初夏に香る


6月が近付くと急に夏めいた強い陽射しが照付ける様になった。
つい先日まで、時折やってくる寒波によって、周期的に雨が降っていたのに〜
ところが、ふと気が付けば、この前に雨が降ったのはいつだろうって具合に乾いた日々が続く。
小さな庭の夏は、遅ればせながらも、はっきりとやってきました。

長く春を彩った黄色い花々は、すっかり終わり、林下に陰を潜めてしまいました。
既に、新緑を過ぎた庭は、上空から足元まで鬱蒼とした緑に包まれて多様な環境を生み出しています。
強い陽射しは、眩しいほどの輝きと暗い木陰を作りながら、夏の花々を旺盛に育む。
中でも、小さな庭を代表する初夏の花は、ササユリ!
林床の暗がりからスルスルと伸びて、今年も見事に咲きました〜!!
一輪でも、空間を支配するほどの存在感ある可憐な花
それが、2年連続でW〜♪ しかも、昨年は沢山の種も実らせたから‥‥‥ちょっと体力が心配ですけど
恐らく鉢栽培の場合なら、肥料を与えたり植え替えだとか危険と隣り合わせの世話が必要なはず〜?
でも、きっと居心地が良いからだろうって事で、小さな庭の実力にまかせておきましょう!

そんな小さな庭の四季折々の変化を綴る「季節の便り」です〜♪
では早速、ササユリに会いに行きましょう〜!

ブルーベリーを取巻くホタルブクロの群落
ブルーベリーの果実も大きくなってきました
キキョウソウのような小さな花もあちこちに咲く
既に芝生もニワゼキショウのお花畑に〜



ユキノシタとシチダンカの花の上に、一際華やかに咲くササユリ




薄いピンク混じりの柔らかな花弁がカールする可憐な花
何よりも空間に漂う甘い香りが、他にない最大の魅力




「お○っこで育てたわけじゃないよ〜!」って言ってます〜♪

ササユリが咲くまで

4月中旬、チゴユリの花が咲き始めた頃に、大きな芽がズンって感じで現われました〜♪ 4月末、新芽はシチダンカを超えて頭を出し、葉を開くなり虫に食われています〜(涙)
5月中旬、さらに背が高くなり、中心に無傷な花芽が2つ!このまま無事に大きくなってくれれば〜 しかし、予断は許しません!太い茎をチョキンと噛まれたオカトラノオは、すぐ目と鼻の先に〜(汗)
5月下旬、蕾は大きくなりながらも、スックと立上がり順調に開花へ向かっています 5月末、膨らみを増した蕾は少しピンク色を帯びて、後は開花の時を待つばかり〜


6月初め、蕾の先が割れて、いよいよ開花です



蕾が割れ始めてから2日後には、綺麗にカールした姿に

初夏の花

シチダンカ(幻のアジサイ)とユキノシタ
同じ株でも青味がかった色の花も混在
ランタナでも2色が混在
ブラックベリー
シモツケ
ホタルブクロ(紫)


小さな庭の生き物



バラで仲良く蜜を吸うハナアブのカップル?ではないね
ミツバチやクマバチと一緒になって受粉に活躍中〜




アラカシの幹で仲良く寄り添うスズメガの仲間
これは、間違いなくカップルですね〜♪




夏が近付き、沢山の虫達が活発に動き出したというのに、拘束中ですか〜!
トノサマガエルは、生態系ピラミッドの頂点を狙う立場なのに、情けない姿
前回は、ゴミ取網にハゼ、今回は、飛出し防止網に跳べないカエル〜
ニッパーで切断し無事救出、網は確かに役目を果している〜(笑)


 

そんな様子を見ていたのか?アオダイショウが大きなケヤキからスルスルと
あっ、もしかして、トノサマガエルは、拘置所の方が安全だったかな〜?
ほぼ頂点の方を忘れていました〜!何せ、出番が遅過ぎるから〜
啓蟄と言っても、虫の次にカエル、最後が蛇って事でこの時期に
餌が充分揃ってから〜?トビじゃなくて車には注意ですよ〜!


菜園の様子



雑草が無いのが自慢というわけではなくて、低温と乾燥で苗が大きくなっていません〜!
これから気温も上昇し、梅雨になると夏野菜の成長は、一気に爆発〜!の予定


(^^) 山菜園の様子

 

タラノキは、早く地植えしてあげないとって勢いで生育中〜!さすがは荒地や川べりに生える木
それに比べて、コシアブラは、今シーズンはこの状態で終了?とにかく大木になるらしいけど
果たして何年先、新芽を惜し気もなくもぎ取って、美味しい天婦羅に揚げれるのかな〜♪

涼風の中、初夏の便りを何となく梅雨までにと思ってのんびりしていたら、急に雲行きが悪化!
つい先程、近畿地方の梅雨入りが発表されました〜窓の外は本降りの雨〜!(^_^;)
本当に、このままムシムシした季節に突入するのかな〜?にわかに信じ難いな
まあ、そうとして、爽やかな風に薫る(本当に香ってます)景色を今一度〜
植木鉢では、決して見れない本来の姿で主役を務めるササユリです!

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