事例紹介

 

テーマ
写真 内容
 
 畳からフローリングへ


畳の良さは、断熱や調湿、足腰への負担軽減等を含めて安全性、そして、吸音遮音性!

日本古来の畳は、ほとんど良い事ずくめ!
くれぐれも安易には‥‥‥覚悟して改装〜




表替えの時期をとうに過ぎている〜!
和室の床と言えば畳敷き。
畳は、日本古来の優れた建材!
しかし、
定期的に手入れをしなければなりません。

裏返し→表替え→裏返し→‥‥‥新調

普段の手入れは別として、この手入れは畳屋さんにお願いするしかありません〜!
家具を動かしたり、暫く畳を預けたり〜
‥‥‥傷んできても、ついつい先送りになりがちです。
かといって、カーペットを敷いてしまうとすべてが終わり〜!

畳をフローリングに!
それは、≠ 「和室から洋室に改装」
そう、もっと気軽に床材だけを変更すれば〜


もし、和室を洋室に改装するなら、床だけでなく壁、天井、そして建具まで手を加えなければならない。
もちろん、それが目的、すなわち「洋室が必要!」という事であれば‥‥‥
ところが、「和室で良いけど、畳は困る!」という場合も起こり得る。

例えば、使用頻度が高くて消耗が激しい場合、アレルギー問題で環境因子を改善したい場合、室内犬による損耗などペット関連による場合、家具の設置など部屋の使用目的が変更される場合‥‥‥etc

畳の上で横になる〜♪
その思いと現実の要求をしっかりと天秤に掛けて
もう後には戻れない〜!と決意が固まったならば〜
プランニングスタート!せいぜい良いものにしましょう!!

畳を撤去する前に考えておく注意点は、処分の方法について。

自治体によって処分の取扱いが異なる為、事前に確認してみて下さい。
また、畳屋さんにお願いする場合には、畳の種類や数量、持込や引取りの条件を基に事前見積もりを出してもらいましょう!
 
意外と分厚いでしょ!
内装ハガシと畳側面
普段、畳の断面を目にする機会は、少ないはず。
店頭で見るとすれば、ユニット畳等の置畳(畳風床材?)ぐらいだから本物の厚みには驚くかも?
これは、およそ6センチ!
縁(へり;布の部分)の下側にまだ数センチ分有ります。

処分する畳なら、丈夫なマイナスドライバー等で起こしても構わないけど、内装ハガシが有れば簡単。
仮に、普段の手入れで起こす場合は、厚紙等で保護をしながら丁寧に。
また、元通りの位置に戻せるように注意が必要です。
畳裏側の名前を向きもそのまま下地に転記しておけば確実!

この名前の意味は、本題では無いので省略しますが、六畳や八畳、東西南北や中といった部屋と位置の情報を組合せて書かれています。
もし、畳の敷かれている位置や向きが変わると元通りのように綺麗に納まりません。
 
隙間が空いてたり 畳と接する壁際には、畳寄せという薄板が張られています。
では、畳の厚みに隠れて見えない部分は如何に?
これは床に限らずとも、見えない部分は仕上げされてませ〜ん!

写真では、畳の接する断面が左下隅から右上隅に続いています。
その左端の部分が押入れの敷居部で、戸当たりの次に有る短い部分が畳寄せ。
ここまでは、いい感じ〜だけど、その続きは、空洞!
ここは、押入れに続く箪笥置き場で板敷き部分。
下地のベニヤまで、しっかりと厚みが有ると思っていたら、下駄で浮かしてありました。

畳敷きで見た目は、ぐるっと仕上げ材が廻っていたとしても、底まで続いているかは?って事。
こんな隙間を隠す為だけではないけど、新しい床面の高さを元の畳面に揃えるのがポイント。
その事で、床以外の部分に手を加えなくて済む。
その為には、事前に畳の厚みを知っておく事。
予め、畳の隙間に薄い定規を差込んで厚みを測っておく。
厚みがわかれば、新しい床の構造がそれと同じようになるかを考えれば良いわけ。
実際には、前後多少のズレは許されるだろうから、例えば、6センチ+−5ミリ(5.5〜6.5センチまで可)と記録。

もし、この厚み(仕上がり高さ)を変えるのであれば、畳を起こして確認しておいた方が無難です。
 
根太と言うよりも?
27×60ミリの米松桟木
畳の厚み約60ミリに対する新しい床の構成は?

下から順に、根太27ミリ、下地合板12ミリ、遮音ラバー4ミリ、フローリング12ミリ、合計55ミリ。

根太とは書いているけど、実質は調整材と言える程度の物。
でも、そのお陰で断熱材を敷き込む事が出来ます。
既存下地組みに直交する方向に寝かしてあります。
取付けは、全面シーラント塗布に加えて下地交点へのビス打ち。
イメージ的には、半分浮きながらの全面接着!
構造的には余力となる2重床と言うわけで、根太間は45センチピッチ。
それと他に、最低限度のパネル繋ぎ材が有るだけ!
床面の剛性的には不十分だけど、適度なしなりによる柔らかさを優先。

家具を置くわけでもなく、人と室内犬が歩くだけ〜♪

 
断熱と言うよりも?
マグボードの厚みは25ミリ

これも、断熱材とはいえ、入れる目的は吸音!
床に物を落としたり、スリッパでペタペタした時のような高音を減衰してくれます。
こうして合板が無い状態だと、部屋の響きがまるで違います。

ワッハッハ^ 語尾が全く響きません^♪
簡単に切れます マグボードは、グラスウールがボード状に成型されているから取扱いが簡単。
使用分は、コンパネサイズで1枚800円弱。
オージョイフル稲美店で店頭在庫有りました〜♪
かさはでかいけど、軽くてしっかりしており数枚重ねでも持ち運びは可。
寸法に合わせてカッターで簡単に切断出来ます。
しかも、持ち運び時も含めて、繊維の飛散も少ないのがグッド!

もし、普通に断熱材として使用する場合は、防湿シートの併用が必要です。
 
ネジ打ちがベター 下地用合板の取付けは、根太間が広いだけにビスでかっちりと。
コーススレッドビスは、一応、周囲100ミリ、中150ミリピッチ。
これだと1枚につき70本近くにもなる為、ACインパクト(100vコード式)が必須です〜
(余談)この場合は?
スタイロフォームの厚みは25ミリ
この写真は、1階和室での事例。
これも同様に2重床となる構造です。
1階が2階と異なる点は、階下への防音という問題が有りません。
そこで、さらに扱いやすいスタイロフォームを使用しています。
サイズは、同じくコンパネサイズで、同様にカッターで簡単に切れます。
スタイロフォームを入れる事で、断熱性能が向上するだけでなく、床面の剛性面でも少し期待出来るのでは?

もし、普通に断熱材として使用する場合でも防湿シート無しの単独で可。
下地材にきっちり隙間無くはめ込む為には、僅か大き目にカットします。
 
遮音は抜かりなく 下地合板を張った上には、全面に制振マットを敷き詰めます。
これは、床板自体の振動を抑えつつ、グラスウールよりも低域の遮音効果があります。
この制振マットは、高山化成という専門メーカー製。
サイズは、4ミリ厚で455ミリ×910ミリとコンパネの1/4。
加工は、これもカッターで簡単に切れます。
やはり、オージョイフル稲美店で店頭在庫ありました〜♪
1枚500円弱と遮音シートよりは高めだけど、効果は絶大なハズ〜♪
とにかく、後から出来ない部分だし、優れた畳からの変更ですから!
 
いよいよ仕上げ 仕上げに張ったフローリングは、ヒノキ無垢の集成材。
12ミリ厚の実加工品で、これはインターネットで購入!
ホームセンターってわけにはいきませんでした〜(残念)

床だけのやり替えとなれば、床材のデザインや雰囲気こそがキーポイント!
節有りの羽目板から、樺、桜、‥‥‥コルクフローリングまで。
色々と探した結果、やっぱりこの床材が現状にベストマッチ!

どんな床材が最適なのか、各部屋の雰囲気に合わせて〜

フロア釘で下地に固定し、周囲はベニヤ色の室内用シーラントでカバーリング。
洋室と違って幅木を廻すわけにはいきません。
 
完成!
周囲との取り合いも畳と全く同様に!
 
無垢とは言え、集成材による新建材的なデザインが、大壁造りの今風和室にピッタリ!
まるで違和感無く仕上がりました〜!
板の間の和室と言えば、昔なら畳が上位だけど、むしろグレードアップした感じ〜
ちょうど、踊りのお稽古場って雰囲気です〜♪

この事例は、2階という事もあって、仕上がり前後の床の高さともう一点、確認しておくべき事?
それは、重量面の事。
これは、決定的な条件ではないけど、過度な重量増は良くないでしょ!

実際には、6畳間で比較すると大人の体重一人強に値する程度の重量増加です。

(参考)
畳1枚が22.5kgで合計135kg

下地ベニヤ8kg×6枚で48kg、根太23.5kg
フローリング1.6kg×36枚で57.6kg
制振マット3.4kg×24枚で81.6kg
合計210.7kg
以上は実測
(断熱材、ネジ、コーキング、ボンドについては、省略)

 
DIY事例紹介トップ  ホーム(家)事例集

Copyright  2001-2008  Makoto Nagai. All rights reserved.