春の動き
 
まるで、冬を引きずっているかのように感じていた長〜い早春のまどろみから、動きは一気に始まった〜!
どうやら、暑いぐらいの馬鹿陽気って日が、冬を耐えた身体にスイッチを入れているような気がする〜?
きっと、暦が進むからというだけではない何かが有る!‥‥‥土の中の動きまではわからないけど。
春本番までにはもう少し〜戻り寒波に凍える日も来るだろうけど、一旦動き出すともう止まらない!
これから初夏にかけての小さな庭は、どこよりも自然の趣に満ち溢れ、命の躍動に包まれる。
こうしている間にも色んな出来事が起こり、見るたびにその変化を感じ楽しませてくれる。
最早、貴重な自然といった意識で接している小さな庭は、ほんの数メートル先に有る♪

 
道沿いのフロントガーデンは、気が付くと花が沢山咲いている〜?
それ程に手間要らずな草花達でも、道行く人を楽しませてくれる。


山野草

山野草の花は、絢爛豪華な装飾というわけではなく、白壁に掛かる絵画のような美しさが魅力
一服の絵が引き立つのは、周りの空間余白が有ればこそ〜しかも、四角い壁でなくていい〜
小さな庭は、そんな山野草の為に在る自然のギャラリー!地植えで放任が基本スタイル!
だから、綺麗な花は、本人の努力の賜物ってわけで、感謝しながら拝見しています。
 

ハナニラ
気化植物だから純粋な意味の山野草ではないけど
園芸品種と違って簡素で可憐な花がそれ風〜
 
ミヤマカタバミ
冬を越した葉は、まだクシャクシャの状態だけど
まるで紙細工のように大きな花が満開〜
 
ミスミソウ
前の便りでユキワリソウって書きましたけど、間違い〜
山野草って、出たり消えたりするんで忘れてました。
 
ユキワリソウ
ラベル以上の花を咲かしたのは、新入りの苗〜♪
果たして、来春はどんな形になるのでしょう?
 
シュンラン
初冬には、地面の中から顔を出していた花芽
高い気温にグングン伸びて、もう開く〜
 
キバナノカタクリ
ユキワリソウの隣で大きな葉を広げてきました
中には、仲良く2つの花芽が準備中〜
 
カタクリ
後輩のキバナに負けじと3年目でやっと2枚の葉が開く
って事は、中から覗いているのは花芽ですね〜
 
セツブンソウ
昨春に勢力を半減させていた親株は、終に消滅〜
種を蒔いてて良かった〜!って、大丈夫〜?
 
スミレの仲間
小さな庭に春の訪れを知らせてくれる山野草と言えば、スミレ!
色んな種類が、それぞれに相応しい場所で可憐に咲く〜
自然の芽生えは、平地よりも厳しい環境がお好み?
  
箱入り娘のヒゴスミレとガレ場のタチツボスミレ 落葉に埋もれるニョイスミレ
石垣のナガバノタチツボスミレ 石組みのタチツボスミレ
木陰で朝日を浴びるタチツボスミレ
小さな身体に似合わず、精一杯の大きな花を2つ咲かせて
野山での出会いと何ら変わらない山野草の趣が!
 
植木鉢の隅のノジスミレ
箱入り娘に劣らず5つ目の花芽も準備中
お零れで液肥をちゃっかりもらえます〜
 
海外派遣(道路際)のタチツボスミレ
コンクリート塀とアスファルトの境目で健気に咲く
こんな厳しい環境もスミレでは普通な光景〜
 
海外派遣の大部隊〜?!
同じ塀際の厳しい環境の中で、この株だけはどうしたんだろう?
夏は灼熱地獄でカラカラ、土中の養分も果たして‥‥‥
まるで、ど根性って条件なのにパンジーも顔負け〜♪


小さな生き物

早春の頃は、花が咲いても訪れる虫もいなかった小さな庭にも強い陽射しが差し始め
気が付けば、カサカサと落葉の下の虫を探すシロハラやツグミも北へ帰ってる〜
それを知ってか知らずか、啓蟄から遅れて常連さんが今シーズン初登場〜♪
 

地際の草陰から日当たりを求めてロッククライミング
 
お腹をベッタリくっつけて、日なたぼっこに突入〜
 
少しして覗いてみると‥‥‥陽射しが強過ぎたみたい〜♪
 


春のせせらぎ

寒い冬の間は、生き物達の越冬の為に手入れを控えていたせせらぎと小さな池
その為、大きく育った水草や藻で流れは淀み、水質も低下した状態かも〜?
これから水温の上昇につれ、活発に動き出すと手が付けられなくなる〜
とは言え、ほぼ自然な生態〜!って事で、少しずつ段階的に手入れ
 

多くの生き物達が、深みのある前池や小さな池で越冬中
そこから流れに遡上してくる時に一番最初に通る所
そんな小さな淵を埋める水草を掃除しました。
 
淵や瀬に岩陰?変化に富んだ流れが復活〜!
 
深く淀んだ前池から見ると夜が明けた〜って感じ?
 
早速、ヨシノボリの子供が様子見に〜
 
メダカの子供も無事に冬を越していました〜♪
 


バードウオッティング

ホー ホーホケッ 家の近くで、ウグイスの初鳴きが聞こえてきました。
そろそろ、冬の楽しみ”居ながらバードウオッチング”も終盤です〜
そんな折に、今までにない出来事がありました〜!

花の撮影中に頭上のモクレンにヤマガラが初登場?
窓越しでなければ、やっぱり綺麗だ〜!
 
同じモクレンの蕾が膨らみ始めた頃
窓からふと眺めた様子が変?
 
妙に黒っぽいな〜って思ったら、ヒヨドリの大群〜!
次から次と蕾を突いて食べて居座ってます〜
 
もしや、温泉グルメツアー?どこの社会にもいるんですね〜って失言
小さな庭で我がまま三昧なのは、常連とは違う北帰りの団体さん
モクレンを食べては、綺麗になったせせらぎで水浴び〜!
 


菜園

土が目立つ菜園には、一気にトウが立ってしまったコマツナの黄色い菜の花が咲く

毎年の事ながら、ブロッコリーの葉は、常連のヒヨドリに食べられボロボロ〜
 脇芽の分は残せよ〜!この調子だと夏野菜の準備に早く取り掛かれそう
 


春の散策

我が家の近くには、山と呼べる程の山が無い代わりに日本一を誇るため池密集地〜!
中でも、稲美町は、県下一の加古大池を筆頭に大きな池が散在するため池王国
広々とした水面や景色を眺めながらのウオーキングは、この時期ならでは!
晴れた日でも少し冷たい風を受けつつ、土手を数キロも快適にお散歩
大きな池を一周すれば、360度に変化する景色が見渡せる〜
 

加古大池

道路から見上げるような土手に囲まれた池は、複数の大きな池の集合体で成り立っています。
その為、遠くの景色もバッチリ、また、内部にも複雑に土手があるからウオーキングを堪能!
 しかも、ウオーキングしながら、次のテーマを見つけました〜  続々)低山登山〜♪
 
城山 (加古川市)
加古大池の真北に台形のような形をして目立っています
山頂の辺りがポシャポシャとどうなっているのかな〜?
 
紅山 (加古川、小野)
驚きました〜こんな街の近くにパラグライダー場が!
それにしても、失敗が許されない短さです〜(恐)
城山より少し東寄りに続く山は小野アルプス
あの斜面は、まるでスキーのジャンプ台?
 
斜面の下に辿り着きました〜池から見えてたそのままや〜!
行くか止めよか躊躇するのも今の内って斜面です〜(恐)
全身を使って一気に登頂〜!決して、途中で振り返りたくない景色はまさにジャンプ台!
すぐ足元は、切り立って見えません〜!まるで二次曲線ってやつですか〜?
オートバイジャンプの達人なら山陽自動車道を飛び越せるかも?(恐)


桜の開花が早いと話題ですが、4月以降になった方が何かと都合が良いでしょうね〜(笑)
さて、自然の営みは人間の思惑通りとは‥‥‥果たしてどうなりますやら?
でも、確実に言えるのは、次の便りは早いって事でしょうか〜!


春の動き番外編

う〜ん、いい香り〜〜♪
液肥の具合は、どうかな〜?
OK〜!直接かかると良くないからね!
園芸って、頭だけじゃなくて体力も使うな〜

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