春を楽しむ

霜が降りる凍て付くような朝も、季節外れな里雪が降るような寒い日も
ついこの前まで‥‥‥汗ばむ程の陽気に感覚が狂ってしまう〜!
近頃の四季の変化は、ダイナミックだから気を引き締めて〜♪


水辺の生き物



冬の間、水草が覆って北風を避けていた池も、気温上昇と共に少しずつ手入れ
すっかり、池開き〜?と言える程に、水面が開かれて明るい日差しを浴びる
毎年の事ながら、上手く越冬出来ているのか、様子が気になるものです

 

手入れの後、そ〜っと近付いてみると、痩せるでもなく立派なメダカが出て来ています。
写真で撮ると鱗の一枚一枚さえもクッキリ見えて、健康状態までわかりそうですね〜
ちょっと艶が引けている感じだけど、これから日光に当たればバッチリかな?
暫くすれば、せせらぎの流れの中でメダカの学校が始まるはずです〜♪



せせらぎの周りは、すっかり緑に覆われて、春の小川の景色となっています〜♪
湿地の周りのショウジョウバカマは、既に色褪せ、キンポウゲが花盛りです。
これから、水温の上昇につれて、小さな池から小さな生き物が遡上し始め
せせらぎでは、ホタルの幼虫が地上に這い出し、土中でさなぎに‥‥‥
そんな自然の営みが、こんな小さな水辺で毎年繰り返されている。
人間が、環境さえ守ってやれば、条件さえ整えてやれば‥‥‥!
生き物達は健気で逞しいし自然の仕組みは巧く出来ている〜

春の花



せせらぎの畔で一番に咲き出したのは、キンポウゲ
春には黄色い花がよく目につくけど、特徴は〜?
曇りでもキラリと光沢が有って造花みたいです




春の花の代表は、何と言っても桜!それをわざわざ説明するまでもないんだけど
冬枯れの木が一気に花盛りになるのは、一つの蕾から複数の花が咲くから
TVで教わりました〜!確かに写真で見ても2段階に増殖って感じです〜

 

桜の花は、一つ一つでも綺麗から枝元でポツンと咲く姿も魅力があります。
でも、桜を小さな庭で育てるのは大変な事、ハナカイドウが代役です〜



小さな庭の主役は、桜ではなくて何と言ってもスミレの花
色んな種類が、あちらこちらで次から次と咲き競う
タチツボスミレの群落とシバザクラ(右)の競演

 

お花畑のようなスミレの群落も綺麗けど、やっぱり桜と同じで一株の花も可憐です。
岩の上で咲くナガバノタチツボスミレは、自然とこの場を選んで咲いています。
まるで懸崖のように絵になる姿も、自生ならではの逞しさがリアルだから



早春に主役を務めた雪割草は、すっかり終わり
すぐ傍では、イカリソウが咲き始めています。
花が珍しい形に加えて、葉も面白い形〜


 

可愛い花を車座に咲かすオドリコソウと小さな花を一つだけ咲かすチゴユリは対照的〜




ハナミズキの根元で自生したシュンランが、初めての開花
幹に隠れて窮屈では?いかにも自然といった趣です〜



ランはランでも、こちらはエビネランのニューフェースです〜♪
昨年の夏に売残りの処分品として‥‥ンズホームで購入
花が終わったままのが、1鉢300円でも売残りそうで〜
葉が傷んでいたけど、地植えで立派な芽が〜!(^^)


山野草を殖やす

小さな庭の自然の多くは、ホームセンターや道の駅、特産品店などでの出会いが始まりかもしれません。
でも、それを豊かにしているのは、それら自身が作り出した環境と少しばかりの地道な手入れです。
大きくなれば、挿し芽や挿し木、さらに株分けをしたり、花が咲けば種を採り蒔きしたり‥‥‥
今では、勝手にどんどん増えて、実生苗を雑草と同様に扱っている種類も沢山有ります〜
でも、希少な種類を小さな庭で上手く増やせれば、本当の野山は、もっと自然だから
‥‥‥今の時代は、ウイルスとかDNAの違いやら安易な移動を許してくれない。
暫くは、小さな庭を豊かにする事で、身近に自然を生み出す事例が増えれば〜

 

これは、ササユリの小さな庭製(自家製)の種を用いた、この春の実生苗作りの様子です。
左は、充分に熟した種を風で散る前に採集し、乾かないように袋で発芽させています。
右は、その発芽苗1本の様子で、ピンセット先の白い小さな膨らみが球根です〜



傷付けないように注意しながら、育苗ポットに1本ずつ植えつけて完成!
環境に注意しつつ、スズメやナメクジ等の外敵から守っていかねば〜
今シーズンをこの状態で無事過せば、冬に植木鉢に移植します。
ところで、上手く育って開花するのは、何年後だったかな〜?
5〜7年?山野草の花というのは、貴重な姿、出会いです!


小さな庭で、山菜採り〜♪



山野草が育つ小さな庭では、むしろ旺盛に育ち過ぎて困る程のものまであります。
なにぶん小さい庭ゆえ、そういったものは間引くより方法が無いのですが‥‥
「もしかして、食べれるのんと違う?」という一声で、山菜の図鑑を購入〜!
予想に違わず、小さな庭は山菜の宝庫!ザルを持って山菜採りに〜♪
ツリガネニンジン、ヨモギ、ノコンギク、ユキノシタ、ホタルブクロ、ヨメナ
今回、摘んできたものは、天婦羅にして春の味を堪能しました〜♪
小さな庭の山菜は、無農薬で安心して食べれるから最高〜!



そして、その強化プランが、例の山菜三兄弟(内、双子一組)ってわけです〜♪ 
両端がタラノメで、否、タラの木の間違いです〜まだ食べません!(笑)
真ん中が、コシアブラです〜早速にヒヨが突きに来たので防御中
この芽を小さな庭で摘むようになるのは、何年先かな〜?
まあ、始めないと結果は生まれないからって感じで
ケセラセラ〜♪(でも、宝○じは買いません〜)


菜園の様子



春は山菜採りの季節って、良く出来た話だな〜
菜園も端境期で、山菜園状態です〜(笑)

周辺の春の景色

小さな庭の春も楽しいけど、周りの自然はもっとスケールのデッカイ春を見せてくれますよ〜!
車で数十分ってぐらいの身近な場所でも、それぞれに特色ある景色が迎えてくれます。



神戸市総合運動公園
菜の花畑の丘は、明石海峡も眺望出来る〜
秋にはコスモスの丘に模様替え




高砂市鹿島自然公園
鹿島神社の奥に続く山肌をピンクに染める桜
近くに冬芽の桜も有ったので長く楽しめる?




加西市晋光寺
一面のシャガの中に一筋の道が、足元に注意して‥‥すぐに引き帰し〜
マムシが出てると危ないからね!今頃は、シャガの花が満開かな〜?
大きなケヤキが芽吹く頃には、一気に新緑、初夏って事ですね〜♪

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