新緑の庭

今年の春は、周期的に変化する気候の影響で不順ながらも、長く楽しめているような〜?
とは言え、野菜の保存と同じく、いつまでも引き延ばせるものではありませんね〜(笑)
それは、小さな庭を彩る草花でも言える事、次から次に咲き移って行くから‥‥‥
中でも、旺盛な花々の陰でひっそりと咲く山野草は、人知れず散っている事も〜
でも、うっかり見逃せば即来年まで〜だから、季節の便りが頼りってわけ!
適宜、写真に記録し、後日編集する中で楽しませてもらっています〜♪



春の花の中で最も旺盛に咲いているのは、キンポウゲ
次から次と咲き続け、周囲を黄色く染めています〜




やはり黄色い花のジシバリも、旺盛な繁茂でなら負けていません!
地面を縛るという程に這って拡がるし、種は綿毛で飛び散るし〜
二刀流でどんどん拡がって、いずれは庭を覆い尽くす〜(汗)




量で勝負の黄色い花々に埋没して、全く目立たない、質で勝負の花〜!
今年は、何花咲くかと思っていたら‥‥‥写真の真ん中当りに一輪
でも、本家カタクリは花芽さえ出ず、貴重なキバナカタクリの花




カタクリの仲間の特徴は、この反り返った花の形
大きく育った株を代表して胸を張ってます〜




一輪で咲くならこちらが本職って、可憐なイチリンソウの花
下草に埋もれながらも、真っ白な花が輝きを放っている




小さな庭の上空に新緑が広がる頃、樹下の暗がりが華やぐ
シライトソウの花は、同じ真っ白でも全く違った美しい形
咲きながら縦にスルスル伸びて、トップスターの座へ

縦長の花達

ツリガネソウ(園芸種) エビネ
オドリコソウ セイヨウジュウニヒトエ(園芸種)

小さな庭の生き物達

上空のケヤキにも、すっかり新芽が出揃い、その下をかいくぐってツバメが飛び交う
そう言えば、つい先日まで沢山いたツグミも一羽残らず、北に帰ってしまった
いよいよ、これからがシーズン本番!常連の生き物達が活発に動き出す




この春に、門の脇でサナギになっていたツマグロヒョウモン
目に付く場所で、横に倒れてフラフラ〜落ちはしないかと
人の気も知らずに、20日程で無事に羽化しました〜




小さな幼虫で冬を越して、アプローチ脇のスミレを食べながら成長
その時も足元でチョロチョロ這っているから、いつか踏まれる〜
まあ、そんな経緯も有って、カメラを取り帰って記念撮影〜♪
小さな庭育ちの生き物は、考えてみれば”家”族って事?




でも、良くない結末の場合も沢山あって、アゲハ類の場合は、ほとんどが羽化出来ません〜!
小鳥小屋の中でサナギになってしまったクロアゲハ、羽化すれば出してあげないと‥‥‥
でも、遅いと思っていたら小さな穴が開いて‥‥‥まだ緑色で順調と思ってたのに〜
寄生蜂に卵を産みつけられたようで、これも自然の生態系の連鎖って事ですから




僕が獲り過ぎないように制限をしているつもりでも、明暗が分かれているんだね〜
と言ったかどうか?そういうアマガエルにも、小さな庭は天敵だらけです〜!
ムクドリにヘビにイタチと難敵だらけ〜だから、油断大敵、毎日が命がけ〜

そこで、アマガエルのお楽しみクイズ第二弾〜♪何問わかるかな〜?


 正解
初級編

 正解
中級編@

 正解
中級編A

 正解
上級編@

 正解
上級編A

どの写真を見ても、まるで忍者ガエルって技に、ただただ驚くばかり〜!
それにしても、もはや色の変化というよりは、完全な擬態ですね〜!
レンガのカエルは、赤くならずに、鳥の糞を選択したに違いない?
こいつは、世界一汚らしいカエルに認定させてもらいます〜♪
(ちなみに、世界一美しいカエルは、クイズ第一弾で〜)


せせらぎの生き物達



せせらぎの源流では、イワカラクサのピンクの花とシライトソウの白い花が競演中
ここから始まる小さな水辺で、どのような営みと出会えるのか楽しみです〜♪




せせらぎの畔は、旺盛なキンポウゲに隠れて‥‥‥
水辺の見える下流の池の方まで進んでみましょう




ここは、小さな池の手前にある前池の畔で、右上の金網部分が小さな池
石の下に水路が有り、ゴミ除けの網にハナミズキの花弁が‥‥‥




掃除しておこうかな〜と思って、近付いてみるとヌマエビが乗船されてました〜♪
これからの時期は、メダカや金魚にエビ、貝、ホタルとベビーラッシュが続く
だから、簡単にヒョイと網ですくって掃除するなんて事は、超無謀〜(笑)
排水ポンプには、フィルターを付けた上で、一旦、バケツで受ける
網ですくったゴミも同様に、一旦、水の入ったバケツで受ける
そうやって、バケツから救出される事は、良く有りますから




ゴミ除けの網を掃除しようとしたら‥‥‥このままバケツに入れますか〜(笑)
前池から小さな池に下ろうとして、大きなお腹が引っ掛かったヨシノボリ
ニッパで網を切って無事救出〜発見が遅ければスジエビの餌に〜!
お望みの小さな池に‥‥‥メタボではなく、産卵場所を探してる?




すぐ傍では、メダカの学校がいつもの授業中




カワニナの食欲は、水温の上昇につれ黄緑のベールが剥がれる程に旺盛に
沢山の稚貝が産まれた時には、コウホネの水中葉(手前)が託児所です〜


新緑の里山

この時期、どこにいっても新緑が美しく、そんな中で行き場所を選ぶのも楽しみのうち〜♪
残雪の残る北の山に行けば、凍るような雪解け水に触れたり、山菜もまだまだ旬〜!
でも、遠くに行けば、ゆっくり楽しめず、その時にも身近な新緑は瞬く間に過ぎていく
まずは、身近な里山をじっくりと〜‥‥‥自然の豊かさは山の高さではないし〜
小さな庭でも気付く事だけど、自然と対峙する感性こそ重要なアンテナって事
そこで、播磨平野周辺の里山なら、車で30分程と手軽で気楽に散策〜♪
以下は、三木市周辺の公園や散策コースをウォーキングした時の紹介




身近な丘陵の森は、植林がほとんど無くて落葉常緑が混在する二次林
既に、山が笑うという時期を過ぎ、様々な色合いの葉がせめぎあう〜




森に近付くと新緑と言うよりも、輝いているって表現がピッタリ!
これが、ガサガサと落ちている茶色のコナラの葉に変わる?




池の畔で20メートル程の高さから、まるで滝のように降り注ぐ
特に珍しいわけではなくて、これが本来のフジの姿!
低い藤棚を埋め尽くすなんて、朝飯前って事ね〜




怪しく輝く金色の水面は、この時期に殖える光藻による貴重な光景です〜
三木市志染の「窟屋の金水」は、三木総合防災公園からすぐの所




金水の山麓から畑地に戻ると 「ケーンケケッ」とキジの声〜♪
いました!いました〜少し離れた畦に立派な雄が悠然と!
キジやノウサギに会えそうな気がしてたんです〜 (^^)v




ありゃりゃ!珍しい方と出会いました〜 ノウサギじゃなくてホンドギツネ〜!
近くの公園に入って散策し始めると、すぐ前方の草っ原の隅で、じ〜っと?
キツネが居る事が珍しいのじゃなくて、出会う事が稀なだけですが‥‥
センサーの感度は上げても、毒っ気なく歩いていると近付ける?(笑)




犬とは違う大きくて立派な尻尾!野生の力、ピラミッドの頂点!
ごめんなさいね〜!当然、森の中へ帰って行きました〜♪
どうやら、お昼寝の邪魔をしたみたいです〜 m(_)m




里山を気持ちよく散策している時に、いつも傍に有るのがリョウブの木
幹が滑らかで美しく、明るい葉が、ヒラヒラと軽快に空間にそよぐ
白い花が咲くと、多くの種類の昆虫が集まる森のカフェに〜
それどころか、昔、飢饉の時に葉を食べる為に植えたとか
でも、山菜料理で紹介されないのは、何故でしょう?




見上げると新緑の爽やかな光が降り注ぎ、このまま、ず〜っと居たい〜!
サクラやモミジを見上げるのと同様に、リョウブを見上げて大満足〜♪
この木陰の空間に、心地良い涼風が吹き抜ければ初夏かな?

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