りがちで、安全策を採ってドライブが中心
信号の少ない山間の一本道を窓を開けてス〜って走るのは、手軽でとっても快適〜
そんな時には、何もいらない気分で、有れば嬉しいのは素敵なカフェや道の駅
多可町から丹波をぐるっと一巡りの途中、「道の駅　かみ」で一休み
梅雨の最中にもかかわらず、清流杉原川は綺麗な澄んだ流れ
仮に毎秒１０ｔとしたら、小さな庭のせせらぎの１０万倍〜♪




「道の駅　かみ」のすぐ裏を流れる清流　杉原川


　

きれいな流れを見つめていると、対岸でカジカガエルが交尾中〜
ここにも、さらに複雑な自然の営みがあるでしょうね〜♪
駐車場からカメラを構えるだけで、ワンダーワンダー
ゆっくりとしたいながらも、先へ行かなければ〜

もうすぐ真夏〜



梅雨の合間に陽射しが戻ると、小さな庭は既に真夏の様相
明るい日向を好むものと薄暗い日陰で暑さに耐えるもの
ダイナミックな環境の中で、命の研鑽が繰り返される




足元のスミレで、小さな動くものがいました
可愛いオンブバッタの赤ちゃん達〜♪
バッタにセミと、いよいよ夏本番〜！