梅雨 から 夏 へ

梅雨から夏へ



最近、何でもかんでもエコエコって話題にするし、異状って言える位に社会の優先順位も高まっている〜!
しかし、地球環境の変化には大きな自然のサイクルも有る訳で、全てを人為的な原因に求めるのは?
特に、化石燃料の使用が目の敵のようにされて、食料や飼料でバイオ燃料を作ってしまったり‥‥‥
その挙句に、電気がエコって、原子力発電に辿り着いたり、自然の風を大きな羽根で奪ったり〜!
かつて森林が破壊しつくされた大地に、累々と太陽電池パネルを並べている国が先進国だと?
何の利害が働いている?にわかエコ論議、似非エコ活動、「いい加減にしなさい〜!!」
もし、風力発電がエコというなら、ビル風のような人為的で有害な風を利用しないと〜
太陽光発電をしたいなら、建物の屋根や屋上に限って設置を推進して下さい!
ヒートアイランド対策って、下手な屋上緑化なら水やりはポンプアップか?
おかしなエコブームで、無駄や無理を生み出さないようにしましょう!
シンプルイズベスト!そして、出来れば自然との共生を図って!
そういって、軒先が語りかけてきます〜浅知恵は一利なし!




梅雨から夏にかけての蒸し暑い時期に、とっても有難いのは深い軒ですね〜♪
日本の住まいの原点とも言える軒下空間は、間違いなくエコな生活の知恵!
ところが、今では、そんな空間も思い出の中にしか存在しないのかも?
8畳の間を6畳にすれば‥‥‥間取り優先から心地よい空間作りへ
物を減らしたシンプルな生活が、自ずとエコライフを生み出す〜


大きなパーゴラが生み出す日陰のデッキは、涼しい風がそよぐ快適空間
お気に入りのボールと昼寝をすれば 楽しい夢が見れそうですね〜



意外なほど爽やかだった初夏から、ダイナミックな梅雨へと季節は移り、さらに夏の陽射しへと
季節の移ろいは、少し緩やかだったように感じるけれど、月日の流れは速くなる一方!
既に7月も後半〜!これからは、セミの喧騒と共に暑い日本の夏がやってくる〜
想像したくもない夏の厳しい暑さ、でも、それをしのいでこその秋の訪れ
茂り過ぎた木々も剪定し、緑陰と風通しのバランス良く環境整備
パーゴラにタテスを広げて、小鳥小屋にスダレを吊って〜
おや〜予告どおりに、マイペースでお昼寝中〜♪
では、その間に、その後の様子を御覧あれ!


庭の花々

初夏から梅雨、そして現在に至るまで、次から次に咲き続けて楽しませてくれるホタルブクロ
上から下まで、鈴なりに咲く個性的な花は、とても山野草とは思えないような大きな花
その足元では、次々と子株が育って増殖中〜小さな庭を代表する花と言えるのかも
その他にも、意外や沢山の種類の花々が、緑一面の夏の庭に彩を添えている

ヤマホタルブクロ ホタルブクロ



山野草花壇ではウツボグサとオカトラノオが競演中
1年で地下茎が伸び、自然な群落の趣を見せます

ウツボグサ オカトラノオ
ウツボグサとオカトラノオは、沢山の花が順に咲き続ける為、長い期間楽しませてくれます。
 

端まで来る内に葉っぱが出ちゃいました〜!
端まで辿り着くのは何日後?

ヤマジノホトトギス
庭の奥の日陰で、ホトトギスが可愛い花を楽しませてくれます。
山では夏の終わりの花が、平地では忙しく次々と咲き急ぐ〜

 
丸い蕾が膨らんで、芸術品のように上品で高貴な花
シャラは、ツバキとそっくりの花の形からナツツバキと呼びます ツバキと同様にそのままの形でポロリと落ちます


その他の花々

ガクアジサイ シモツケ ビョウヤナギ
クチナシ コマツヨイグサ ユリ
ナツズイセン ドクダミ ムラサキカタバミ
モントブレチア ユウゼンギク ウチョウラン
ヘビイチゴとハツユキカズラ グラジオラス スミレのタネ



小さな生き物達

この時期の一番の主役は、やっぱりアマガエル
と言っても、毎回そうみたいなんですけどね〜♪
本当に沢山居ます!一体、何匹いるんだろ?

シャラの葉の上で アメリカハナミズキの幹の上で

アマガエルの色や柄が、周りに合わせて変化するのは凄いよね〜!
それは、じっとして身を守る為に進化してきた技と思っていたけど
その為か大抵の場合、身を伏せたり座っている姿を見かける



だから、こんなにもアグレッシブな姿は珍しいでしょ?
 
せせらぎ源流でロッククライミング 小さな池の畔のウメモドキで

もしかして、忍者も真っ青な術使いかも?見る目が変わった?
 

ところが、そんな忍者ガエルが恐れる最強の忍者が!
アオダイショウは、音も無く足元の茂みから樹冠まで
一瞬でも、目をそらすとその存在が消えてしまう!
とぐろを巻いて小さな草陰で睨みをきかせたり
木から木へ、魔法のロープのように渡り歩き
小さな庭の食物連鎖の頂点に君臨する

アプローチの縁で ヤマモモを登る

芝生で毎日の食事に忙しいのは、ムクドリの群れ
ハッカチョウも混じって、数家族がギャーギャー
バッタ、コオロギ、ミミズにコガネムシの幼虫
食べても食べても、尽きないみたいです?


芝生のムクドリ

その頭上では、ギーギー、キッキッ、とコゲラが餌探し中
慌ただしく動く中で、貴重な1枚が撮れました〜!
遠くの森から、遥々と飛んで来てくれるんです


ケヤキのコゲラ


この時期ならではの小さな生き物との出会いは?

庭のあちこちで、バッタがピョンピョン飛び跳ねます。
屈んで見ると、黒い小さなコオロギの赤ちゃんも
さらに、場違いって思える物まで居ました〜!
益々、豊かになっているって事かな〜?
否、これは間違いなく珍客でしょうね♪

ショウリョウバッタの子供 ヒラタクワガタのメス



せせらぎの生き物達



このまま、海まで流れて行くのでは?そんな雰囲気に満ちたせせらぎの姿
水の流れや湿地は、周囲に潤いを与え、山野草達が自然のままに育つ
水の中では、小さな命の営みが当り前のように繰り返されていく〜


いつも早春に見られる金魚の産卵が、梅雨時にも有りました。
バシャバシャと浅瀬で身を乗り出して、体を寄せ合います。
普段、チョロチョロと涼しげな水辺が、暫し大騒ぎに〜

浅瀬に産み付けられた沢山の金魚の卵
このままでは、育つ事は有りません。
クチボソシマドジョウには、思わぬご馳走となりました!
源流近くの上流で育つカワニナの赤ちゃん
下流ではハゼや金魚に食べられます
前池の淀みで育つメダカの赤ちゃん
蚊よりも小さいけど、逞しい生命力
この時期、せせらぎの掃除後は、バケツで様子見をします。 やっぱり、メダカの卵が産み付けられていましたね!



菜園の様子

気温もグングン上昇し、野菜苗は一気に大きくなりました〜!
適度にまとまった雨も降り、楽してここまではきた感じです
しかし、これからの夏は乾きとの戦い!菜園は忙しい!
水やりに追われると同時に、収穫にも追われる〜♪
そんな菜園を楽しみにしているのは、誰かな〜?



キュウリ(左)とミニトマト(中)ツルナシインゲン(右)
手前はレモンバーム

どこからか、チュンチュンと大きな声が聞こえてきます
旺盛に育ちだした菜園が、一層賑やかに感じます


巣立ったばかりのスズメの雛


足元のスズメの雛を探していると、奇妙な穴が開いてます。
カラカラに乾いた畝の斜面、猫が踏んづけたのかな〜?


こちらも、じっと乾きとの勝負みたいです〜


土の中のトノサマガエル


家の近くの様子

小さな庭の小さな生態系は、周囲の大きな環境に育まれています。
周囲は、緑と水が溢れる豊かな田園地帯で町のような田舎!
少し歩けば、まるで水郷地帯か?って思う程の景色です〜
こんなに水に囲まれた暮らしは、都会では有り得ないもの
この環境が、永〜く守られていくと良いんだけど‥‥‥


この水辺で、収穫した野菜を洗っていたのかな〜?


少し前に田植えされたと思ったら、あたり一面が緑に包まれています。
周りの田んぼでは、水辺の鳥達が、やはり当り前に食事中〜
カルガモ、アオサギ、コサギ、キジ、ケリ、コチドリ‥‥‥
水が張られた田んぼは、自然の湿地に代われる場所
コウノトリこそ居ないけれど、貴重な生態系です!

 




暑い熱い〜!と言うのも、考えてみれば、この先1ヶ月余りの事では?
何度か台風が接近するとかしながら、ピークは過ぎて行くような〜
夕立とかを楽しみにしながら、小さな涼を求めて過ごしますか〜

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