春の芽生え

背景はフキノトウ



久し振りの晴れ間に庭を散策してみると‥‥‥今年も可憐な雪割草が、無事に咲いてくれた〜♪
小さな庭の春は、雪解けといったダイナミックな季節の動きで始まるわけではありません。
冬枯れで少し殺風景な庭は、少しばかりの落葉が小さな草花を寒風から守っています。
そんな乾燥した日々が、南風によって、雨模様の天気が続くように変化する頃
庭のあちらこちらで、花のシーズンを彩る主役達が動き始めています〜!



庭の隅の木立の中で、大きなモクレンの花が咲き始めています。



見上げると沢山の花で知らぬ間に満開だ〜!

シュンラン



花が多いで思い出しました〜シュンランの沢山の花芽!
知らぬ間に花が咲き始めてました〜あっち向いて(笑)

雪割草(ユキワリソウ)



雪割草の花は、清楚で可憐な山野草らし〜い可愛い花!
だから、売場で出会うとついつい買ってしまいがち〜(^_^;
気が付くと、色んな形や色を楽しめる小さな群落に〜♪



群落と言っても、葉が生い茂るような状態ではありません。
一株一株が目立たず、ポツリポツリと生えています。
くすんだ冬の姿の中で、花だけが鮮やかに〜

  

早春に、野生の花に戻ったと思っていたのは、蕾の時に食べられていたようですね〜(笑)
後から、可愛い花が咲きました〜!楽しみだった紫の花もラベルどおりの綺麗な花〜!


スミレの仲間



雪割草に続いて、庭のあちらこちらで、スミレの仲間が咲き始めました。
これは、日当たりの良い芝生の縁で咲く ナガバノタチツボスミレ

 

同じ花であっても、咲く場所で雰囲気が変わっているのは良くお目にかかります。
それが、他の草花に混ざって咲くと、まるで違う花のようにまで見える事も。
ゲンノショウコ(左)、ホタルブクロ(右)から顔だけ出して咲いています〜
面白いな〜と思うけど、本当は、窮屈なのかもしれませんね〜?



冬の間、カバーで守られて箱入り娘となっていた ヒゴスミレ
独特の繊細な葉が特徴で、正真正銘に雰囲気が違う〜



ところが、そんなヒゴスミレと同様の葉をしながら、紫の花のスミレが!
生まれて初めて出会いました〜! ホームセンターのケーヨーD2で
もちろん、即買い〜!ベニバナナンザンスミレ!園芸種なのかな?



良い買い物をしたと喜んで植付けようとすると、さらに楽しいサプライズ〜!
沢山花を付けた立派なポット苗は、株元に子供を連れてました〜!
何かとっても得をした気分〜しっかりと育てて群落に〜♪


色んな実生苗

 

売場の花苗でも実生苗を作りますか〜!本当に自然の営みは、ワンダーワンダーですね〜
いや本当にそうなんです〜!小さな庭でも自然のままに次から次と生まれてきます〜!
左はゲンノショウコ、右はムラサキケマンとタカサゴユリ(長い葉)で、雑草状態かも?


山野草の芽吹き



大きな葉をモリモリと伸ばしているのは、キバナカタクリ
去年は、確か2枚で2花だったから、今年は一体?
この調子でグングン育って、すぐに花が〜♪

 

中には、足元で踏んでしまいそうな芽吹きも〜ツリガネニンジン(左)は、秋の花
レンガ道の目地で育つウツボグサ(右)は、初夏の花だけど、大丈夫〜?



すっかり、春を感じる庭の中で、厳冬時に結氷していた小さな滝の有る上流の池は〜?
滝の飛沫の掛かる抗火石で、イワタバコは、小さく縮んだ冬芽の状態で春を待つ〜
陽射しの当たる土の地面と比べたら、春まだ遠し〜って、環境でしょうか?




同じ流れの中でも、下流に有る前池では、小さな春の芽生えが〜!?
水面の水草は、有って当然として、沢山の双葉が並んでます〜?
岸辺のタデかミゾソバの種が発芽したのは、間違いないけど

 

近付いてよ〜く見ると、水中で開いている双葉に続いて、水底から発芽している様子がバッチリ!
水辺の植物は、さすがはスペシャリストだったってわけですね〜!(^_^; もちろん撤去です〜!



せせらぎが、埋まってしまうと大変なので、順番に水中草引きで処分〜
すると、上流で水底に白い卵の様な物が沈んでいるのを発見!?

  

またまた、近付いてよ〜く見てみると、卵ではなくて、赤い実がなるマンリョウの硬い種の部分でした。
恐らく、水浴びに来た野鳥が戻したか、水洗○イレにしたかって事でしょうが、色々ありますね〜
そんなせせらぎでは、岸辺の草陰にメダカが出てきて、もうすぐメダカの学校の始業式〜♪
小さな庭の趣は、凝縮された自然の景と共に、確かな営みを感じとれる事にもあるね!

春の野歩き

ちょっと足を伸ばした自然の山野には、それでも、小さな庭とは全く異なる大きな自然が息づく
天候が優れないこの時期には、無理な山行は諦めて気楽なウオーキングでエンジョイ!
明石から北へ1時間あまり、広い播磨平野も山に接するその辺りで手軽に散策〜♪



低山の麓とはいえ、里とは打って変わって、まだまだ春の気配が感じられません。
澄んだ水を湛える池の岸辺で、透けた木々越しに冬枯れの山肌を眺める。
野鳥の声も聞こえず、静寂に包まれた空気ながらも冷たさは感じない。



前日に降った里雪の雪解けで、少し水量の増えた自然なせせらぎ
冬枯れの中で、岸辺の緑が春の到来を知らせているような〜?
確かに近付く春の足音、小さな庭にも春のせせらぎが〜♪

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