秋の出来事


10月も半ばを過ぎて朝晩も随分涼しくなり、すっかり秋の気配となりました。
今となっては、今年の夏は暑かった〜!って言うのも、随分遠い昔の話のようです。
でも、カポックに初めて花が咲いて結実し、ノウゼンカズラも初めて豆が出来ました〜!
どちらも、我が家で25年程育った木ですから、余程の環境の変化だったのだと思います。
それだけ厳しい夏だったという事でしょう。もしかすると、本当に亜熱帯に近付いているのかも?
とは言え、すっかり秋なんですから‥‥‥バタバタと忙しい合間を縫ってそんな夏のダメージケア!
庭にはびこった雑草?の中から雑草!だけを抜いたり、せせらぎの周りをスッキリ風通しよくしたり〜
 庭の手入れをしていると、まるで山の中に居るような気分!それも山野草が育ち、せせらぎがあってこそ
本当の自然よりも自然らしい〜かと言って、決してジオラマなんかではない!って言えるような趣がある〜


例年になく沢山の実がついたアメリカハナミズキ


 
カポックの実とノウゼンカズラの実

ハナミズキの下には、せせらぎを守る草木が生い茂る

 
背丈程の高さがある赤い実を付けたウメモドキと競争するのは、ゴマナやアザミ
さらに、その足元で繁茂する山野草は、ミゾソバやスミレ、ゲンノショウコ等々
園路のレンガ一つ分を隠しながら、せせらぎの自然な水辺を生み出す


 

キク科のゴマナも小さなミゾソバの花も、沢山の花がまとまって咲くので存在感があります。




これは、オニアザミでしょうか?どれも、庭で咲かせるような花ではありません〜
でも、山野で種さえ採ってくれば、簡単に咲かせる事が出来るんです!
恐らく、この先は、増えすぎて困る事になるんでしょうが‥‥‥
それが雑草の雑草たる所以、いらない分は抜けばいい〜♪
 
 


せせらぎ掃除では、手入れの是非はさておき、気をつけなければならない事があります。
それは、ゴミ?と一緒に生物を捨ててしまわない事。カワニナが落葉の裏に居たり
落葉だけではなく、根の間にも貝やヤゴとかエビとかが隠れていますから。
それで、バケツで暫く様子を見るとか、簡単な物でも水ですすぐとか〜
 

せせらぎの様子


せせらぎでは、金魚だけでなくメダカの子供も沢山増えています。
うっかり、ゴミを網ですくうと、やはり一緒に捨てる恐れが〜

せせらぎの全景‥‥源流部(写真左)から小さな池(中央奥)へ流れる



フィルター池の様子


せせらぎの水質を保つのがフィルター池の役割です。でも、水系を複雑にする効果も抜群!
流れ落ちる水音とともに、秘境の滝壺みたいな深山幽谷の趣が生まれています。
小さな池から遡上したカワニナやヨシノボリが自然のままに暮らしてますよ〜♪


まだ暫くは、気持ちの良い秋が続き、厳しい夏越えをした庭を癒してくれるはず。
自然よりも自然らしい庭?となりつつある陰には、自然の淘汰も働いている。
鉢から地植えして、そろそろ根付きだす頃かな〜って時に、バッタリとか
種から発芽後、ようやく勢いづくかな〜という所で消えてしまったり〜
そういった中で、生き残った草花は、健気で可愛らしいものですね♪
狭い庭の複雑な条件の中、その微気候や微条件に適応している。
芽生えたり枯れたりしながら、より良い生き場所に辿り着いて〜
それぞれが関連し合って一つの調和、生態系を織り成していく。
それは、まさに、かけがえのない自然その物!自然界です〜
小さなせせらぎの周りから、再度、自然の大切さを感じます!


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