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ポストの改修事例です |
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いつも思っているんですが、ポストは表札とともに家の顔。
社会との大切な接点です。
ところが、案外と粗末に扱われているのが実情ではないでしょうか?
郵便屋さんは文句をいいませんしね!
しかも、最近では郵便物も大きく変わってきています。
宅配便メールでぶ厚いカタログが送られてきたり、新聞も折込チラシで本の様に分厚くて‥‥‥
是非、これを機会に我が家のポストを見つめ直してみませんか?
おかしな暗号が書き込まれたりもあるそうですし、決して郵便屋さんだけの為でもないですよ!
これが改修されるポストの表の様子。
ミルクボックス付のオールステンレスタイプ。
当時でも、照明付きやインターホン付きもありましたが‥‥‥
でも、最も壊れ易いインターホンにお付合いで、埋込みポスト交換なんて嫌ですからね〜!
そういう事で、設備はすべて独立式。
しかもこのタイプが良いのは、口金に扉が無いので壊れ難い点。
その狙いどおり、20年以上頑張ってくれたんですよ〜!
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これが裏蓋です
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樹脂製で上から下向きに丁番で吊られています。
下側のマグネットキャッチでピタッと閉るようになっています。
蓋は、毎日開閉するものだけに、いつかはこわれます。
ステンレスの本体にリベットで取付られていた丁番がとうとう外れました。
実は、1ケ所目は1ヶ月程前に外れていました。
でも、ちょっと不便な中で使っていたんです。
そして、ついに3ケ所ある丁番の内、2ケ所が外れて降参です。
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蓋を取外したところ |
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残り1ケ所もどうせ簡単に外れるだろうと、何気に引っ張ってみると‥‥‥
これが、ガンとしてビクともしません!
大体こういった目には、よくあいます。
強く引っ張ていると本体が裂けそうになるので、ドリルでリベットを抜くハメに〜!
たぶん、最後の1ケ所であと10年は頑張っていたかも?
で、残った本体がこれ!
まだまだノープロブレム、これからも頑張ってもらいましょう!
もし、ポスト本体を取り替えるとしたら?
これがなかなか大変!
簡単に抜けない場合が多いです。
アンカーが仕込んであるのではなくて、モルタルの接着力とか摩擦力が要因です。
少なくとも、表裏両面の縁を縁切りしてから作業にかからないと周囲にまで影響します。
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バージョンアップ! |
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蓋が壊れたので、作り直して取付けというのでは面白くありません。
これを機会に容量アップさせる事にしました。
余りのコンパネでチョチョイと!
縦横50センチの奥行き20センチ程のサイズ。
元とあわせれば、およそ4倍の容量に大変身! ポストの蓋を取外したところにはめ込んで取付ける拡張箱といった構造です。
郵便物が触れる下側の受け口と底板は、パネコートを使用しています。
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こんな感じで |
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試しに出来上がったボックスを引っ掛けてみました。
取り合いはもちろん、開口部の大きさ等が使用上問題ないか最終確認します。
この後、耐久性とメンテナンス面の簡単さを考えて外装を施します。
その結果、0、2ミリ厚のアルミシートに決定。
アルミにしたのは、加工が楽だから。
しかも、薄い程安いし、アルミならタッカーも打てますから。
強度は、コンパネで充分あります。
それなら、薄くて貼り易い方がいいに決まっています。
さらにノリ付きシートなら、綺麗に貼り易いですがかなり高くなります。
そんな事で、ノリ無し分をタッカーで貼る事にしました。
重ね継ぎは、出来るだけ少なく、そして鎧のように下から上へ重ねて貼ります。
タッカーは、ボックス内面へ折り曲げたところで打ちます。
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受け金具は棚受け |
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こういった場合の受け金具といったら、一番に思い浮かぶのがL型タイプです。
でも、しっかりと重量を支えるには、たな板受けが種類も多くて便利です。
そんな中から、安くて長持ちして加工もし易いアルミ製を選択。
ネジ穴を開け直すのも簡単、メンテナンスも必要なしと良い事づくめです。
振動ドリルで下穴を開けてから、カールプラグを打込んでビス止めして取付けます。
取付け部が、タイルでなければノープラグビス(青色の分)を直接ねじ込む事も可能です。
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取付け準備完了 |
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棚受けを2個取付けたので、これだけでも40Kg支えれるという計算です。
今では無用のミルクボックスも、カレンダーを丸めた様な筒状の物を入れる際に活きてきそうです。 |
合体です |
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ポストの拡張箱を受けに固定し合体させます。
外装は、ノリ付きならもっとピシッと決まるはず〜
作業も楽ですし、予算がある方はそうして下さいね〜! |
コーキングで雨仕舞い |
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元のポストとの接合部分は、シリコンシーラントでしっかりと防水します。
ぐるり4辺の中で、下の部分は後からでは充填出来ませんので、予めタップリと塗っておきます。
内側にはみ出た分は、均すなり拭き取るなり忘れずに。
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Cクランプでサポート |
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シリコンシーラントが硬化するまで、約1日程度はかかります。
その為、接合部をクランプでサポートしておきます。
本体底板の折返した立ち上がり部分とボックスを挟んでいます。
実は、この部分をクランプの様に金具で固定しようかとも思ったんですが‥‥‥
郵便物を取る際に邪魔になっても困るし、シリコンシーラントの接着力は強力って事で何もしない事に決定。
たぶん、将来、引っ張がす時には大変な事になるぐらいのはず〜?
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蓋を取付け |
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蓋は、ポリカーボネート板にアルミモールをリベット止めで出来ています。
取付は、ステンレス丁番で左右開きとし、ローラーキャッチでパチッと閉めます。
把っ手は、アルミ無垢のを選択して素材感を統一しています。
蓋とボックスとの接点には、防水ウレタンシールを貼る事で雨の侵入を防ぎます。
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出来上がり |
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郵便屋さんは、口から入らない物は、蓋を開けて入れてくれていました。
これなら、ちょっとした小包程度なら楽勝です。
でも、その前に驚くだろうな〜
だって、表は何にも変わってないんだからね!
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完成! |
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大きなボックスが、外装のおかげでまったく目立ちません〜!
ほとんど忍者状態!
これならそんなに目障りって事もないかもね? |