小さな庭のエトワール梅雨時の生き物

小さな庭の梅雨時は、緑が鬱蒼と繁り、複雑な植生が地面から高木まで何層にも重なる
少ないながらも花は次々に咲き、新芽から果実まで豊かな植物の恵みに満ちる
その豊かな植相がせせらぎの水系と合わさり、小さな庭の生態系を支える
綺麗な蝶を始め色んな生き物達が、小さな庭という舞台で競演する
それは、子孫を残す為の命がけの営み、輝く程の美しさ
標本では決して知れない、命輝く孤高の踊り子達
今回も、そんなエトワール達の艶姿を特別に



ムラサキシジミ


ホシミスジ


ホシミスジ



モンキアゲハ


モンキアゲハ


ナガサキアゲハ


タマムシ


ゲンジボタル


アマガエル

エトワール達の舞台


ヒラヒラと優雅に舞うホシミスジは、小さな庭のユキヤナギで育つ
同じくスミレで育つツマグロヒョウモンと共に、小さな庭の住人



時に、はっと驚かされるのが、大きなアゲハチョウの仲間が一休みしている様子に出会った時
じっとしている時の美しさは、貴重な出会いの賜物、標本とはまるで違った命の輝きの美!
大きなモンキアゲハが、暑い日中を涼しい木陰で過ごしています。



やはり木陰で過ごすのは、ナガサキアゲハ 尾羽の突起が無いのが特徴です。



アゲハチョウ達が休息する木陰は、大きなケヤキが作る緑陰に出来た適度な空間
そこは、落葉樹を主に層を成す緑と林床に恵まれ、思わぬ生き物と出会える
カミキリムシ、カナブン、クワガタ、時には山でも珍しいタマムシまで



小さな庭の環境に変化を与えて豊かにしているのが、せせらぎのある水辺
中流付近の綺麗な流れの中で、位置を替えながら戯れるメダカの群れ



せせらぎの上流は、岩を噛み渦巻く激しい流れ。必死に逆らって泳ぐメダカを見つけました。
すると、傍のカワニナを石の陰から首を伸ばして必死に食べるホタルの幼虫を発見!
今年は飛ばずに2年間幼虫で過ごす留年組、他の同級生は卵を産んでいる頃



アップ写真で、ハンゲショウの葉に寝そべっていた同じカエルでしょうか?
満員電車のつま先立ちならぬ、コウホネの葉で垂直休みをして減量中
それとも飛びついたら、重量オーバーで傾いて焦っているのかも〜♪


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