短い夏 夏の終わり

今年は、夏が一体どうなるのか、そんな心配をしてしまった。
とにかく、梅雨が終わらないというか、普段の梅雨とは違う。
これまでの梅雨と言えば、しとしと曇天が続いたもの。
ところが、台風接近時の豪雨が、何度も繰り返すかのように降り続く。
庭を駆け回るのが日課の室内犬?も
狭い軒下で 「何とかしてよ〜」
その後、夏本番がようやくやってきたのは、お盆も間近な頃!
既に、ツクツクボウシが鳴き始めている〜

度重なる雨に打たれて不完全燃焼に終わったセミや夏の花達。
『季節の便り』もネタ切れで、エンストか〜?
しかも、晴れ間でさえどこか爽やかで、足早に迫る秋の気配〜
そんな気持ちも、相応に移ろう小さな庭が有ればこそ!
短くても夏には夏の趣が‥‥‥
そんな季節の便りを秋風の前に〜♪



夏の花


タカサゴユリ

いつの頃からか、小さな庭のあちこちに咲き始めた天然育ちのユリ
初夏のササユリに良く似た見事な花が、朝日の中でまぶしく輝く
沢山の種からよく発芽し旺盛な繁殖力で楽しませてくれる



オニユリ

ササユリ、タカサゴユリと華やかな仲間達に比べれば、少し地味
実のようなムカゴで増えるので、鳥が運ぶのでしょうか?
植え込みの中で、光を求めてグングン伸びました〜



サギソウ

小さな庭の夏の花の代表というよりも、逆に、山野ではまず見られない貴重な花
もちろん、園芸育ちではあるけれど、小さな庭の中で自然に還っている〜?
せせらぎの湿地は、サギソウの為に作られたと言っても過言ではない
それだけに、自然のままで、毎年、可憐に舞う姿は感慨深いもの


小さな池のたもとに群生するサギソウ
今年も可憐な花を楽しませてくれる
新しく作られた当初のサギソウの湿地
今年で2度目の夏を迎えた
元のサギソウの湿地は、草木の成長により日当たりが悪化
今では、アケボノソウやショウジョウバカマが繁る


夏の生き物達


アゲハ

小さな庭のエトワールには、出演しなかったアゲハ(ナミアゲハ)
こんなに綺麗な蝶を 並みって簡単に呼ぶには抵抗がある
きっと、アゲハを代表するアゲハって意味に違いない



ツマグロヒョウモン

小さな庭で、いつも、ヒラヒラと飛び回っている常連さん
幼虫の食草はスミレ類なので、最適な環境って事



ジョロウグモ

そんな綺麗なチョウ達も、のんびり気ままに飛んでいるわけではありません
小さな庭には、2重3重とクモの巣が沢山張り巡らされ、空間を支配中
その為、ヒラヒラ飛びながらも急反転したりと見事な飛行術を披露
逆に、機敏に飛び回る大きなアブが捕まっていて、ニッコリ〜



ツバメ

網を張って待ち伏せるクモと違って、飛んでいる虫を空中戦で捕まえていたツバメ
小さな庭にウメエダシャクがヒラヒラと沢山飛来した時、縦横無尽の活躍
我が家育ちの若鳥達が、そろそろ帰りの支度を始めています
シレレシソ‥‥何か変?って思ったらファやラは無理〜?



ハクセキレイ

我が家の鳥にも、ちゃっかりと待ち伏せ派がおりました〜!
堆肥舎の入口で、チョロチョロ、パタパタと虫を追います
乾いた堆肥でも、外から虫は次々やってきますから


低山の季節〜



夏の低山は、鬱蒼とした緑に覆われて風通しも悪く、快適とは言えないもの
まして、播磨界隈の山は、正に低山かつ岩山ときているから地獄状態〜
真冬でも大汗必至だから、そこは無理として、六甲山ならいいでしょう
夏の時期、手軽で確実に避暑するなら、ここは太鼓判間違いなし!
お薦めは、登山と違って下山!山上から下向きに裏返し登山〜
戻った車が涼しい場所に有るなんて、逆転勝ちって感じ〜♪
熱気に霞む市街地とは違って、まったくの別天地、天上〜
涼風に吹かれて空に目をやると、乾いた空気に秋の雲
いよいよ、普通の低山登山が楽しい季節が到来〜♪

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